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投稿者:kuni - この投稿者のレビュー一覧を見る
宿野かほるさんの
”ルビンの壺が割れた”
最近読んだ小説は5時に夢中!のコーナー、中瀬親方のエンタメ番付で紹介された本ばかりで、久しぶりに自分の感性に従って小説を購入し読了。
最後のページは一行だけ。けっこう強烈な文でしたので内容が気になりました。心理学を学んでいたのでルビンの壺にも引き寄せられました。
男性がフェイスブックで同級生に友達の申請をし、その後はフェイスブックのメッセージでのやり取りで構成されています。
まさにルビンの壺が割れるように、ファー!という結末と感想を持ちました。最後のあの一文にそう辿り着くんだと。
今日買って1日で読み終えました。
ページ数的にも内容的にも一気読み。必読です。
紙の本
ルビンの壷が割れた感想
2017/09/27 15:04
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:右ソルデ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。
最後の一行への集約の仕方が凄い。
紙の本
これは驚いた
2018/12/05 18:49
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投稿者:タダノマイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一般的な小説とは異なる、登場人物同士のメッセージのやり取りを文にしていて面白い方法だと思った。
どんどん読んでいくうちにそれぞれの過去がわかるので、わかりやすい。最後はなかなか驚く展開だったのでまさに壺が割れたような気持ちでした。
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投稿者:tomo - この投稿者のレビュー一覧を見る
めっちゃ裏切られた感があって面白かったです。人に薦めまくってます。一気に読めて楽しかったです。何度も読み返しました。
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ネットでの大々的なプロモーション(炎上狙い?)があり、期間限定で無料で読めたので読んでみた。
SNSでのメッセージのやり取りだけで進む形の小説。ある男が、たまたま始めたSNSで過去に付き合っていた女性を見つけてメッセージを送ったが…という展開。
ミステリのネタが正直そこまでびっくりするようなものでもなくて、「プロモーションの煽りは過剰じゃないかな、これだと炎上するんじゃないのかな?もしかして、最初から炎上狙い?」という感想。
出版の際には修正が入るとのことだが、おそらく話の核心部は変わらないと思うので、無料で読んだ人が出版されたものを買うかどうかは微妙だと思う。
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30年前の結婚式前日に失踪した、元婚約者のSNSを偶然発見した男が、SNSを通じてやり取りする形の小説。
帯によれば、衝撃的な結末を迎えることが約束されていたのだが、別にそれ程のことも無い。
男が既に警察のご厄介になっていることは、資料が押収されたままである事から判っており、危ないやつなのだろうと思って読んでおり、失踪の真相もそのあたりの事情だろうとは想像できる。
そしてお互いその事情を最初から良く判っていながら、初期のやり取りでは無邪気に過去の良い思い出話を語り合っており、リアリティが無い。ただ単に読者をミスリードさせる為だけの工夫であろう。
すぐ読み終わるので、時間の無駄感は少ないことが救い。
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帯でかなりハードルを上げられた分期待値よりは…というところが正直な感想。
だが、物事を一面だけから見てはいけない、という意味ではタイトルは秀逸かと。
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「この小説、凄すぎてコピーが書けません。とにかく読んでみてください!、ネタバレ厳禁」という本の帯とネットでの大々的なプロモーションにより、1カ月半で4万部に達した全く無名の新人としては異例のヒット作。
フェイスブックのメッセージのやり取りだけで進む形のミステリー。
面白かったが、斬新、凄く驚くというほどではなかった。
真相がわかったら、もう一度読みたくなる本ではある。
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たまたまFacebookでかつての恋人を見つけて思わずメールした。何かの理由で結婚式をエスケープした彼女と、30年の時を経て懐かしい話についてやりとりして…と思っているうちにどんどん不穏な方向へと転がっていく。
決定的な「何」かを避けたままつづくやりとり。狂気の後出しじゃんけん。
読みながら考えていたオチは、2人は解放病棟の入院患者。徐々に妄想が上塗りされていく、というのか、男が入院患者。本人は自覚なく二つのアカウントを持っていて一人でやりとりしている、というもの。
違ったけど。
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読み進めるごとに新しい事実が。色濃い内容で印象に残るように書いているのかな。さっと読めましたけど、キャッチコピーを募集したり、宣伝がオーバーだなあ。
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射程圏外すぎるオチでどーしたもんかと思ったけど、割と似た印象の感想が多かったので安心しました。
最後の文章も驚いたけど、文体を変えるのは小説としては興醒めです。
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中盤から後半の展開が粗く感じた(或いは昔話が冗長過ぎた)。
たとえば過度のストレスだけで幼女を虐待する指向にはならない(先天的な性癖がある)はずなので、前半でそれを匂わせる描写がもう少し必要(たとえば美帆子の放尿シーンを発展させれば良かった)だし、その事件がバレたきっかけも唐突過ぎる(最初の事件は裕子or叔父殺しの方が自然だった)。
また、美帆子が水谷を警戒している様子も、最初の三年間以外は殆ど見受けられないのに違和感を感じた(美帆子の住所を執拗に聞き出す描写などはあったが、それをかわす時に何らかを匂わせてもよかったかな)。
でも、物語の流れは上手かったので、(多分若手の作家さんかな)著者の手練に磨きが掛かれば、かなり完成度の高い作品にもなるはず。今後の活躍に期待したい。
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読むのが遅い私でも一時間少しあれば読み終わる分量のあまり多くない、とっても読みやすい小説でした。
facebookで三十年近く前に別れた恋人を見つけてメールを送った男と、躊躇いつつも返信をした女の往復書簡集。
二人は大学の演劇部の先輩後輩として知り合い、次第に惹かれていき一度は結ばれるが……。
と書くとロマンチックな恋愛小説なのかなと誤解されそうですが……そう思って読み始めると最後で大きく裏切られます。
帯というか、表紙に書かれた文言(読んだ人に一言感想)の雰囲気でこれはミステリなのだなあと予想がついてしまったので
「どんなどんでん返しが待っているのかな?」
とワクワクして読んでいました。
ラストがああいう終わり方だったのは、さすがに意外でしたし、最後のページに一言だけ書かれるように作ったのは上手い! と思いました。
ただ身構えてしまっていたせいか、そこまで衝撃的な結末でもなく、また登場人物も良い人が誰もいないような感じで……。特殊な人々のドロドロした関係というか。
それにラストの方の話の運びはちょっと唐突感がありました。
表紙の文言はちょっと面白さを削ぐかもしれない。
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もうすぐ読み終わるんだが。クソ本にしか感じられないんだが。いらいらしてあと少しが読み終えれない。
と思っていたのだが。
最後の1行!!めっちゃいい!
二度と読まないし、人に勧めるかも悩むが、1000円なら納得。
1時間で読めるというのも、帯も売り方がすごいうまいと思う。負けました。もう買いません笑
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素直におもしろかったし、集中して一気に読むことができて、あっという間に1時間と少しで読めた!止めることができないくらいのおもしろさと、いろいろ何パターンか予想してたものと違う結末で、裏切られる形はすごく良かった。
良かったけど、ずっと水面下でひやりとした探り合いのような展開から、最後急に紙をくしゃくしゃにして投げられたようなオチには少し唖然とさせられました。へ?って感じだった…もったいないような…
どうせならもっと気持ち悪くて、もっと後を引くくらいのダメージを受けたかったなぁくらい。