紙の本
不安神経症
2018/09/30 01:06
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
不安神経症やパニック障害って完治するものなのでしょうか? 読んだだけではよくわかりませんでした。何かの拍子に再発しそう……
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前月ぐらいから神経が高ぶって、胃が痛くて不安でした。本のタイトル通り、すぐに良くなる方法はないと何度も書いてあります。症状を気にすればするほど、とらわれてしまうなるほどなぁと思いました。
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ひとこと訊ねるだけでどうにでもなることを聴けずに仕事に支障が出まくってるので読んだ。社交不安障害の気はあると思う。
不安とは、恐れることを恐れること。不安神経症とは、恐れることへの恐れがさらなる恐れを生み、負のループに入って身動きが取れず身心が過度に疲弊している状態。対処方法は不安な気持ちになるのを恐れないこと、すなわち不安を回避しないことに少しずつ慣れていくこと。なんの変哲もない正攻法だけど、それが正解なのでしょう。不安を回避し続けてきて何も変わっていない私という事例がそれを示唆している。
最近、朝の挨拶の重要性を感じる。そんなもんしなくても一緒だろとずっと思っていたが、別に挨拶じゃなくてもいいけど一日の始めに軽く言葉をかわしておくと、その後のやりとりの気楽さがだいぶ違う。そういう日は気重な案件でも聴けたりする。これが要するに不安の対処法なのだなと思う。
ーーー以下引用ーーー
あなたが本当に避けたいのは自分の気持ちなのに、あなたは人や場所を避けているのです――あなたを不安にしているのがその人や場所であるかのように。1783
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不安障害、パニック障害の方に希望を与える本で、今まで読んだ本の中で一番参考になった。
この本はある程度パニック障害を受け入れ、行動練習をしていく人向きだと思う。
そして発作や予期不安に対しての正しい態度を身につけることができると思う。
もうパニックを寛解させるために心理学の本は私には必要ないかもしれない。
ただ、数年前に読んだとしてもここまで私の心には刺さらなかっただろうし、抵抗する気持ちや更に落ち込むような内容に感じたかもしれないので、今出会えたことに感謝したい。
日本では森田療法の恐怖突入に通づるものがあると感じた。
それをより分かりやすく解説してくれたものであると思う。
症状が辛い人は、集中して本を読むことすらできない時期があるから(私もありました)のでこの本の良かった箇所を抜粋します。
【治そうとすればするほど治らないのがパニック障害】→この本の真髄!!
・症状を乗りこえ、助けてくれるのはあなたが感じている不安感そのもの。
不安を恐ろしい敵だと思わないで、回復の過程を助けてくれる友達だと思ってみる。
・何らかの言葉や文章が自分の症状をよくしてくれるはずだと自分にプレッシャーをかけ、その通りにならないてイライラする。そうではないのです。
言葉を信じるのではなくて、自分の症状とともに生きる事を実践していく中から生まれる、ある種の態度を身につけていくことが大事です。
・症状は一夜にして消えません。
ですから、不安神経症をあなたの敵だと思わないで、共に暮らしましょう。
不安神経症と手を取り合うのですーしばらく一緒に生きるのだから、仲良くするにこしたことはありません。
ただ、この本を一人で理解して闇雲に実践するのはなかなか困難なことだと思うのでカウンセリングや信頼できる心理士さんと共に治療していくのが大事だと個人的に感じるし、私はそうしていくつもりです。
日本がカウンセリングに対してのスティグマがなくなり、海外のように気軽に受けれるような社会になること願います!!!