紙の本
派遣じゃなくて、覇権だよ
2021/04/28 22:16
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
娘が中学生の頃だったか、もう高校生になっていたかの頃だったと思うが、リビングで夢中になってみていたのが、ここでも登場する「魔法少女」ものだったのだが、「まだこういった小学生向けのアニメも観るんだな」となにげなく一緒になって観ていると、突然、魔法少女の一人が化け物に食べられてしまった、「どうせ、何かの呪文でも使って生き返るんだろう」と思っていたら、ほんとに食べられて死んでしまった、そのアニメのタイトルが「魔法少女まどか☆マギカ」で、「なんということをするんだ、そして、娘よ、なんというアニメを喜んでみているんだ」と心の中で叫んだ。おそらく、王子監督の魔法少女ものっていうのも衝撃度はすごかったんだろうなと勝手に想像する。ハケンアニメ!っていうけれど、どれだけ金を稼いだかよりどれだけみんなの心に残せたかなんだろうと同意した
紙の本
爽快なお仕事小説
2019/07/11 17:01
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投稿者:葉隠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕事と真剣に向き合う人達の話。
アニメに興味なくても、仕事を頑張ってる人なら共感できると思う。
最後は、ハッピーエンドなのも良かった。
辻村さんの本は陰湿で意地の悪いキャラも出てくるけど、この小説には一切出てこなくて、潔く仕事に真摯なキャラばかりでした。
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待っていました 文庫化!
2017/10/01 22:02
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
お気に入りの作品がついに文庫化!みんなの仕事に対する情熱が読んでいて心地よい。こんな人たちが作り上げるアニメなら きっと素晴らしいだろうな。
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投稿者:テンダーレイン - この投稿者のレビュー一覧を見る
文句なしのです。
クライマックスでは涙がとまらなくなってしまいました。アニメ業界のことなんてよく知らなくても大丈夫。愛すべき作品です。
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映画化原作は観てから読むか、読んでから観るかをいつも迷いますが、個人的にはこの作品は観てから読んで正解でした。
映画は斎藤監督を中心に据えて、オムニバスである原作のエピソードを時系列をそろえて1本にまとめたような脚本でした。最後まで描けてないとか賛否はあると思いますが、映画の尺の中でよくまとまっていたと思います。改変されていた部分もあるけど、原作のテイストは損なっていないと思います。
前述のとおり映画を観てから原作を読みましたが、キャラや作中アニメのイメージがビジュアルで浮かぶので、すんなりを物語に入っていくことができました。かなり分量のある本ですが、アニメ好きならこれはおススメです。
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元気、エネルギーをチャージ出来ちゃう、そんな物語でした。チヨダ・コーキも登場でうれしいな~。みんな応援したくなる、愛しい登場人物たちに心奪われ一気読みです。
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辻村深月、アニメ制作現場の世界を描く。
登場するディレクターやプロデューサーやアニメーターはそれぞれ癖はあっても皆有能で、アニメを必要とする人vsしない人の構図を取りながら、どちらも豊かだという、何だか普通にいい話。
こんなテイストの話、他の誰かに任せておけばという気がしないでもないが、この人、アニメが好きなんだろう、そういう悪態をつきながら、フレーズに登録したように、心がさわさわさせられたところもあった。
劇中描かれるアニメのアイデアがなかなか良くて、ほんとの絵で見たい気がする。
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一章、二章…と意外な繋がりがとても楽しかった。そして魅力的な人がたくさん。大好きな作品になったと思う、ハケンアニメ。
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すごく面白く、自分はアニメには疎いので、すごく感心しながら読みました。
王子千晴にやられました。すごくかっこよかったです。
そして、また作品同士が繋がっていく。この辻村深月の感じが大好きです。
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文章の書き方や登場人物の性格などの作家さんの特徴と、読み手である自分の間には相性があるのでしょうが、辻村さんとは間違いなく相性が良いんだろうなと改めて思いました。
メインとなる3人の男女がいるのに、恋愛に主軸を置いていないところとか、みんなそれぞれ好きなものがあって、仕事に打ち込んでいるところとか、もう好みすぎて毎回悶えました。CLAMPさんのイラストも素晴らしいです。
彼らに負けないよう、仕事を頑張りたくなる本です。
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愛があふれている。登場人物たちの仕事への愛、作品への愛、そして作者の辻村深月さんのアニメへの愛が熱い。アニメ業界に限らず、どんな仕事にも通じる愛。うらやましくもあり、勇気づけられる。特に軍隊アリと公務員が好き。いい仕事は、自分も他人も助ける。
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「好き」をお仕事にするとこんな達成感を感じることができるのだろうか、と読んでいて羨ましくなるくらいに全員がイキイキしています。
特に好きだったのは王子監督。彼と仕事をすることはすごく大変そうだけど、やり遂げた後の達成感はとてもすごく充実したものだろうな、と。
一緒に仕事を出来たら幸せだろうな、と思いました。
続きを読みたい1冊です。
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辻村作品との連携が相変わらず見事だった。
内容的にはなんか無理やり恋愛に結びつけようとしてる感じが見えてしまいイマイチだけど、その点を除けば素晴らしい。
働くことについて考えさせられる名作
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アニメ界のお話。業界に生きる人たちを凄くわかりやすく描かれてます。テーマがアニメなので、想像しやすく話しにスッと入っていく事が出来ました。アニメ業界で働くそれぞれ違った立場からの3人の視点を追ってボリュームたっぷりです。
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アニメ業界で働く三者三様の女性たち(+執事一名(笑))のお話。
出てくる登場人物それぞれに魅力や能力があり、だからこそ他者をそれぞれの感性で認めていく描写がアツい。
アニメーションという、一つの成果物があるため、作中の課題を乗り越えて作り上げたときの登場人物の達成感を想うと目頭が熱くなる。
ザ・職人、ザ・プロという感じ。登場人物の原動力も見事に表現されている。
一話目で出てきた主要キャラが、二話目の主人公視点になり、二話目の主要キャラが、三話目の主人公に…という構成で、物語に厚みがでて面白い。