電子書籍
元ランナーが世界一のスポーツブランドシューズを作るまで
2020/10/24 17:44
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投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナイキの創業者である著者はハーフマイルのランナーであった。その後、その経験からランナーのための靴が必要と考え、日本のオニツカの靴を販売する。面白いのは、ある程度の販売数に達しても、オニツカと完全な信頼関係ができていると言えず、注文と仕入れの資金サイクルに差ができてしまい、常に資金繰りが苦しかった話に埋め尽くされている。オニツカに苦しめられる一方、日商岩井が助ける話もドラマチック。読みやすい体裁なので、誰でも楽しめる快著。
紙の本
真摯に生きることの大切さ
2019/01/18 16:52
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投稿者:フィン - この投稿者のレビュー一覧を見る
大手新聞書評などが彼を物書きの才能がある人と評している(まぁ、宣伝でしょうが)けれど、それほどでもないような? 何があったかを、本人の気持ちを交えながら淡々と時系列で述べていくかんじ。盛り上がりはない。だから、物書きとしてはどうなんだろう?と思ってしまう。じゃぁつまんないかというと、それが面白いのだから不思議。つまり、著者自身の生き方や、彼を取り巻く人々、とどのつまりは彼の人生そのものの面白みが、この本の魅力。「本の虫」はよく聞くけれど「靴の犬」という言い方はしらなかった(著者の造語?)ホンットに走ることが好きで、靴を作ることが好きなんだなぁと行間から響いてくる。自分の人生に真摯に向き合って頑張ってる人って、輝いてますよね。その輝きを垣間見れる一冊です。
紙の本
世界的靴メーカー「ナイキ」を作った一人の男の物語です!
2017/12/08 09:53
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、今や世界的に有名な靴メーカー「ナイキ」の創業者であるフィル・ナイトの人生とその経営手腕を描いたノンフィクションです。今や彼は売上300億円を超える大企業の経営者ですが、もともとは父親から50ドルを借りて、当時、靴業界で勢力を誇っていたアディダスやプーマを超えてみたいという野望だけから出発した人物でした。そして、その彼が、1962年、まだ駆け出しの時代に日本の神戸を訪れ、「オニツカ」という靴メーカーと出会うという逸話もあり、私たちにとっては、とても身近に感じられる作品となっています。大経営者がその人生を語ってくれる、とても興味深い書です。
電子書籍
綱渡り
2017/12/01 21:39
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投稿者:本都ユーザー - この投稿者のレビュー一覧を見る
エンターテインメントとして楽しめる一冊だ。
また、学びを得るとすれば輝かしい実績ではなくて、失敗談やうまくいかなかった話、困難にどう立ち向かっていったのかを知ることができる書だ。
本書は後者で、会社経営を走りながら考えつつ乗り越えていった話で、ナイキといえどもこんな苦労や危機があったのかと面白く読むことができた。
紙の本
おもしろい
2017/11/29 22:54
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いまや世界的なシューズメーカーのナイキの創業者の自伝ですが、おもしろく読めました。わかりやすい翻訳です。
紙の本
起業という冒険譚
2017/10/28 23:34
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投稿者:れい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナイキの創業者であるフィル・ナイト氏の自伝。個性的な仲間たちと次々とやってくる危機を乗り越える様子は、ある意味ゲームのようです。結構無茶苦茶なところもありますが、起業ってこんなものなのかもしれません。日本も日本人もたくさん出て来ますので、身近に読めると思います。分厚い本ですが、あっという間に読めます。オススメです。
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ナイキのこれまでの成長がこれ程波乱に満ちていたとは。
オニツカとの手切れがなんとも後味悪いが、それはナイキ目線からしか描かれておらず、それは別途調べてみると価値がありそう。
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たくさんの人がレビューしている通り、ストーリーとして非常に面白い。物事を客観的に捉えて、人に話せるように、臨場感を沸かせるようにと言うのがやはり重要だなと痛感。
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本書は、知らない人はいないであろう、世界的スポーツ用品メーカー「ナイキ」の創業者であるフィル・ナイトさんによる自伝です。
発売と同時に世界中で反響を呼び、日本でも10万部超えるのベストセラーとなっています。
フィル・ナイトさんは、ナイキを創業する前には、オニツカタイガー(現アシックス)のシューズをアメリカで輸入販売する会社を経営していました。やがてオニツカとの関係が悪化したのを受け、日本の総合商社である日商岩井(現双日)と組み、ナイキを創業し、自らシューズの製造販売を手がけます。当初は資金繰りにも困窮し、あわや倒産寸前まで陥りましたが、有名選手がこぞってナイキのシューズを履き、世界的大会で好成績をおさめたこともあり、飛躍的に業績、業容が拡大していき、現在のナイキとなりました。
500ページ超もある長編ですが、とても読みやすい翻訳で、波乱万丈のフィル・ナイトさんの生涯にグイグイ引き込まれました。
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ナイキと日本がこんなに関係が深いとは知らなかった!まさかナイキのはじまりが、日本製のランニングシューズを売ろうとしたことだっとは。
敵となる日本企業も、救世主的な日本企業も登場して、日本人としてはすごく読み応えがある。日商岩井かっこよすぎ。特にアイスマンのこのくだり、超好き。
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「何とも愚かなことです」
当初、彼は私のことを言っているのかと思った。だがそれは銀行のことだった。「私は愚かなことは好みません。みんな数字ばかりに気を取られ過ぎです」
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しかし全編通じて、フィル・ナイト達の困難に向かって戦い続ける姿がすご過ぎて、なんか打ちのめされる。
一番ズガンときたのはこのフレーズ。
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人生は成長だ。成長がなければ死ぬしかない。
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フィル・ナイトは若い人たちが「失意に陥らないよう」本書を書いたそう。しかしここまで困難に立ち向かい続けられるかは、天性のものな気がするなあ…。
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ナイキの創業から主に株式上場までついて創業者自ら書いた本。
ナイキというと私が知った時には、スポーツブランドとしては既に確立されていて、スター選手が愛用していてファッションとしても認められているという状況だったので、始まりが日本企業の代理店から始まったこと、陸上を経験してそこからシューズを改良しながら発展してきたという点が意外だった。巨大な企業として確立するまでは危機また危機を乗り越えて行く様子が描かれている。危機のひとつに日本の商社が助けている場面もあり、これはドキュメント番組としても取り上げられている。大変面白く作られている。
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レビューはブログにて
https://ameblo.jp/w92-3/entry-12323118027.html
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フィルナイトのナイキ創業時の自叙伝。
オニツカタイガーの販売代理を始めるところからナイキ誕生。創業時の資金政策。リアル。
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10/30 読み終えて
本文より
2 0代半ばの若者たちに言いたいのは 、仕事や志す道を決めつけるなということだ 。天職を追い求めてほしい 。天職とはどういうものかわからずとも 、探すのだ 。天職を追い求めることによって 、疲労にも耐えられ 、失意をも燃料とし 、これまで感じられなかった高揚感を得られる 。権力を打破しようとする人たち 、世の中を変えようと思う人たちに言っておきたいのは 、背後で常に目を光らせている連中がいるということだ 。成功するほど 、その目も大きくなる 。これは私の意見ではなく 、自然界の法則だ 。
この本は、私達若者に向けたメッセージだと、読み進めるうちに考えるようになりました。主人公は、自分の仕事が多くの人々の役に立つことを信じ、逆境にも負けず働き続けます。金のために、や、生きるために、ではなく自分の靴が人々のためになることに確信を持って働きます。
本書の一節で、金は人間にとって必要だが人生の目的ではない、といった言葉があります。本当にその通りで、仕事の目的がお金になった途端、仕事の充実感は乏しくなります。
人によって、ハマる仕事が違うのは当然のことで、そのハマる仕事=天職を追い求めることが大切なのだと説きます。
尾原和啓さんの著作『モチベーション革命』において、「今の若い世代は、金や酒や車といった一世代上の方々が仕事の目的としたモノに満足感を得ることができない。人との繋がりや、役に立ったという感覚を求めている」という趣旨のことを書いていましたが、その価値観に通じるものがあります。
いかに仕事に熱狂できるか。自分の仕事を遊びとできるか。これが主人公の仕事感なのかな、と読み取りました。
マクドナルド創業者 レイ・クロック氏の自伝『成功はゴミ箱の中に』を『Shoe Dog』の前に読みましたが、その中にこんな言葉があります。
「仕事ばかりして遊ばなければ人間ダメになる」という格言があるが、私はこれには同意しない。なぜなら、私にとっては、仕事が遊びそのものだったからだ。
ここでも、仕事にハマることの大切さが説かれています。
今、私は大学を卒業して4年。なんの理由もなく、なんとなく就いたツケで、今の職に全く満足することができていません。大学時代を「モラトリアム」なんて呼んで、仕事を嫌なものとみなし、休日を心待ちにするありがちな無気力社会人です。
そんな私にとって、「仕事って楽しいんだぜ」「仕事がない人生はつまらないぜ」というような生き方をする主人公達は素直に眩しく、羨ましい。いつか私も、という気持ちにさせてくれる。
しかし、そんな気持ちになって、いつもそのままになる。飛べないバンジージャンプはなく、飛ぶか、飛ばないかは自分が決めているだけだと誰かが言っていたが、この本を読んで行動を起こすか起こさないか決めているのも私だ。
思い切って行動を起こしてみよう。そしてこのレビューに追記できるようにしよう。(ただこの本のレビューを求めている人には迷惑だと思いますがすみません。ただ、それだけの気持ちを生んでくれる私にとっての名著だと言うことはわかると思います。)
とにかくこの本はおすすめです!いつかアメリカに行き、主人公の戦友ジェフ・ジョンソンのコレクション本が詰まったホーダーズにも行ってみよう。
10/29日 途中記録------
まだ進捗度16%ですが、思わず落涙。感想を書きます。
実家暮らしの主人公フィル・ナイト。早朝のランニング中にふと閃いたアイディアがナイキブランドに繋がります。知見を広めることを目的に世界を周り、目的である日本 神戸のオニツカタイガーに向かいます。
さて、一見行動的で社交的なイメージの主人公ですが、実は内気な性格であり、辞書の訪問販売などの仕事をしますが結果は奮いません。自分はこのように人とコミュニケーションを取ることには向いていないのだと考えます。
その後、オニツカタイガーのシューズのアメリカ西部での専売特許を得るわけですが、ここでもシューズの売り方は訪問販売。ここでは以前していた辞書の訪問販売では考えられないぐらい得ることができます。なぜ辞書は売れず、シューズは売れたのか?主人公は考えます。そこでこのように考えました。本文より引用。
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ポ ートランドまでの帰りに 、私は商売が突然軌道に乗った理由について考えた 。百科事典は売れなかったし 、軽蔑もしていた 。ミュ ーチュアルファンドの売り込みはまだマシだったが 、内心では夢も希望もなかった 。シュ ーズの販売はなぜそれらと違ったのだろうか 。セ ールスではなかったからだ 。私は走ることを信じていた 。みんなが毎日数マイルを走れば 、世の中はもっと良くなると思っていたし 、このシュ ーズを履けば走りはもっと良くなると思っていた 。この私の信念を理解してくれた人たちが 、この思いを共有したいと思ったのだ 。信念だ 。信念こそは揺るがない 。
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これは、私の仕事観にも通じます。建前で相手を説き伏せることはできても心を動かすことはできません。真に心から信じていることだけが相手に通じると思うのです。作者の仕事への価値観に触れることができてよかったです。
ところで、まだまだ読み応えのあるストーリーが沢山詰まっています。主人公がオニツカタイガーの専売特許契約を得るために父親に交渉をした際の、彼の母親の行動などもじーんとします。
家族やコーチや友人を含めて様々な協力者に囲まれている主人公が羨ましくもあります。続きも期待!
ところで、私はブルーノマーズにはまっていて、ナイキのコルテッツを購入して愛用しています。雨が多くて全然履けない!
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正直ビジネス戦略的にはなにも参考にならん。運良すぎやろってだけや。でもここまで起業してみたくなる本はそうないで。