紙の本
興味深い
2017/11/27 23:33
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なにかと話題のビットコインについて、興味深く読むことができました。仮想通貨のこれからが、どうなっていくのか、楽しみです。
紙の本
類書の中で一番分かりやすかった
2017/11/23 23:11
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投稿者:しょひょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は日銀出身の決済システムの第一人者。
ビットコイン・ブロックチェーンについて前者の将来について悲観的に、後者について積極的に解説している。
類書について何冊か読んでいたが、今ひとつしっくり来なかったことが幾つか解決した。
著者の他の本もそうだが、平易な言葉で端折らずに解説してくれるのがありがたい。
一方で、ブロックチェーンの数々の規格や活用方法については、腹落ちしないところも残った。
プライベート型で管理者を置いて、情報も必ずしも全員で共有せず、認証も管理者が行うとすると、結局ブロックチェーンのメリットはなんなのだろう・・・。仕組みそのものよりも、全員が同じシステムでつながることによる効率化(コスト削減)効果なのか?
まだまだ、分からないことだらけだが、本書は今まで見た中では一番分かりやすかった。
紙の本
ビットコイン終わり?
2017/12/28 17:59
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ本質的にビットコインのことを分かってない人間からすると、いいような悪いような。
ただ、ブロックチェーンはこれからが本番というのは、間違いなさそうです。
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ビットコインの仕組みについて、以前から疑問に思っていた点についてズバリと指摘していて、その点では好感が持てる。著者の考えではブロックチェーンのほうがビットコインよりも大きな可能性があるとのことであるが、実際の応用例という話になると、急に尻つぼみの感もある。
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ビットコイン投資への危機感を警鐘
・ビットコインへのマイナスイメージにつながる事件
シルクロード事件
マウントゴックス事件
ランサムウェア事件
・ビットコインはバブルか
投資指標が存在しない
過去のバブルからの教訓
・時代のトレンドは、ビットコインからブロックチェーンへ
以下、ブロックチェーンの技術を利用した様々な取り組みが記載されている
→今後の参考になる
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年末から年始(2017-2018)にかけての二年越しの、仮想通貨騒動は記憶に残るものになりそうですね。昨年12月に突如として上昇した仮想通貨、かつてのバブル時期の株価上昇を彷彿とさせました。
年が明けて二週間ほど経過したころに突如として、暴落、そして仮想通貨取引所での世間を揺るがすような出来事、いろいろあったこの二か月ですが、そうした時期(昨年末)に読んだのがこの本になります。
この本のポイントは、いずれ仮想通貨ブームが終わった後には、仮想通貨の根本技術である「ブロックチェーン」を用いた新たな方法(新しい通貨?)が普及することになるだろうと予測している点にあります。
現在私達が使っているお金には、名前もついていなくて、一度手放してしまえば終わりですが、仮想通貨にはブロックチェーンの技術により、履歴がすべて記録されています。この技術が世界を変えることになるようです。変わった世界を私は見ることができるのでしょうか、激動の時代ですが、お金も姿を変えていくことになるのでしょうね。
以下は気になったポイントです。
・本書では、国際送金と証券決済の2つを取り上げて、ブロックチェーンの応用手法とその課題について解説する(はじめにp3)
・ブロックチェーンは、インターネット以来の発明と言われている、分散型台帳技術と呼ばれている、参加者が所有権の記録を分散して管理できる、金融取引コストが削減できる(p17)
・ブロック全体のデータは、前ブロックのハッシュ値+取引データ+ナンス値、から構成されている、ナンス値のみが変えることができる(p33)
・ビットコインの安全性、マイニング、新規通貨の発行の3つは、すべてが密接に関連したワンセットのメカニズムである(p39)
・2017年4月に施行された、改正資金結成法により、仮想通貨は、法律的には通貨ではないが、決済手段の一つとしては正式に認められて、通貨に準ずるものとされている。7月からは、購入時にかかっていた消費税が撤廃され、税制面からも、モノ・サービスではないと位置づけられた(p45)
・ビットコインは、上位1%未満のヒト(アドレス)が、全体の9割のビットコインを保有している、1BTC以上の上位3%が97%を保有している(p70)
・ビットコインの発行量の上限は、このペースでいくと、およそ2140年ころ、残り21%を徐々に採掘していくことになる、2028年には98%が発掘、32年には99%(p81、84)
・国際送金革命の動きをリードしているのが、米国リップル、日本でもリップルの仕組みを利用して送金をリアルタイムで行おうとする「内外為替一元化コンソーシアム」がある(p143)
・世界最古の中央銀行である、スウェーデン中央銀行は、2016年11月に、中央銀行が発行するデジタル通貨「Eクローナ」を発行する計画を発表した(p183)
・ゲゼルのスタンプ付き貨幣は、マイナス金利効果により、導入した地域では消費促進の効果をもたらせた、デジタル台帳の残高を調整することで、マイナス金��を実現できる(p219)
・多くの通貨で取引を行う場合、XRPをブリッジ通貨として機能することが想定される(p236)
2018年3月21日作成
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非金融業界に対する話ももっと欲しかったが、国際送金と証券決済が有力な応用分野としてそれぞれの課題と適用可能性を説明しておりまあまあ為になる。
ビットコインはブロックチェーンの象徴みたいに語られるけどあれはかなり特殊なんだよというのが書かれてるのは良かった。
(殆どの人がそこを勘違いしてるので)
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話題のビットコインについてとそのコア技術であるブロックチェーンを使っての展望が詳しく書いてあった。
バブルがはじけてしまった時に、苦しむ人が少なくなかったら良いな。今からビットコインの購入や一から勉強を考えてる人がいれば、参考になるはず。
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『ビットコインは終わってるけどブロックチェーンは良いよね』という大前提に立って書かれた本。2017年後半の仮想通貨全般の現状とビットコインの問題点を述べた後、ブロックチェーン技術を使った現金の電子化や銀行間決済、証券業などへの応用について現状と展望が語られる。
これまでの各国の「デジタル通貨」実現を目指した取り組みや、複数の「コルレス銀行」が介在して行われる国際送金の仕組みなど知らなかった事もいくつかあって参考になった。
ただやっぱり現状の問題点だけを挙げて「ビットコインは終わった」と言われることにはとても賛同できない。
中央銀行や民間銀行の存在がこれから50年後も100年後も続いて決して無くならないという事を信じて疑わない人はこういう考え方になるんだろうな、という事を知るという点では非常に参考になった。
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ビットコインを始めとする仮想通貨とその根幹技術であるブロックチェーンはしばしば同列に論じられるが、その発展の可能性は全く違う。
前者は既にピークアウトしたのに対し、後者は決済システム等の実用実験が様々に行われているという。
著者が日銀出身ということもあり、決済システムの説明は詳しいが、正直ブロックチェーン技術がなくても実現できるのではないかと思ってしまうのは、単に知識不足だからか。
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今、暗号通貨の入門書としてオススメするならこの本かも。冷静な視点で、論点を整理してくれます。通貨の変遷の歴史、ビットコインの理想と現実、ブロックチェーンの展望。投機も遊びがいがあるのは否定できませんが、やはりまずはその概念と技術に魅せられて欲しいと思います。その点で本書は技術的側面での解説も厚めで良いです。
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アフタービットコインというタイトルだが、実際自分が勉強になった部分は仮想通過の知識の部分だった。仮想通過の知識自体は少なかったので、とても勉強になった。
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ビットコインの将来性については問題点が多く厳しめ。
しかしブロックチェーンこそ次世代のコア技術として金融の仕組みを根底から覆すと著者は見ている。
ビットコインの問題点についてはアマゾンのレビューに批判的なコメントがあり、どっちが正しいのか私には分からない。ただこの本の内容をきちんと読んで、仮想通貨投資をどうすればいいか判断材料にしたい。
ブロックチェーンは間違いなく世の中を変えるようだ。
ビジネスがどう変わってどう自分がチャンスをつかむことができるか考えるヒントとしたい。
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This time is differentを鵜呑みにしない、データが示すビットコインの脆弱性、矛盾。
一方、ブロックチェーン技術の将来性、技術類型、コンセンサスアルゴリズムの種類。
そして、デジタル通貨の種類と今後の展開。
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前半はビットコインの仕組み、後半はビットコインを支える技術であるブロックチェーンの過去~今後の活用展望について。