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2018年2月15日読了。
想像していたよりファンタジーだったけど、面白かった。
テンポが良かったせいか、夢中になって読んでたから、終わった今は喪失感。
宮部みゆきは優しいな。
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心に重くのしかかる作品。人間には業がつきまとう。油断すると本体がのみこまれる。他人事ではないなぁとおもう。生きるってほんとに凄いこと。
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連続殺人犯を追いかけていたら、ファンタジーになってきました。(^_^;)
デスノートのような感じもあり、おもしろかったです。
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最初は現代的なミステリーかと
思っていたがまさかのファンタジー。
そしてまさかの英雄の書との繋がりが見えてきた。
ジャンルはどうあれ、宮部みゆきさんは
誰もが持っているであろう
小さな悪意を育てて太らせて開放させる描写というか
ストーリーを描くのが印象に残る。
作家さんって元を辿るとみんなそうなのかな。
蓄積されていく言葉、消えたりはしないって
考えというか事実もすごく心に響いた。
ネット社会になりすぎて
いくらでも世界中に意見を発信できてしまうことの
恐ろしさは解説の方も詳しく書いていたけど、
自分も笑えないなと思ったな。
私はどんな言葉の残滓を残して生きているんだろう。
見たいけど怖い。人には見せたくない。
2018.3.15 読了
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不思議な小説でしたが、面白かった。
孝太郎の行動には共感する部分もあるが、共感出来ない部分もあるなと思い読んでいたけど、最後は良かったかな。。
上中下とボリュームはあったけど、長いという感じはしなかった。
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失踪した同僚の森永を探す三島孝太郎は、西新宿セントラルラウンドビルで元捜査一課の刑事・都築に出会う。悪意による〈物語〉が拡散され、汚濁に満ちた闇が日常へと迫る中、正義と復讐に燃える青年は、ある決断を下す。
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願いが叶っても叶わなくても次の門番となる。悲しいですね、ガラはわかっていて行った母は強しですか。結局事件はそれぞれ個別のものでサイバーパトロールも読む前に期待したほど今回の出来事に関わる事無く少し消化不良の感じもしますが・・・。
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英雄の書を読んでからがオススメ。世界観に戸惑うので。
闇も光も幅広く面白かった。
山科社長の「言葉は残る」と言うくだりを読めただけでも価値あると思いました。作家さんだからこそのおもさでしょうか。
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怪物といわれて、モンスターズ・インクのサリーみたいなのしか思い浮かばない時点で、よい読者にはなれないんだろな。
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連続殺人の犯人が次々と解明されていく。
孝太郎は山科鮎子の前に殺された主婦の犯人を突き止める。ガラからもらった能力で。犯人を呼び出し……身柄をガラに託す。
連続殺人は終息に向かっていたが忠告をうけていた美香の件が再び動き出す。
問題の元凶となった先輩が受験に失敗し、改心し正式に美香に交際を申し込む。美香も先輩の本当の性格を知りその申し込みを受ける。
しかし、ある日、夜遅くなっても美香が帰ってこないと連絡がる。孝太郎は二人の関係を知っているので落ち着かせようと事の真相を話し、いつもいると思われる公園に探しにいくが姿はない。孝太郎の左目が言葉の残滓を拾い痕跡を辿り一軒家にたどり着く。中に入ると時すでに遅く美香は殺されていた。孝太郎は怒りを露わにし抑えきれない感情で姿を変える。犯人をつかみ頭を食いちぎる。
この人間界には居る必要がないとガラに一緒に連れて行ってくれと懇願し悲嘆の門へと向かう。
ガラの目的は達成されたが孝太郎は人間界に引き戻されてしまう。しかも美香が殺される数時間前に……。
上中下と3巻に分かれていてかなりのボリュームでした。
上巻の梗概だけ読んだら普通のミステリー小説だが中身はおもいっきりファンタジー小説でした。
「言葉」という概念を軸に化け物と契約し自分の体を変化させ殺人事件を感情で解決していく。非常に難しい内容でしたが宮部さんの圧倒的な語彙力で引き込まれました。頭の中にデスノートが常に浮かんでいたのは内緒です(^^;
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正義とは、悪とは、人を裁くとは。
ファンタジーなんだけど、ファンタジーでは終わらせず、現実世界をきっちり書く宮部さんはさすが。
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山科鮎子殺害犯をガラに葬ってもらってからの孝太郎は、都築の協力の元それ以外の4件の連続殺人を犯した犯人を捜し始める。
学生であり時間的にも金銭的にも厳しい孝太郎は一番近くの戸塚で起こった第4の殺人を、それ以外は都築が受け持つことに。
手始めに始まりの事件の現場を調査していた都築はある結論に達する。
その頃孝太郎も第4の死体遺棄現場で、ガラに借りた左目が犯人の残したドロドロした言葉の残渣を目撃。
そして犯人を追跡し始めた孝太郎はまた独断である行動を起こしてしまう。
もぉここら辺から孝太郎は自分が思っている以上に思考や精神状態が変化しちゃってるよね。
ある意味正義に酔ってしまっている感じ。
都築の忠告には一応耳を傾けはするが聞き入れようとはしない。
仲間であるマコちゃんに協力してもらいたくても、ガラの事や左目の事は話せないのでろくでもない
やり方で協力を取り付けちゃうんだもん。
ここから徐々に自分の中でもこのままでいいのかって葛藤は生まれてきて、事件解決を機にある決断をするんだけど、これがまた上手くいかねぇんだわ。
ここまで散々様々な人間の思考や言葉をみてきたのに、なんでこの件についてはそんな軽く考えちゃうのかなぁって思ってはいたから、
やっぱりねとは思ったが、このタイミングで来るとはねぇ。
これまでの事件はどことなく遠い世界の話みたいな感じで読めてたけど、こっちに関しては生々しく想像してしまってものすごく嫌悪感を覚えて息が詰まったわ。
あの発見した時の描写はきつい。
なんでこの状況でこいつらはあんな会話が出来るんだ?
こいつらこそ化け物だわ。 そう思った。
このままじゃ救いがねぇ。 孝太郎まじかぁ!
そんな訳で、この物語の結末がどうなるかは読んでからのお楽しみつー事で。
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読み終わった。
他の著作同様、サクっと読めた。
現実世界と異世界をうまく混ぜ合わせた話。
一応ハッピーエンド。
話の流れだと、一番妥当な終わり方だと思う。
解説でわかったが、英雄の書と絡みがあるらしい。
でも、そちらはいいかな。
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色んな方向からストーリーが進み、ひとつになるまで正直辛かったです。
中巻後半からは自分の想像力を駆使し、集中力を要しました。
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事件も収束に向かい、最後はハッピーエンドだったが、重要参考人のことで消化不良感が否めなかった印象。孝太郎が終始、正義を貫き、悪を成敗しようと事件解決への糸口をつかみに尽力する姿、オカルトやファンタジーとネット社会の問題を融合させたのは、現実世界と仮想世界の向こう側と対峙しているかのようだった。猟奇的事件とネット社会の問題、ネットの便利さと怖さは紙一重であることを痛感し、なぜ事件が起こったのか、犯人の目的は何かがをファンタジーやオカルトの世界をミックスさせ、明らかにさせ、悪によって解決したのは面白かった。