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年始にふさわしい物語でした。
シリーズ14作目、とてもゆっくりですが若だんなの成長を感じることができて嬉しいです。
今回のお題だからかもですが、読みながら短編よかったなあ、とくに生まれ変わって出会う話が。と思っていたのですが、最後の最後がまさしく短編につながって感動でした。
このあともう一度短編を読み直します!
それにしても毎度、お腹が空いてしまいます。
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しゃばけシリーズ第14弾、短編5つ。
妖になりたい/人になりたい/猫になりたい/親になりたい/りっぱになりたい
若だんなはついに来世のことまで考えはじめたかな。せっかく許婚きまっても、そこはぜんぜん進展しなかったな。長崎屋の離れはいつもどおり、相変わらずであった。もう、あらゆる妖たちの能力とかがわかってる状態でないと、なぜ解決したのかもわからないような初見に厳しい作りになってるけど、だからこそファンにはいいのかもな。ぜんぜん進まない変らない、キャラだけが増えていくみたいなアンパンマン状態になりつつあるけど、非現実的なあの離れの舞台のなかで、つねに上品で優しい若だんなに癒された、いま自分が荒んでるんで。
若だんなとおりんちゃんのその後も次作にはいれてくれるかなあ、それに母おたえメインの短編もまたよみたいなあ。安定のシリーズ。
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しゃばけシリーズは気軽に読めるからいいなー、と気付けば14弾。
何になりたいか、て簡単に決められないよね。何にでもなれるとしたら、アレコレなりたいものはたくさんあげられるけど。最後に若だんなが出した答えはいいね。これは「来世版」しゃばけシリーズを期待してもいいのかな?まぁ、「えどさがし」でそれっぽい感じがあったなぁ。
次はどんな話か、楽しみ。
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空を飛んでみたいなぁー「妖になりたい」
忘れられた道祖神の夢見たものー「人になりたい」
可愛い弟をずっと見守ってー「猫になりたい」
子ができないからと離縁されたけれどー「親になりたい」
身体の弱い跡取りが亡くなって霊になったー「りっぱになりたい」
以上の5本。
このシリーズ、読み始めこそ「なんでだよ」ってつっこんでばかりなんですが、1本目の途中からは世界にずっぽりはまってしまう。
冬のこたつのような、心地よい抜けられない温かさ。
今回あまり心配症の兄やたちは出番が長くなくて、若旦那が人や妖に頼られて相談事をもちこまれます。
心優しい若旦那はどんなに虚弱だったとしても立派だと思います。
いつもどおり、優しくカワイイお話たち。
ほっこり。
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今回は時が進まず安定。下手に結婚したり子供ができたりすると収集つかなくなるよね・・・
最近貧乏神が出すぎな気がする。動かしやすいんでしょうね。
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人それぞれ「なりたい」何かがあって皆真剣で、そして若だんなの出した答えは妖達と巡り会いたい。どんなに苦労しても探し当てると言ってもらえるなんて素敵じゃやないですか。
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前作の発刊以来、久しぶりに読んだ「しゃばけ」シリーズ。随分と巻を重ねてきたけど、ふと振り返れば、少しずつ一太郎は大人になってきたのだと実感する。「生まれ変わったら何になりたい?」難しい問いかけ。一太郎の答えは、聞いてみれば納得。
いろんな人の「なりたい」気持ちに、驚いたり感心したりの1冊だった。
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安定の畠中さん、というか、読むと安定して美味しいごはんが食べたくなる畠中さん(笑)
話の展開は相変わらずのようですが、シリーズとして徐々にまとめに入っているのかな?という印象。これがきっと、あの数巻前の、ちょっとしんみりする未来のお話に繋がっていくんですねぇ。
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久しぶりのしゃばけシリーズ。
文庫は年1回位でしょうか。
前回では、何か、シリーズ終焉を迎えているような感じで少し寂しかった思いがありましたが、本作を読んでいたらまたまた、いつものしゃばけワールドを楽しめました。
けど、最後まで、読み進めるとまた何か、そんな雰囲気が。
でも、一太郎と、兄や、妖たちの掛け合いにほっこりしました。
面白かったです。
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しゃばけシリーズ第14作は、何やら不穏なオープニングである。神様から宿題を言い渡された一太郎。曰く、来世何になりたいのか? 冗談が通じない神様だけに、一太郎の答え次第で、世の中がひっくり返るかもしれない…。
単行本のタイトルが『なりたい』で、全5編とも「○○になりたい」というタイトルで統一されている。いずれも無理筋の依頼ばかりだが、無下に断るわけにはいかないというシチュエーションである。一太郎を中心とした面々は、どうやって誤魔化…ではなく納得させるか、知恵を絞るというわけである。
新薬の材料の仕入を、村の名主に打診すると、条件として「妖になりたい」と言う。そこになぜか、勘違いが絡み…という典型的なシリーズのフォーマット。一応両方とも解決なのか? それにしても、冗談が通じない佐助…。
殺人事件の謎に迫る「人になりたい」。日限の親分が話を持ってこなければ、一太郎が首を突っ込むこともなかったろうに…。しかし、彼らが乗り出さなかったら、収拾できたかどうか…。しゃばけの世界の中で、謎は合理的に解かれる。
今度はある裁定を求められる「猫になりたい」。長崎屋に住まう妖の思惑も絡み、何の勝負なのかぐちゃぐちゃになってくる…。お前が原因かっ!と言いたくなるが、で、そういう裁定でいいの? ま、まあ、一件落着だからいいか。
他の4編とは一線を画す「親になりたい」。親になるのは大変だが、喜びもある。事情が事情だけに、やむを得ない結末なのかもしれないが、気持ちを思うとねえ…。遅かれ早かれ起きる事態なのだろうから、これでよかったのかもしれない。
最後の「りっぱになりたい」は、一太郎と同年代の死が発端だった。「本人」の頼みを無下にはできない。ところが、葬儀の場でトラブルが起きて…。悲しみの裏で交錯する意図とは。死をきっかけに丸く収まった、ある意味シリーズならではの1編。
複数の思惑が絡み合うのが、このシリーズのお約束だが、まさにお約束通りの全5編。宿題を出された一太郎の、回想という形で並んでいるが、「なりたい」という願望を描いたこれら全5編に、ヒントが隠されているのか。……。うーむ、一太郎が出した答えは、シリーズのすべての作品に当てはまるのでは。
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妖になりたい、人になりたい、猫になりたい、親になりたい、りっぱになりたい。
タイトル通り、それぞれの願いが若旦那を巻き込んで、長崎屋は今日も大騒動のシリーズ第14弾。
2018年6月23日読了。
若旦那も妖たちも相変わらずで気楽に読めます。
そこがこのシリーズの良さ。
ですが、本編後の「終」が、なんとなくシリーズも終盤に向かっているような気配を感じさせていて、なんだか気になります。
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江戸時代を舞台に、妖(あやかし)たちが活躍するファンタジー小説『しゃばけ』。
毎年1作品が発表されるこのシリーズを読むのが、習慣化しています。
『すえずえ』畠中恵
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101461341
気がついたら第14作となる作品が文庫化されていたので、書店の平積みから一冊をレジに運んで、読み始めました。
江戸の繁華な大通り、通町にある大店の“若だんな”一太郎が主人公。
身体の弱い若だんなは、今回の作品でも、冒頭から寝込んでいます。
若だんなが寝込むその離れに、日頃から集まり交流している妖たち。
さらに加えて、神さまたちも集まってきます。
その成り行きで、「若だんなは何になりたいのか?」という話になって・・・というはじまり。
裕福な大店の後継として生まれたにもかかわらず、身体が弱く、店の仕事を手伝えない。
そんな自分に、不甲斐なさを感じている若だんな。
いったい自分には、何ができるのか?
そんな若だんな自身と、登場人物たちの悩みが、「なりたい」というキーワードで、5つの短編として展開していきます。
そしてそれぞれの短編で起こる騒動を、若だんなと妖たちが“謎とき”していく姿が描かれています。
その謎ときを楽しむとともに、若だんなたち登場人物の悩みを通じ、「人は人生に何を求めているのか?」を考えながら読み進めました。
『しゃばけ』シリーズの作品に共通しているのが、優しさと心地よさを感じる世界。
今回も自分の心の棘を、いくつか抜いてもらえたような気持ちにさせてもらいました。
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しゃばけシリーズ14弾。
空を飛びたいから妖怪になりたいという人間。
どうしても子供を育てる親になりたい女性。
お菓子を作りたくて人間になりたがる神。
など、「なりたい」というテーマで5つの短編が書かれている。
仁吉や佐助以外の妖怪たちも大活躍。
最近のしゃばけシリーズは他の妖怪たちの出番が増えた気がする。
そのせいでにいやたちの活躍のシーンが減ったような・・w
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将来、何になりたいのか分からない一太郎。
生きるのが精一杯な人が多かっただろう江戸時代、そんな悩みを持てること自体が幸福なのだと気付いてほしい。
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20200129読了。
若だんなはもちろん、屏風のぞき・金次が大活躍のお話が多かったです。若だんなは、来世何になりたいのか。5つのなりたい話と、若だんなの未来のお話。
今回も面白かったです♪