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誰もがみんな、心に願いを秘めている。空を飛んでみたくて、妖になりたいという変わり者。お菓子を作りたいがため、人になりたがる神様。弟を思うがゆえ、猫に転生した兄。そして、どうしても子を育てる親になりたい女―。それぞれの切実な「なりたい」を叶えるために起きた騒動と、巻き込まれた若だんなの本当の望みは?(e-honより)
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毎回書いている気がするけれど、とにかく可愛い。今回の「なりたい」はほんわかの中にも人間の持つ自分にないものへの欲求がいっぱいでした。でも、求めるものたちが正直で一生懸命なところがとても応援してあげたくなる。
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手堅い、いつものように若旦那、寝込んでも謎を解決していくところ謎、けっこういい。 最終的には来世で何になりたいかを五神に告げ物語は終わったが、読んだあとは非常に清々しい感じがするところなど良い。
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若だんなが少しずつしっかりして、自分の意志をはっきり示すようになってきた。
いつの事件でも、微妙に活躍して微妙に足を引っ張る鳴家が一番好きだなあ。
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色々な『なりたい』がいっぱい。
あ〜…私は鳴家が見えるようになりたい笑
・序
・妖になりたい
長崎屋と馴染みの養蜂場の親分。
本当に妖になりたい???さて、妖になれたのか?
・人になりたい
甘々会なる会で奇妙な殺人事件?さて、どうなる?
・猫になりたい
猫又の熊市vs.虎。戸塚宿の長はどちらが治めるか?
・親になりたい
長崎屋の女中・おようと柿の木屋さんの縁談。
さて、おようさんは無事に幸せになれるのか?
・りっぱになりたい
近所の若だんなの葬儀中、妹が行方不明に!
誘拐か?はたまた駆け落ちか?
・終
解説…東雅夫さん。
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前作のすえずえにつながるお話も含まれた、皆がいろんなものになりたがる一冊。若旦那と天狗の件はとんでもなく、若旦那はとばっちりを受けたのでは…。相変わらずほっこりする話ばかりで面白かった。中には少し剣呑な話もあるが…。ただ、すえずえで若旦那の未来の話が出てきたあたりから、何やら終わりが見えかけているような。なんだか終わってほしくないなぁと思いつつ、次巻が出るまで待つとする。
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4ヶ月間、本を読む気にならなかったので一切触っていなかったけど…読書熱が出てきた時に読みたい!!と思ったのはしゃばけシリーズだった。
このほっこりとした暖かい世界に触れて本ってやっぱり楽しいな!!と思わせてくれるこのシリーズに出会えた事に感謝。
若だんなの幸せと健康を仁吉と佐助と同じくらい願ってる。
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若だんな…段々頼もしくなってきました。そして兄やをはじめとした妖たちとの楽しい掛け合い。読んでいて空想が広がります。どんな立場でも、憧れる存在があるんですね。私は鳴家になりたい~。
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最後の一編、ちょっと切なかった。
なんで?なんで自分にはないものが他の者にはあるの?
人でもそんな問いを胸に抱く。
あの子もいずれ居場所が見つかるといいな、と思った。
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202207 願いを巡る五つの物語が詰まった「しゃばけ」シリーズ第14弾。猫じゃ猫じゃの踊りは見てみたいな
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長崎屋へ招待した五柱(稲荷神、大黒天、生目神、比売神、市杵嶋比売命、橋姫)との約束が、「えどさがし」へ続くのか。
■妖になりたい…上総西八谷名主で養蜂家の甚兵衛。黒羽と赤山坊
■人になりたい…菓子職人勇蔵、道祖神、江戸留守番役月田と山川
■猫になりたい…戸塚宿の虎、くろ、藤沢宿の熊市
■親になりたい…煮売り屋柿の木屋、わがまま三太、猪助、親になりたい出戻りおようと女中頭おくま
■りっぱになりたい…茶問屋古川屋の万之助、妹のお千幸(ちさ)、糸物問屋塩浜屋弥曽吉
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[1]歓待の礼に願いを聞いてやると神様たちになりたい職業を聞かれた若だんなの返事は?
[2]何かに「なりたい」者たちの五つのお話。それぞれひねりはあまりないけどその分ゆるーくたのしめます。
[3]番外編の明治期の話にリンクする?
■この巻の簡単なメモ
若旦那、薬販売に乗り出す。《他の人と同じやり方じゃ、私は生きてゆける程、稼ぐ事は出来ないって分かった》p.28。その材料を提供してくれるであろう甚兵衛さんは引き換えに、空を飛びたい、ひいては妖になりたいとか言う。
「江戸甘々会」という菓子の集いで男が殺されたが死体がなくなった。
猫又のいる手拭いの染屋と猫又のボスの座争い。
長崎屋の女中、おようはとんでもなく厄介な子どもがいる男と世帯を持ちたがった。
一太郎同様病弱だった茶問屋の大店古川屋の息子万之助が死んだ。葬儀のバタバタの最中、万之助の妹お千幸(おちさ)が行方不明に。相思相愛の糸物問屋塩浜屋の弥曽吉さんのとこにいるのでは? 《一つの事が、ありがたかったり、困り事だったり。物事は不思議です》p.340