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不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか みんなのレビュー

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みんなのレビュー177件

みんなの評価4.4

評価内訳

160 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

特攻と悪質タックル問題には共通した背景があるのでは…と認識させられる1冊

2019/02/04 17:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る

出版されて気にはなっていながら手には取っていなかった本だったのですが、日大アメフト部のタックル問題の際、選手側のコメントとして「指導者の言うことを妄信し、深く考えることなく実行してしまった」というコメントを聞いて「これって、戦争中の特攻を命じた上官と搭乗員の関係と似ているんじゃないか」と思い、読んでみました。
著者がインタビューした搭乗員の方は特攻で1度だけ敵にダメージを与えるよりも、生還して何度も出撃し、爆弾を敵に命中させる方が理にかなっていると考え、それを行動に移します。既に内地へは著者が戦死したと報告を入れてしまっていた上官は「(お前は死んでいることになっているのだから)次こそは必ず死んで来い。必ず体当たりをして来い。」と命じます。アメフト問題で監督・コーチが試合前に選手に言った「(相手QBへのルール違反であるタックルを)必ずやらなければ意味ないよ」との発言と構図が非常に似ていると感じます。
国とか会社や学校など、いろんな規模の組織に属して生きていくことが求められる私たちにとって、命じる側、命じられる側どちらの立場にとっても考えさせられる内容の1冊でした。

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紙の本

前半は殆ど他書の要約、タイトルも疑問

2022/08/20 11:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る

高木俊朗の『陸軍特別攻撃隊』を読んでしまってからのせいもありますが、同書を読んだ後では、正直、本書は気の抜けたサイダーを飲んでいる感じがしました。第2章は同書に記された佐々木友次伍長に関する要約で、付加情報(例えば、跳飛爆撃封殺のための近接信管(VT信管)の使用(238〜9頁)など)も入っていますが、これを読むならやはり同書そのものを読むべき。(陸軍特攻の全体像が相互に連関する多くの当事者の動静・心情と併せて理解できる上に、込められた(抑制されているが故により迫力を感じさせる)義憤のほとばしり方のレベルが違う。)あと、タイトルの「不死身の特攻兵」だが、これは最悪。佐々木さんは「寿命」(199頁など)という言い方をしているが、特攻兵そのものが「不死身」であるはずもなく、むしろ他律的に生死の狭間に置かれた繊細かつ煩悩(苦悩)に満ちた存在であることを考えれば、「不死身」という表現もまた唾棄すべき「美化」「賛美」の作用(記号的価値)を期待してのものと思える。売らんかなということで編集者が案出したものと推察するが、これほど本書(の内容と精神)にそぐわないタイトルもない。

(東久邇宮稔彦王(首相)の「一億総懺悔」発言について)「「命令した側」と「命令を受けた側」をごちゃ混ぜにした、あきれるほどの暴論です。どんな集団にも、リーダーと部下がいて、責任を取るのは、「その指示を出したリーダー」です。その指示に従った部下まで責任を取るのなら、「責任」というものは実質的に無意味になります」(228頁)。
「フィリピンでは、まさに「特別」の攻撃だった体当たりは、沖縄では、「主流」になります」(230頁)。
「兵学校や士官学校を出ていない古参下士官達は、「俺を特攻隊に選んだら許さんぞ」と放言して牽制した者が多かったと言います。任命する上官達も、ベテランのパイロットは、本土防衛のために温存しておく必要があったのです」(235〜6頁)。
「命中率がもし高くても、破壊力は意外なほど低いこと・・・。特攻はただの一回だけです。ただの一回の命中率と、体当たりしなくて何回も出撃した場合の、急降下爆撃の命中率を比べることは不可能です。たとえ、急降下爆撃の命中率が低くても、複数回出撃し、複数回爆撃した時の命中率が、たった一回の体当たりの命中率より低いと、誰が断言できるでしょう。それは、まさに、戦術の放棄であり、統率の外道となります」(245〜6頁)。
「昭和天皇は好戦主義者ではなかったが、平和主義者だったということもできない。昭和天皇が大切にしていたのは、『皇統の継続』で、それがあらゆる判断に優先した」(251頁、保阪正康氏の言)。
「特攻が続いた ・・・ 主要な理由のひとつは、「戦争継続のため」に有効だったからだと、僕は思っています。戦術としては、アメリカに対して有効ではなくなっていても、日本国民と日本軍人に対しては有効だったから、続けられたということです」(257頁)。
「私は箱根の上空で(零戦)一機で待っています。ここにおられる方のうち、50人が赤トンボに乗って来て下さい。私が一人で全部たたき落としてみせましょう」(264頁、美濃部正少佐の言)。
「けれど、それが、地震や台風、大雨、日照り、津波などの災害なら、人はそれを受け入れるしかなくなるのではないかと思うのです」(277頁)。

以上、いろいろ書きましたが、本書の中身そのものはもちろん良著に相応しいもので、読むに値することは論を俟ちません。『陸軍特別攻撃隊』は本書の刊行により復刊されたものと思いますが(26頁参照)、そのいわば「副読本」(?)としてもお薦めの一冊です。

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電子書籍

日本と日本人を見つめ直す企画

2018/05/31 22:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:k - この投稿者のレビュー一覧を見る

全くの偶然である
本電子書籍を「クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン」と同時に購入した
著者が同一だとは全く予想だに知らなかった
本書はそのタイトルのみで購入を判断した
本書の大部分はその記述の対象となる元特攻隊員佐々木友次氏の生涯と
全9回に渡る特攻の様子をつぶさに著している
特攻という行為を語るには「命令する側」と「される側」に分けることが本質的に重要である
と著者は主張する
その上で特攻という行為を「命令された側」の立場から
著者の論拠とする「世間」と「社会」という土俵で分析する
特攻の真偽を議論する上で「傍観者」という立場も加わるという

本書の中で特攻を描いた多くの著作が紹介される
そのほとんどを読んでいる自分に気づかされた
やはり、自分自身も特攻という行為を
日本と日本人について再考するための一つの「窓」と捉えているのであろう
「クールジャパン」に対するレヴュータイトルと同じタイトルを極自然に選んでいた

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紙の本

特攻隊

2018/05/30 06:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る

特攻隊に関する本は、心に訴えるものが多い。若者が、どういった精神状態で死んでいったのか、それを理解することは無理だろう。しかし、状況を理解することは必要なことだと思う。

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2019/02/08 00:02

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2017/12/14 17:09

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2017/11/25 15:17

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2021/12/30 17:44

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