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【映画「人生フルーツ」で話題! 建築家夫婦のライフスタイル】おもてなしが大好き、お金はなくても「毎日が小春日和」。夫婦二人合わせて一七一歳、半自給自足のキッチンガーデンの暮らし。
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大正生まれのよき市民(できるだけ自律的に生きることを選択していく人)の最晩年の聞き語り。妻の津幡英子さんの写真を見るだけでこころが和む。
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2人合わせて171歳。懐しの田舎のおばあちゃんの暮らしをイメージしていたけど、全然古くさくなく、むしろ先進的な暮らしなのではと思った。とても憧れる。
何より自分の感性を信じること。
やりたくないことは無理にやらないこと。
夫婦でもお互い寄りかからず、適度な距離感を保つこと。
上の世代から受けた恩は次の世代に返すこと。
新しいことも進んで学んで刺激を受けること。
いつもご機嫌で可愛くいること。
高価でも本物を選び、大切に使うこと。
夫を信じて支えること。
身体は食べたものでできているということ。
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本当に素敵なご夫婦。お二人共お互いを尊敬し、信用している上で、この生活が成り立っているのだと、改めて感じた。
読んでいて、耳の痛い話もチラホラ…
・人工的に作られたプラスチック製のものは、どんどんみすぼらしくなっていく。
・いくら安全といっても、人間の都合ばかりを重視して、自然に逆らう暮らしはいいわけがない。
・自分の手で暮らしを見据えたストックをつくること。それが「ときをためる」ということ。
・ブルドーザーは、神様が人間に間違って与えた現代最大の凶器。
・献立はストックしてあるものから考えて、途中で足りなくなっても、次の買い物まで買い足すことはしない。何かで代用して、食べない。
・夫婦がいい関係でいるには、やはり、気づかいは必要。年をとってもね。
お二人なりの哲学を感じた一冊だった。
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映画『人生フルーツ』を観て、この本に辿り着きました。
人生観が変わってしまう程、影響を受けました。
素敵なご夫婦ですね。
「心の拠り所になるのは、やはり、楽しい思い出なんですよ。苦しいときに耐えたから、次も耐えられるなんていうことはなくて。たくさんの楽しい思い出があったほうが、心も豊かになれる。」
夫婦の絆なんでしょうか⁈ 器の大きな英子さんですね! 本当に素敵です。
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憧れ、目標なる生活像。
とても真似できない暮らし方だけど、
仕事しながら自分にできることを少しずつやっていこ
仕事に忙殺されると、どんな暮らしをしたいのか忘れがち
たまに思い出して読み返そう
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素朴な暮らしっぷりを眺めるような本。何と言うことはないが、暮らしを〝する〟ことの大切さが書いてあるようだった。
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愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンに住む建築家の津端修一さん、英子さん夫妻の日常の暮らしを聞き書きした本。2012年9月発行の単行本を文庫化したものなので、取材当時は修一さん86歳、英子さん83歳と推察される。注目される理由は、庭で家庭菜園と果樹を含む雑木林を育てながら、日常生活そのものを楽しむ暮らしを続けていることだ。この4年後にはドキュメンタリー映画「人生フルーツ」にもなった。歳を重ねるごとに人生がフルーツのように熟し美味しくなっていく様子がよく描かれている。野菜や果物はほぼ自給自足に近い。採れたそれらを英子さんが器用に調理し日々のおかずや菓子を作っていく。ともに、90歳で亡くなるまで、自活した。こんな暮らしができたらいいなぁと思う。ただ、真似が出来そうにないのは、ニュータウンとはいえ周囲の家の4倍近い約300坪の敷地があること。名古屋市中心部まで30〜40分のトカイナカで、これだけの土地を所有し自由に活用できる人は、そんなにいないと思う。同じことは出来ないので、津端さんとは違う形で自分らしく応用していきたい。
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憧れの暮らし。
少しでもこんな暮らしに近づければなと思いました。
お庭のことが一番気に入りましたが、キッチンのこと、旬や四季のことなどがそれぞれ美しい表現で書かれています。
時短やコスパなんて言葉は出てきません。
働いていると忘れてしまう"暮らし"をもう一度見つめ直していきたいです。
だんだん美しくなる人生に向けて。
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ゆったり "暮らし" を楽しむのっていなあ
今とは時代が違うから男尊女卑を感じ無くはないけれど、時代が異なればそれって当たり前なんだと思う。
私はどんな風に暮らしていきたいんだろうな
おばあちゃんになれるのかな、
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「ベニシアの京都里山暮らし」という本で言及されていたつばた英子さん。建築家の夫妻が老後を愛知県の高蔵寺ニュータウンで自給自足のスローライフを送っていたという。
土づくりから始まって果樹や畑、手作りの食品の数々についてだけでなく、愛知県の造り酒屋に生まれた英子さんが建築家に嫁ぎ、時には着物や宝石を質に入れやりくりしながら芸術家肌の夫を支えるという夫婦の歴史を描いた物語だった。
一見優雅に見えても果敢に二人は人生の荒波を乗り切って行ったのだった。
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引退後のスローライフ
ご夫婦のお上品さ(奥方は知多の造り酒屋、旦那さんは建築家・大学教授)もあり、ほんわかした感じ。
戦後10年の頃に結婚、高度成長期には広島大学教授となり、広島・名古屋・東京を往復した忙しい生活から一転、定年後は名古屋の郊外で半農生活へ。
●モノにまつわる話
(ともに奥方の発言部分)
「物を買うときは次の世代に伝えられる、いいものを買いなさい。安ものは絶対買っちゃいけない」というのが実家の教えでした。
結婚してからはヨットの支払いやなんかで、お金をほかに回す余裕なんてなくなりましたから、なおさら買うものは好きなもの、いいものを慎重に選ぶようになりましたよ。間に合わせのものではすませず、買えるまで気長に待つ。そう、ときをためる暮らしでね。