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図書館で。米崎県警の広報広聴課の鳴りやまない電話のシーンから始まる物語。あるストーカー事件に端を発し、警察の不祥事、特ダネスクープ、そして警察と公安のぶつかり合い。広聴課職員の泉と警察官の磯川が事件を追っていく日々に私も心を痛め手に汗を握ってまさかの結末に放心。泉が事件の本当の真相に気付いた瞬間、確信を感じて目の前がチカチカ光った感じがした。【朽ちないサクラ】のタイトルの妙に拍手。
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朽ちないサクラ
柚月裕子さん。
警察内部のお話。
サクラとは?!
またまた
警察って怖いなーと思った。
小説だけど、
真実味がある気がしました。
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なるほど、ね。
泉ちゃん‼︎
でも、しっくりこない…
組織
公安
犯人さえも…
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誰もが知っている事件を題材とした小説で、ページをめくる指が進まない作品でした。が、後半から、あれ? あら?と引き込まれました。
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県警広報広聴課 泉。 新聞記者 千佳。
二人は親友だった。母子家庭という共通性から、数少ない友人となった。
警察の不祥事件に巻き込まれて、千佳がスクープしたと疑った。
千佳は、自分の無実を証明するために、新聞社を休んで、
調査したが、真実を突き止めるところまで来て、殺される。
警察の不祥事は、内部告発者がいるはずなのだが。
泉は、警察学校の同期の磯川を巻き込んで、
真相を明らかにしようとする。
冨樫と梶山の関係が、微妙な立ち位置だね。
なるほど、そんな風に オカルト教団が関与して、
それを公安がうまく利用するわけだ。
面白い展開となる。
これは、泉シリーズで、続編が できそうな感じがする。
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警察の怠慢で殺害されてしまったストーカー被害者の女性。
それを地元の新聞社がスクープした。
警察に勤める泉は、そのスクープは親友が書いたのだと問い詰めた。
しかし、親友はそれを否定し、無実を晴らすと言っていた。
しかし、数日後に遺体となった。
何かが裏にある。
そう思い、同期の磯川と独自の捜査を始める。
しかし、その結末は…
2018.11.18
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柚月裕子の作品としては あんまり評判良くないみたいだけど わたしは面白いと思った。
題名から なんとなく想像してた重いストーリーとは全然違ったけど これはこれで読みやすくてよかった。
柚月裕子って 最初の頃の作品は 面白いけど きっちりかっちりミステリーってイメージのものばっかりと思ってたけど どんどん自由で面白くバラエティに富んでいく感じ。
今後もますます楽しみ。
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綺麗に役割りが決まった登場人物。親友を殺されて真相を探る泉。
下心が少しあったけど泉と一緒に事件を追う磯川。
初めから(笑)怪しい上司の富樫。どんでん返し的な物は無かったけど、やはりココでも公安かっ!
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最後の泉と富樫の遣り取りにモヤモヤ...。読後感はスッキリしない。富樫の掌の上で弄ばれている感が否めない。梶山が滑稽に見えてくる。
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現実に起きた事件を題材にしているからか,妙なリアリティがあってどんどん読んでしまう。相変わらずこの人の小説的技巧はずるい。ただ,動機が弱いかなぁという感が否めない。
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ある地方県警捜査一課長、元公安本庁広報課長の同期おじさんと親友が被害者となった部下広報課女性事務職、彼女に憧れる年下の所轄刑事が熱く事件に迫ります。骨太のおじさんがカッコいい作品です。
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元々筆力のある方の作品なので一気読み。
何ともすっきりしない終わり方で「うーむ」と考えてしまう。
正義とはなにかという問いかけなのかな。
主人公はこの熱くて青い正義感のまま生きて行けるのか心配になる。
腹に収めることができないのは若さなのか純粋さなのか。
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警察のあきれた怠慢のせいでストーカー被害者は殺された!?警察不祥事のスクープ記事。新聞記者の親友に裏切られた…口止めした泉は愕然とする。情報漏洩の犯人探しで県警内部が揺れる中、親友が遺体で発見された。警察広報職員の泉は、警察学校の同期・磯川刑事と独自に調査を始める。次第に核心に迫る二人の前にちらつく新たな不審の影。事件には思いも寄らぬ醜い闇が潜んでいた。
もやもやする読後感。
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ー 脳裏に、桜が浮かぶ。果てしない時を経てきた老木が、満開の花を咲かせている。風が吹き、花弁が舞う。まわりの景色が桜で埋め尽くされていく。辺りが見えなくなる。見えない、見えない、なにも見えない。一面、桜だ。
息苦しくなり、幻影を振り払うように首を振る。 ー
警察小説。しかも公安もの。
切り口も面白いし、ストーリーもいいんだけど、真相が分かりやすい。その辺はやっぱり、古野まほろを読みすぎてるためか、もっと驚きが欲しくなる。
でも、『孤狼の血』も面白かったし、他の作品もいろいろ読んでみたいなぁ〜。
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ヒロインの泉は、県警本部の広報課に勤める事務職員だ。「警察部内の人間」ではあるが「捜査員」ということでもない。何か絶妙な立場の“探偵役”ということになる。
相棒のようになる磯川は、問題が起こった部署の末席に在る新米刑事であるが、事案の捜査に直接携わっているのでもなく、何とか関係情報を得ようと、好意を寄せる泉を助けようと調査を進める…この人物も好い感じだ…
言ってみれば、「半ば素人の若者コンビ」が徒手空拳に近い状態で“謎”の解明に挑むという筋だ…そういう中、謎が謎を呼んで、事態は変転する…
読後に、何か“余韻”も在るような感である。主要な劇中人物達の「その後?」というようなことも、一寸想像してしまうが…なかなかにお薦めだ!