親御さん達の助けになります。
2019/02/13 19:50
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投稿者:モリー母さん。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
我が子の引きこもりが引き金で読みました。数々の書籍を読みあさり、自らカウンセルも受けましたが、本人が病院もカウンセルも行きたがらないので不安だなぁ...て時に、良書悪書もあった中で、この本に巡り合えて私はとても幸運だったと思います。
「頭」と「こころ」とを、つなぐ「接着剤」ーーー「愛着」
2018/05/08 04:20
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投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
よく「頭では判るが、なんか、しっくり納得出来ない」というズレやヒネクレが起る。 「言うは易いが、行いは難し」で、知識では「知ってる」が、実際には、なかなか、その知識通りには出来ないと言う事はよくある。 それでもヒトは、少々無理からにででも、その「段差」を、根性とか、ヤマト魂とかの無理ムリの「精神力」で、昔の日本人ならネジ伏せてでもやってた(体育会系の人達は、今も、やってりする)。 しかし、そこまでの、「こころの馬力」がないのであれば、「愛着」という、本能に、より近いアイテムを使い、粘り強くその「段差」の急坂を登って行く事に成る。ーーーたとえると、それはナメクジや、カタツムリが粘液の粘りを使い、色々な所を這って進むのに、よく似てるのかも知れない。 そして本書では、その「愛着」を、より安定的なものにして行く、やり方が書かれている。ーーー「より安定な愛着」は、使い勝手が良いので、結果的に、暮らしの質向上に、つながる事が多くなる。
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近はなんでもかんでも症例に名前がついているので、どうかなあと思う部分があります。愛着障害の子って、昔もたくさんいましたよね。
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愛着→人と人との絆の土台となる生物学的な仕組み。オキシトシンや内分泌系、脳の前頭前夜、へんとうたいが関わる。幼い頃の養育者との関係で育まれるが、その後の環境や練習でパターンが変わることもある。
・安定型
・回避型
・両価型(不安型)
・恐れ回避型
・未解決型
不安型を、安定型にするには
・振り返り力を高めて、自分や相手を客観的に見る
・自律、過剰反応のコントロール
・ありのままを肯定的に受け止める
・愛着関係で自分の身に起きたことを整理し、自分なりの理解納得を得る。
認知の歪み、二分法的認知の是正
よいところ探しエクササイズ
視点をかえてものごとをとらえ直すエクササイズ
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本書をはじめ岡田先生の著書に唯一決定的に欠けているのは、安全基地となる者の条件、努力、精進を求めるばかりで、本人の自助努力も必要だという点にはほとんど言及されていないことだと思う。すべては安全基地がないせい、安全基地となる者が未熟なせい、といった印象を与えるが、最後はやはり『天は自ら助くる者を助く』なのではないだろうか。
実際には、安全基地になって根気よく支えようとしている元々安定型の人間でも、彼の並外れた不安定さ、こちらの弱点をよく知っているがゆえ一番痛いところを針で突き刺してくるような無自覚の試し行動など、その独特の破壊力によって一時的に不安定にさせられたところへ「君は安全基地にはなれない」と全否定されたりする。自分が安全基地を安全基地でいられなくなるほど痛めつけ弱らせたタイミングで全否定するという非常に卑怯な手法をとる。100か0かの白黒思考により、それまでの良かったことなど全て無かったことにされてしまう。つまり、人間技ではないレベルの"安全基地"を要求される。こうなると、こちら側の努力や素質の問題ではない。しかし、本人に自覚はないようだ。存在自体を完全に拒絶され、連絡を取ることさえできなくなってしまうため、諦めて関係を解消するか、それでも大切な人ならば、ただ途方もなく待つしかない。偏った認知による激しい思い込みに、こちらは為す術がなくなってしまう。
結局、愛着障害が重症であればあるほど、安全基地の存在だけで改善できるわけではない。本人の「変わりたい」「救われたい」という意志がなければ、救ってあげることなど誰にも出来ないのだと痛感する。
読み込めば読み込むほど、納得できる部分と「それは違うだろ」とツッコミを入れたくなるところが明確になってくる。
愛着の大切さはよくわかるが、何でもかんでも親や環境のせいにしすぎている。愛着障害からくるうつ病やパーソナリティー障害の人がますます現実と自己から逃げるための都合のいい言い訳を提供してしまうだけだ。
したがって、この本をはじめ、愛着障害に関する書籍をそのまま鵜呑みにして実践していけば改善すると思い込んではならない。確かに大きなヒントを与えてくれてはいるが、あくまで理想論でしかない。患者は一人ひとり、まるで違う。
オーダーメイドの支援、本人の自覚と自助努力が欠かせない。
こういった書籍から理解しておくべきは、彼らは親の育て方の第一次被害者であり、本人もなりたくてそうなったわけではない、ということ。それだけは、ちゃんとわかってあげていたい。
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認知改善プログラムの内容が簡潔にかかれている。それがよい。
傷が深いほど、カタルシスとは逆に傷口が再びひらいて痛みだし、精神不安定が強まってしまうことがある。蓋がとれてしまった状態。
ここ半年はそんな状態だったのかなとおもう。
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愛着障害について知りたかったので興味深く読めた。
人と人との関係性を作る上で土台となるもので、ここがしっかり形作られなければ今後その人の人生に問題が生じるのは、身近な人でそれを感じたから理解した。
難しい問題だよね、親子関係とかさ…。
でも他人が助けてあげられるわけじゃないから、どうにか自分できづけるといいんだけどな。