紙の本
幸せの風見鶏
2023/10/25 15:09
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投稿者:再び本の虜に - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリーのような、でも大きな事件は起きないしなどなど考えながら読みました。一番気になったのは管理人さん。読み終わり成程と。お話が繋がっているところがよかったです。
電子書籍
風見鶏
2021/07/27 22:01
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
一時期流行ったシェアハウスもの。
心の奥の失くしてはいけない大事なものを思い出させるような物語で、どんどん引き込まれていき、ふんわりとした優しい気持ちになった。
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とても良かった。
神戸の街を舞台なのも(名称は変えてるけど)好きだし、物語がとても優しく柔らかいのがなんとも言えない。
読んでいて「あー本好きだなぁ」と何度思ったか。
麻矢の話が1番好きだった。
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北屋丘町の古い洋館に集められた4人と管理人。それぞれが抱えた問題をなぜか管理人の弓月が解きほぐしていく。なぜ4人が集められたのか、風見鶏がいなくなり、弓月の行方もわからず…そこからラストに向け、散りばめられていた伏線が回収されていく。ラストはなんだかジーンと。氷が溶け、春を迎えるような、そんな温かさがある一冊。ドラマ化とかしたら面白そう。
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ツイッター読書アカウントのフォロワーさんから教えていただいた一冊。
晴生、暢子、麻矢、有。シェアハウスに集まってきた、年齢も性別もバラバラの4人と、その管理人である弓月との生活を描く。章ごとに視点が変わり、4人の過去が少しずつわかってくる。生意気で無愛想な弓月=吸血くんが、それぞれをフォローしていく。
終盤で吸血くんの過去や謎も明らかになり、最後にはすっきりと伏線が回収される。
面白かった!これは、早くも今年面白かった本にランキングされると確信。
「やって後悔する方が、やらなくて後悔するより楽」
という、有の雇い主の颯馬の言葉もよかったな。
心が温かくなる良本に出会えた。
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最初はそれぞれに、なんだかなと思った住人たちが、個々のエピソードを読むごとに、ダメなところもあるけれど愛すべき一人に変わる。吸血くんがいい味出してます。若干うまくできすぎている感、くさすぎる感はあるかもだけど、それでもこういう、読後幸せな気持ちになれる話が私は好きです。
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それぞれが事情を抱え、導かれるようにシェアハウスおためしキャンペーンで風見鶏が構える洋館に住むことになった4人の住人達。
吸血と呼ばれる管理人の弓月。
一章ごとに住人一人ずつその事情が語られていき、最終章の契約満了日、クリスマスに一つの物語にまとめられる。
不器用で傷つき、後悔しながらも逞しく生きてきたそれぞれの人生の中で、出会いは一瞬でも知らず知らず誰かの力や心の支えになっていた。
そんなお伽噺だけれど、絵空事ではないような。
少し羨ましく思ってしまうお話。
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お試しキャンペーンでシェアハウスに集まる4人と管理人の物語。シェアハウスにしては年齢層が高め。無愛想なのに大事なところで住人の助けになってくれる若い管理人。最後にいろいろ明らかになるが、それがなくても十分楽しめる良い作品だった。自分の言動が他人に影響与えるって覚えておこう。
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なんてことないはなし、のはずなのに、最後のどんでん返し的な流れにはまったのには驚いた。
でもなんかしっくりとした感動が生まれなかったのも事実。
みんな何かしらコンプレックスや脛キズを持ちながら、生きてるんだなぁ。それを皆が少しでも思ってくれていたらもう少し生きやすい世の中になると思う。
そんな感想をもちました。
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『シェアハウスかざみどり』
名取佐和子/幻冬舎文庫
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クリスマスまでの期間限定でシェアハウスに集められた年齢性別バラバラの住人。管理人は若く見える吸血鬼風の男性で…
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一人一人のドラマが伏線で最後に大きな話になる好きなパターンのお話だった。愛想がないように見えつつも実は仲間想いな管理人さんいい人だな
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誰かのささいな言葉が人の人生を動かすこともあることを学んだ。
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ハートフルストーリーですね。
名取佐和子さんならではの、伏線満載の仕掛け物語です。
場所の設定は観門市になっていますが、神戸を念頭に描かれています。大震災も物語の重要な要素ですね。
観門市の坂の上に建つ八角形の洋館、赤い屋根に丸々とした風見鶏が立つ。
この洋館に、好条件で集められた、年齢も性別もバラバラの四人と管理人が織り成す物語。
序章、四章、終章の短篇連作。
それぞれがかなり癖が強い性格で、問題点を抱えながらシェアハウスの生活と絡み合いが紡ぎ出されていく。最後の終章で散りばめられた伏線が見事に完結する。
名取さんの作品には、いつもほろりとさせられます。
抱え持つ悩みや過去の出来事のトラウマも、すべて次へのステップに切り替えていく物語構成には泣かされますね。
読了後の爽やかさと優しさに包まれて、心温まる物語です。
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読了後、私は誰かの力になってるのか、励みになってるのか、これからそんな人になれるのか、そんな風に思ってしまいました。どこかシャアハウスに憧れてしまう私です。