中学受験６年生からの大逆転メソッド 最少のコストで合格をつかむ６０の秘策 ２０１９年入試版 みんなのレビュー

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投稿者：岩波文庫愛好家　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

悩んでいた諸事が網羅されていて、非常に助かりました。
　各ご家庭によって様々ですから、一概には、となるでしょうが、我が家にはピッタリきました。ボチボチと実践します。

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投稿者：気まぐれネット購入者　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

朝小などでもご存知の方も少なくないであろう「きょうこ先生」の本です。
塾講師という側面よりも、受験カウンセラーといった側面を全面に出して活動している様子で、講演会なども精力的になさっているようです。
どの家庭も塾を利用して受験に取組んでいるかと思います。そこで、塾を最大限に活用するノウハウが求められてくるわけですが女性ならではでしょうか、細やかな視点での指摘が少なくありません。
できれば、塾に任せている以上、あれやこれや親が係らなくても大丈夫ですよって塾に通わせたいものの、現実には全てを塾任せには出来ないでしょう。進捗度など個人差があるから、塾のカリキュラムのような最大公約数的な対応では所詮、無理があるからです。
その点、家庭教師や個別指導が好ましいと思われますが、本書は、とりあえず塾を肯定し、これを活用するノウハウを説いています。
塾のメリットは最大公約数的な側面にもあり、否定することは出来ません。母集団における立ち位置などの情報は業界大手のほうが有利である事は間違いないでしょう。
そこで、親はどうするのか。ごく短時間で良いからマメな電話を塾に入れ、宿題を全てこなすのではなくカスタマイズする方法を探りましょうという視点があるようです。ご指摘のとおりですが、これが出来る為には親が子供の進捗をきちんと理解している必要があります。子供のどこに家庭学習の問題があり、これを改善する具体的な対処方法を相談する必要があるからです。
そして、必要な学習を行い、比較的に優先順位の低い学習は取り組まない取捨選択による効率化を図る必要があります。
ただ、この効率化も子供の状況をきちんと把握する必要があります。塾に電話して、いきなり効率的で無駄の無い学習方法を伝授せよでは解決できないでしょう。
思うに、親の決断としては取組むべき課題よりも、取り組まない課題を見極めるのが重要だろうといえそうです。
そのためには説明会の後などに、先生のおかげですと感謝の意を伝えることが必要だろうとの指摘です。相手も人間ですから当然だろうと思います。女性ならではの細やかな視点かなと思います。すると、塾の先生も目をかけてくれるだろうから、情報交換をしやすくなるだろうという事でしょう。
ようするに、塾に対応を伺う事が出来るのは、子供の進捗をきちんと把握できている親である必要があるので、そういう親になるための細やかなノウハウを知りたいという場合に参考になる書籍ではないかと思います。
個人的には、本書は模範的な親のあるべき姿が指南されており、受験における理想的な親になれるだろうか心配でノウハウを求めて読んでも、逆に大変だといった気持ちを助長されるだけに終わり、反省ばかりでした。