紙の本
何かちょっと読みたい時におすすめ
2023/11/24 20:45
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投稿者:kisuke - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリ作家が主人公の短篇推理小説集。
それぞれのお話は短く、クスッと笑える感じのミステリーで、つらい気持ちにならずに読むことができます。
紅茶やココア等を飲みながら、くつろいで読書するのに向いていると思います。
紙の本
上質なミステリ
2022/09/14 07:55
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投稿者:MIKA - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集。
何かの合間に読むにはちょうど良いけれど、読んでいると楽しいので時間を忘れてしまうから要注意。
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作家あるあるが面白い
2018/12/30 15:29
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投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
たまには殺人もある、日常の謎タイプのミステリです。ミステリ作家が事件に出会う、という設定のため、作家あるあるが本編にちりばめられていて、楽しいです。
主人公の周りの人々も、「そういう人いるよね!」という感じの人が多く、身近な感じがして楽しめます。「慈善活動に打ち込む女性」などは、「日本で言うと、公民館にめっちゃ通ってるお母さんみたいな感じだろうか?」と考えながら読んでいました。
短い短編でかなり読みやすかったです。各短編にあとがきも付いていて、黒後家蜘蛛の会みたいな感じです。(作者も意識しているのでしょうが。)
日本限定ボーナストラックもついていて、何だか得した気分です。
紙の本
作家はつらいよ
2018/09/30 17:37
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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
壮年のミステリ作家が数々の事件に巻き込まれ、解決する短編集。短編でもかなり短い話が多いので、さくさく読めます。同じユーモアあふれる短編作品という点では、ジャック・リッチーのほうが好きですが、作家の裏話とかそういうのがあっておもしろかったです。
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ミステリー作家の皮肉とユーモア溢れた日常
2018/07/08 15:02
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投稿者:まもり - この投稿者のレビュー一覧を見る
とてもとても面白かった!予想以上に主人公の性格がツボに入ってしまってたまらなかった。
物事を常に静かに冷静に、時に不本意ながら我慢強く対処している姿に、我知らず「フヘッ!」と気の抜けた笑いを禁じえず。じわじわ染み入る愉快な気持ちにしみじみ読書の醍醐味を満喫しました。
どのお話しもとても気に入っていますが、特にいいなあと思ったのは、タクシー運転手に対する謎解きのラスト。
改めてですが、上質で上品なミステリがこんなにも魅力的だとは…!ああ、本当に楽しかった!またシャンクスの活躍が読みたいです!続編切望いたします!
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タイトルが本当に秀逸だと思うけど、正に日曜の午後にちょっと一息ついて、お茶など飲みながら読みたい感じ。ミステリ作家のレオポルド・ロングシャンクスを主人公にした連作短編集。殺人事件もあるけれど、読み終わった後に嫌な気持ちが残ったりしない。14編あるので、忙しい合間に少しずつ楽しめます。
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50代のミステリ作家シャンクス。
恐ろしい事件が起きるわけではなく、日常の謎解きです。
とても力の抜けるいい感じです。
夫婦共に小粋です。
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翻訳者の持ち込みによって出版された短編集。ミステリ作家の主人公は少しばかり皮肉屋で、読んでて「作家ってみんなこんな感じなの?」と苦笑してしまいました。どの短編も後味良く、楽しく読むことが出来ました。
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最初の1-2篇を読むと意外性が足りない気がするが、読み進むにつれ、控えめなユーモアとそこはかとない品のよさを感じるようになる。
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本書の主人公・シャンクスはミステリ作家。
ロマンス小説家の妻に持ち,結婚して二十余年という中年の作家夫婦である。
そんなシャンクスのモットーは次の通り。
「事件を解決するのは警察だ。ぼくは話をつくるだけ」
シャンクスはミステリ作家であって,探偵ではない。
それなのに事件の話を少し聞いては,たちまち謎を解き明かしてしまう。
ユーモアと知性のあふれる作家夫婦のやりとりも読んでいて心地いい。
そんな軽妙な味わいの物語が詰まった短編集です。
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作家が探偵になる(わたしは探偵ではないといいながら)日常の謎系の連作短編集。ユーモアたっぷりでほのぼのしてて、でも作品によっては殺人もあったりして、ミステリらしさもたっぷり。とても読みごごちがよかった。
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【収録作品】シャンクス、昼食につきあう/シャンクスはバーにいる/シャンクス、ハリウッドに行く/シャンクス、強盗にあう/シャンクス、物色してまわる/シャンクス、殺される/シャンクスの手口/シャンクスの怪談/シャンクスの牝馬/シャンクスの記憶/シャンクス、スピーチをする/シャンクス、タクシーに乗る/シャンクスは電話を切らない/
シャンクス、悪党になる
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ミステリ作家が事件に出会ったらというシチュエーションでの短編集。
シャンクスが偏屈で頭が良くて皮肉屋で楽しい。
そしてミステリ要素満載で、短編なのに気を抜いて読むと伏線がわからなくなるほどである。短いのに濃密だ。
解説で「黒後家蜘蛛の会が好きなら」というくだりがあり笑った。ああ、好きだよ。
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それぞれ短い中で謎とその解決がユーモアを散りばめらながら語られています。趣味の良さが感じられる小品集。
小品とはいえ、14話それぞれ事件と解決のバリエーションが豊富でワンパターンにならず最後まで飽きることはありませんでした。
それぞれのストーリーは完結していますが、14話を通じて登場人物たちの関係性や環境の変化が感じられて読み込むとまた違う面白さもあります。
続編を期待してしまいます。
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図書館司書のロバート・ロプレスティによる、ミステリ作家シリーズの第一弾!
ミステリ作家のレオポルド・ロングシャンクス(通称:シャンクス)が、身近に起こる様々な事件を解決していくという短編集です。
いや~、おもしろい!
なんというかクセになるシリーズです。
全体的に物語に流れる空気はスローテンポで落ち着いた感じ。
これは主人公シャンクスが50代で、落ち着いた大人の男性だからかもしれません。
実は読み始めたときは、このリズムがなかなかつかめなかったので、少しずつ読み進めて慣らすという作戦をとりました。
そうやって読み進めていくうちに、シャンクスのキャラクターと物語の空気感が好きになっていきました。
基本的に落ち着いているシャンクスですが、物語の中では喜怒哀楽もしっかり表現されていて、その人間味に好感が持てます。
妻のコーラとの関係も、お互いを知り抜いているという感じでとっても素敵。
扱われている事件は詐欺や窃盗、殺人など、多岐にわたりますが、無駄に劇的じゃないというか、単純にミステリとして楽しんで読めるという感じです。
その中に、シャンクスの日常もうまく織り込まれていて、しっかり生活感があるのがまたいい。
おだやかな読書時間を楽しみたい方におすすめのミステリ作品です。
◇おすすめポイント
・主人公シャンクスの人間味
・物語に織り込まれた生活感
・ミステリ作家あるあるも楽しめる
◇こんな方におすすめ!
・ミステリが好き
・短編集を何か読んでみたい
・心穏やかな読書時間を楽しみたい