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前作よりも主要キャラの造詣が類型的になっているのが残念だなあ。ただ、時代設定や万博という舞台立てはおもしろい。組合潰しなんかをやる探偵組織というとこほは、コンチネンタル・オプを連想した。次作もあるので、そちらも楽しみ!
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やっぱり好きだなこの世界観。
上手いなぁ。人間よりも人間らしい伊武。
胸パットは私は使った事ありませんが(笑)
あ、でもはじめからインされてるのはそのまま使ってます。
なんの話し(笑)
あー伊武かわいいなぁ。
心は、触れ合えるのだと思います。
触れ合うのは、魂なんだと思います。
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だいぶ時間を置いて読んだ続編なので、繋がりが見えなかったりして充分には楽しんだと言えないかもしれない。それでも登場人物の思いの強さ、執着の根拠には裏付けが弱かった気がする。ただ、ストーリーは面白いので、次作も読んでみようと思っている。
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シリーズ2作目
第一作は抜群の完成度で設定も話の展開も素晴らしかったし、登場人物の心情もよく描かれていた
今作も舞台は非常に興味深いし、話運びは極めて巧み
一方で主人公があまりに重い過去があって、なかなか共感できるとこまでいかないうちにどんどん個性的なキャラが出てきて、話としてはまとまってるけど、心情理解が追い付かなくなってしまった感じがした
もう一人の主人公というべきイブがもう少し活躍してもよかったのではと思う
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――
“ 馬離衝《バリツ》と呼ばれる武術の特徴は二つある。
一つはその呼吸法だ。馬離衝では「相気」と呼び、これを調和させることを目的とする。
一元、太極、三才、四神、五行の五種類の呼吸法があり、敵をねじ伏せるのではなく、調和することによって力を封じ、無力化するのが馬離衝だ。”
……いやぁSFだなぁ。真面目に。
乾緑郎『機巧のイヴ』二作目は新世界覚醒篇、ということで前作から約100年の時を経て、舞台は大陸へ移る。万博という、云うなれば技術狂いの舞台設定の中に、けれど機巧人形は埋没することはなくて。むしろ技術の先端でこそ、いのち、との境目は歴然として。
前作よりもハードボイルド感が増した気がするのは、単純に時代が下ったからかしら。その分伊武の可愛げが増しているのはよしよし。けれど全体的には前作のほうがやはり、均整が取れているかな、と云う感じがしました。
舞台が日下國に戻る次作で、どう纏まるか。
☆3.2。
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このシリーズなんか乗れないな、と思っていたのだが、スチームパンク的ロマンチシズムを期待すると当てが外れるんだ、と今回気が付いた。人種差別や労働争議と言った万博の裏側をリアリズムで描き混む手法は、ハードボイルドでしょ。もちろん、「卑しき街を行く孤高の騎士」というチャンドラー流のロマンチシズムは存在するわけだけれども、これってスチームパンクに期待されるロマンとは、また別の物だよなあ。てなことを今回思った。
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#読了 しました。
新世界大陸で開催される万博に、停止した機巧人形伊武が展示されることに。そんな中日向丈一郎は伊武の誘拐を依頼される… 技術革新・産業革命・過去の戦争・利権などが絡む中、再び覚醒した伊武と伊武を取り巻く人間達…日向の過去…凄く面白かった。私的にかなり満足度高いです。
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前作より百年後の世界。
今回は電気などが普及してきた頃の外国のお話でした。
伊武が動き出すまではいまいち乗り切れない感じでしたが、前作の最後の章みたいに万博が開催されてからの怒涛の展開が高低差すごかったです。
日下に戻ってからのシーンがめっちゃ切ない。
それとは別に機巧人形が全部話に出てきてて嬉しい。
次はいったい何年後の話になるのか。フェル女史気に入ったのだが出番は終わりかな。
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「あなたは、どなた」?少年が彼女の冷たい体を抱きしめるとき、運命の歯車が廻り始める──。
いやぁ~痺れますね~
SF×伝奇=未体験ハイブリッド小説!!
シリーズ第1作を読み終えたのが2022.12.29、あまりの面白さに続編を購入し、手にとるまで約8ヶ月...
何やってたんだよ~って心の声が聞こえる間に物語の世界は100年経っていました(笑)
シリーズ第2作となる本作は前作と違い所謂長編物で、江戸時代を彷彿させる舞台から100年後(明治~大正)を彷彿させる時代へと進み、日本を彷彿させる日下國から1893年にシカゴで開催されたコロンブス万国博覧会を彷彿させる世界コロンビア博覧会へと移ります。
正直に言うよ、カタカナ名の登場人物、相関関係はわかりにくかった…
故に読後評価は☆4つ(正確には3.6程度)。
後半にかけて盛り上がったけど、途中までは...
でもね、そんなの関係ねぇー、そんなの関係ねぇー...
面白いものは面白い!!
日下國へと戻ってきた《イヴ》
続編の舞台は日下國へ。
想像力、爆発。SF伝奇小説の歴史的傑作!!
「『機巧のイヴ』はまさに、わたしが求めていた最高の小説だった」(池澤春菜)
「あなたは、どなた」?少年が彼女の冷たい体を抱きしめるとき、運命の歯車が廻り始める──。1892年、万博開催を翌年に控え、空前の賑わいを見せる新世界大陸の都市・ゴダム。万博の利権を巡る人々の争いが繰り広げられる夜、パビリオン「十三層」の頂上で、機巧人形・伊武(イヴ)が永の眠りから目覚めた。機巧と人間。本当の“心"を持つ者は誰か? 未曾有の世界に魂が震えるSF伝奇小説の傑作!
内容(「BOOK」データベースより)
「あなたは、どなた?」少年が彼女の冷たい体を抱きしめるとき、運命の歯車が廻り始める―。1892年、万博開催を翌年に控え、空前の賑わいを見せる新世界大陸の都市・ゴダム。万博の利権を巡る人々の争いが繰り広げられる夜、パビリオン「十三層」の頂上で、機巧人形・伊武が永の眠りから目覚めた。機巧と人間。本当の“心”を持つ者は誰か?未曾有の世界に魂が震えるSF伝奇小説の傑作!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
乾/緑郎
1971(昭和46)年、東京生れ。2010(平成22)年、『完全なる首長竜の日』で『このミステリーがすごい!』大賞を、『忍び外伝』で朝日時代小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)