紙の本
「うつ」を仏教の視点から
2018/08/21 08:33
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投稿者:和田呂宋兵衛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ヒトの脳は変わる、するとこれまで効いていた薬が効かなくなる」という発想が面白いと思いました。これも「諸行無常」でしょうか。後半はほとんど仏教書ですが、そもそも仏教は精神療法から始まったものと言えるでしょう。座禅は痛いですが、般若心経は確かに落ち着きますね。
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瞑想、写経、念仏。
医者の本なので、引用がたくさんあり、信頼できる。精神論だけではなく、説得力がある。考えない事は現実逃避なのではないかと思っていたが、考えない事でのメリットを知る事が出来落ちついた。興味深いのはプラシーボ効果により実際に身体が変化すること。病は気から、気持ちも大事。量子論も面白かった。
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抗うつ剤で刺激すべき脳の部位は、時代によって変化している‼️際限のない投薬治療はやめて、食事法や生活習慣の改善、瞑想で内側から変わる! 薬なしで自身のうつを克服した脳科学医が教える「自分に合った」うつ治療という新常識。 はじめに ●うつ病は血液検査で分かる病気ではない ●抗うつ剤が効かない
【第1章】 うつ病を理解するツボ
●医学はうつ病についてほとんど分かっていない
●悪戦苦闘のうつ病治療 ●抗うつ剤が効かない
●ゆがめられた考え方
【第2章】 脳科学のツボ ●脳は変化している
万物に心は宿る 脳は変化する 気分にとっても脳は変わる
脳は人や言葉との出会いで変わる 薬は解決にはならない
「自己肯定感のなさ」をポジティブにとらえる
【第3章】 言葉のツボ ●言葉で脳は変わる
●目指すのは悟りの境地 ●うつに効く、お守りの言葉
●考えないという工夫
【第4章】心持ちのツボ ●嫌なことを思い出さないために ●自分の多面性を見つめれば楽になる
●自分を愛するツボ
【第5章】 生活習慣のツボ ●うつ病に効く食事
うつ病とセロトニンの関係 それでも肉を食べなさい
甘いものを食べると幸せになるのはなぜか
うつ病とビタミンなどの栄養素との関係
おいしい食事が心を癒す ●運動-明るい場所-姿勢-睡眠
1.運動する 2.明るい場所に行く 3.正しい姿勢を保つ
4.眠り方を工夫する 5.入眠の方法を工夫する
6.緊張を和らげるには
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■感想
体と同じく脳や心にもうつを和らげる場所(ツボ)があると考え、ツボを押したり揉んだりしてコリをとっていくという思想が印象に残った。
うつに効くツボとは言葉や考え方のことで、コリをとるとは自分が使う言葉や考え方を柔軟にすることだと思う。
僕のコリは、身近な人への怒りや失望を通じて、人を頼るのを諦めあらゆる事は自分で考えるしかないと考えるようになっていたことだ。
コリの解消のために、CBTを通じて考え方を柔らかくしたり納得してなくても人を頼る経験を積んだりしている。意外と順調だ。
そんな自己対話を助けてくれた本だった。
■補足
東洋医学では、ツボを押したり揉んだりすることで刺激を与え、相応する器官や臓器の機能を活性化させるというアプローチがとられる。ツボは頭や臓器と繋がっている。