紙の本
ユートピア
2021/12/03 16:16
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
地元民に対する、転入者の優越感が不快だな、と思ったところから始まった。
表面上は穏やかだが、ギスギスした感情が見え隠れする人間関係。実社会でのいざこざと、ネットで広まる悪意ある噂話。湊さんならではの負の感情が渦巻いていたが、子供たちの無邪気さが救いだった。が、子供たちも、無邪気だけで終わらなかったのも、スパイスになっていた。
紙の本
女性社会
2021/10/15 08:27
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投稿者:N - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性社会、人間社会の複雑さを感じた。
紙の本
うーん・・・微妙。
2018/12/24 22:29
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投稿者:優乃 - この投稿者のレビュー一覧を見る
期待が大きかったせいか、良くも悪くもなくというのが本音です。
リバースがとても面白かっただけに残念でした。
でもそれなりに楽しめるので読む価値はあるかな。
紙の本
背負いながら
2018/10/30 17:18
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投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろんな家族が色々負いながら生活していて。理想と現実とみんな戦いながら無理しながら頑張っているのか。身近にありえそうな複数の家庭でどんな展開になるのか引き込まれあっという間に読み終わった。
深く考える本というわけではないが自分にないちょっとした空気を入れることが出来た。
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ユートピアってあるのか。ないでしょ、ディストピアの間違いでしょ。
田舎の狭いコミュニティだからかな、都会とはまた違った人間関係が怖い。そしてやっぱり女なんだ。この心の内側がざらざらする感じ、湊かなえだなあ。
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山本周五郎賞受賞作が文庫化。
ここのところ文庫化される湊かなえ作品はイヤミスから良い話寄りになっていたように感じられたが、本書は読後が良くないw 湊かなえに期待しているのはこれなんだよな〜と実感した1作だった。但しデビュー作や初期作品にあった『イヤ』なだけではなく、『良い話』テイストが随所に混じっているのが益々『イヤ』度を倍増させていて良かった。
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ボランティア基金「クララの翼」を設立した3人の女性の視点で描かれる心理ミステリ。著者らしい人間のドロドロとした内面心理の描写と些細な悪意や妬みが思わぬ展開を見せる ―― https://bookmeter.com/reviews/75607658
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本音と建前。女の見栄。それが今作のテーマな気がした。子供ですらそうしてたんだもの。オチはなるほどね!とびっくりしたけど、結局健吾は白なのか黒なのか!?子供の火遊びで家が焼けちゃって隠してた事実が露呈する事を恐れたから逃げた。で合ってる?子供に協力して脅迫状作った風だけど金が欲しかったことは事実よね?
金を奪われた男性の死体はどこよ?
菜々子の旦那はまた浮気し始めたん??
後半のたたみかけは、本をめくる手が止まらなかったけど、たくさんの疑問が残ってしまい回収はイマイチでした。でも湊さんの後半のドキドキはクセになります。これからも湊さんの作品は読み続けます。
ユートピア。理想郷。理想郷なんてないものなのね。。
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多分私の理解力の問題だと思うけど、他の湊かなえさん作品に比べて「そういう事だったのか……」要素が少ないような気がした。なんかモヤモヤする部分があるけど何がモヤモヤしてるのかも分からないので時間置いてもう一度読むことにします。
解説にあった表現だけど、「主観の殴り合い」っていうのが本当にぴったりだと思った。狭い田舎だからこそ起こるトラブルとか噂話とか、3人の女性たちが表面は友達だけど内心で毒づいているところとか、リアルすぎて……いや〜〜さすが、後味が悪い(褒めてる)
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湊かなえ作品は、楽しみにしているため、どうしてもハードルが高くなってしまいます。
前半、中盤と読み進むにつれ、「おっ。こんな感じで話が進んで行くんだろう。」と、想像しながら、続きをワクワクしていましたが、最後は消化不良でなんだかなぁという感じ。
前半の各章ことの、FLOWERの記事も、最後まで引っ張ると思っていたら途中で完結するし、最終章も「えっ。こんな浅い終わりでいいの?」と感じました。
もっと3人の描写があっても良かった。
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先祖代々からの住民とユートピアを求めてやって来た新しい住民が混在する町、鼻崎町。
15年振りに商店街で祭が開催されることになり、実行委員に選ばれてしまった菜々子は、新住民であるすみれと5年程前に夫の転勤でこの町にやってきた光稀と親しくなる。
菜々子の娘の久美香は数年前の事故で車椅子生活を余儀なくされており、すみれは久美香を広告塔に車椅子利用者を支援するブランドを立ち上げるのだが……。
2018年7月5日読了。
閉鎖的な土地とネットという世界が作り出す心理ミステリー。
昔のようにイヤミスだけではなく、人の弱さがしっかりと描かれているのが印象的でした。
最後の章については湊さんならこう来るだろうなと、読めていたので衝撃は受けませんでしたが、消えてしまったある登場人物のその後がなかったので、ちょっと消化不良でした。
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都会から離れた田舎町、そこに住む人々の独特な人間関係。外からそんな田舎町にやってきた新参者・よそ者の感覚と地元民との人間関係。そうした心情の機微が、非常にリアルにうまく描かれているのが作者の特徴。今回も、こうした人間関係と殺人事件、そして大人が思っている以上に大人である子供たちの関係も。
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意地と見栄。
人間誰しも持っているそんな気持ちを
表現するのがほんとに上手だと感じる。
何故か読みたくなる。読み進めたくなる。
読後何ともいえない感覚に陥るが
それがたまらない。
人間キレイな関係だけではやっていけない。
どうしても汚い気持ちはある。
確かにおもしろいが、
【告白】を上回る衝撃や丁寧な伏線回収はなかったかなと感じた。
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田舎に元から住んでる女性、都会から自分の夢を叶えるためにやってきた女性、夫の転勤にしかたなくついてきた女性、この3人の視点から描かれていく物語。
彼女たちそれぞれと、その周りの人々との関係性とか、言葉とその奥にある本音とか、その本音を詮索する気持ちとか、そういうのあるよねーと思いつつ引き込まれた。
最後はちょっと尻すぼみな感じを受けたけど、さすが湊さん、読ませる文章書くよね。
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面白かったです。お昼休みにまで読んでしまうほど続きが気になりました。欲を言えば後半と最後のオチが少し物足りなかったかな。
ちなみに第1章あたりで、これは今や有名になってしまった「直島」にインスピレーションを得ているのかなと思いましたが、湊かなえさん自身、因島出身で現在は淡路島在住とのこと。「島」については専門家ですね。
島独特の文化や人間模様については、案外経験に基づいたリアルな描写がされているのかも⁉︎