紙の本
もう一回読んで理解してみようと思う。
2022/06/18 10:25
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投稿者:カレイの煮付 - この投稿者のレビュー一覧を見る
健吾氏が、実は芝田氏のことを隠蔽していたとは、結末に驚かされた。健吾氏が、どうやって、被害者のことを知ることになったなのか、よく理解できなかった。
紙の本
地元民と転居者
2021/04/11 17:34
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつてはにぎわっていたが今は廃れた田舎町の廃れた商店街。
その町で暮らす地元の人々と、芸術活動の場として転居してきた人々の主観がぶつかる。
発展を望んで入るけど新しい事には批判的な地元民、土地のすばらしさを理解しない地元民にイラつく新住民との本音と建て前が存在するのにぶつからないハラハラ感、
その後ろで数年前に起こった殺人事件がチラチラ見え隠れして、ギスギス感が増していきます。
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投稿者:がんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
様々な環境で育った人達が集まれば、ものの考え方や受け取り方にもずれが生じるのは必然。本の中の出来事だと簡単に片づけられない息苦しさを感じる。
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ユートピアってあるのか。ないでしょ、ディストピアの間違いでしょ。
田舎の狭いコミュニティだからかな、都会とはまた違った人間関係が怖い。そしてやっぱり女なんだ。この心の内側がざらざらする感じ、湊かなえだなあ。
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山本周五郎賞受賞作が文庫化。
ここのところ文庫化される湊かなえ作品はイヤミスから良い話寄りになっていたように感じられたが、本書は読後が良くないw 湊かなえに期待しているのはこれなんだよな〜と実感した1作だった。但しデビュー作や初期作品にあった『イヤ』なだけではなく、『良い話』テイストが随所に混じっているのが益々『イヤ』度を倍増させていて良かった。
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本音と建前。女の見栄。それが今作のテーマな気がした。子供ですらそうしてたんだもの。オチはなるほどね!とびっくりしたけど、結局健吾は白なのか黒なのか!?子供の火遊びで家が焼けちゃって隠してた事実が露呈する事を恐れたから逃げた。で合ってる?子供に協力して脅迫状作った風だけど金が欲しかったことは事実よね?
金を奪われた男性の死体はどこよ?
菜々子の旦那はまた浮気し始めたん??
後半のたたみかけは、本をめくる手が止まらなかったけど、たくさんの疑問が残ってしまい回収はイマイチでした。でも湊さんの後半のドキドキはクセになります。これからも湊さんの作品は読み続けます。
ユートピア。理想郷。理想郷なんてないものなのね。。
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多分私の理解力の問題だと思うけど、他の湊かなえさん作品に比べて「そういう事だったのか……」要素が少ないような気がした。なんかモヤモヤする部分があるけど何がモヤモヤしてるのかも分からないので時間置いてもう一度読むことにします。
解説にあった表現だけど、「主観の殴り合い」っていうのが本当にぴったりだと思った。狭い田舎だからこそ起こるトラブルとか噂話とか、3人の女性たちが表面は友達だけど内心で毒づいているところとか、リアルすぎて……いや〜〜さすが、後味が悪い(褒めてる)
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湊かなえ作品は、楽しみにしているため、どうしてもハードルが高くなってしまいます。
前半、中盤と読み進むにつれ、「おっ。こんな感じで話が進んで行くんだろう。」と、想像しながら、続きをワクワクしていましたが、最後は消化不良でなんだかなぁという感じ。
前半の各章ことの、FLOWERの記事も、最後まで引っ張ると思っていたら途中で完結するし、最終章も「えっ。こんな浅い終わりでいいの?」と感じました。
もっと3人の描写があっても良かった。
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先祖代々からの住民とユートピアを求めてやって来た新しい住民が混在する町、鼻崎町。
15年振りに商店街で祭が開催されることになり、実行委員に選ばれてしまった菜々子は、新住民であるすみれと5年程前に夫の転勤でこの町にやってきた光稀と親しくなる。
菜々子の娘の久美香は数年前の事故で車椅子生活を余儀なくされており、すみれは久美香を広告塔に車椅子利用者を支援するブランドを立ち上げるのだが……。
2018年7月5日読了。
閉鎖的な土地とネットという世界が作り出す心理ミステリー。
昔のようにイヤミスだけではなく、人の弱さがしっかりと描かれているのが印象的でした。
最後の章については湊さんならこう来るだろうなと、読めていたので衝撃は受けませんでしたが、消えてしまったある登場人物のその後がなかったので、ちょっと消化不良でした。
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都会から離れた田舎町、そこに住む人々の独特な人間関係。外からそんな田舎町にやってきた新参者・よそ者の感覚と地元民との人間関係。そうした心情の機微が、非常にリアルにうまく描かれているのが作者の特徴。今回も、こうした人間関係と殺人事件、そして大人が思っている以上に大人である子供たちの関係も。
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意地と見栄。
人間誰しも持っているそんな気持ちを
表現するのがほんとに上手だと感じる。
何故か読みたくなる。読み進めたくなる。
読後何ともいえない感覚に陥るが
それがたまらない。
人間キレイな関係だけではやっていけない。
どうしても汚い気持ちはある。
確かにおもしろいが、
【告白】を上回る衝撃や丁寧な伏線回収はなかったかなと感じた。
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面白かったです。お昼休みにまで読んでしまうほど続きが気になりました。欲を言えば後半と最後のオチが少し物足りなかったかな。
ちなみに第1章あたりで、これは今や有名になってしまった「直島」にインスピレーションを得ているのかなと思いましたが、湊かなえさん自身、因島出身で現在は淡路島在住とのこと。「島」については専門家ですね。
島独特の文化や人間模様については、案外経験に基づいたリアルな描写がされているのかも⁉︎
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3人の女性から善意がほとんど感じられず善意がテーマの小説ではないなと肩透かしでした。ただ最後に悪気のない子供が1番怖いということかと納得。
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小さな町に芽生えた善意?の行動。噂の独り歩き。ネットの怖さ。大人の思惑、子供の本音に気持ちがグルグルする。
語られた言葉はその言葉だけの意味ではいられないのか……何だか疲れる
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昔おこった事件と、今おきている出来事に、すごくもやもやしながらも、引き込まれました。
同じことでも目線が変われば感じ方も変わる。この街に住んでいる人、ひとりひとりの嫉妬や妬みや悲しさ、先の展開にすごく興味をそそられました。寝不足になりました…^^