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4が待ち遠しい
2018/07/27 13:27
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投稿者:ブレーブス坊や - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつも通りテンポよく話が進みます。
少し話がシンプルな様な気もしますが、期待を裏切らない面白さです。
が・・・、今秋発売の続刊が待ちきれないです。
辛抱できそうにない方は、続刊と同時購入の方が良いかもしれません。
製造業や産業分野への切り込み方やネタの豊富さにはいつもながら感動します。
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投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大企業に飲み込まれまいとあがく下町企業。その武器は発明、発見からなる知財。
知財には基本特許と改良特許があるが、キーデバイスを押さえることができれば下町でもやっていけるかもしれない。
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会社の醜い人間関係を見事に描き切っている
2018/12/04 18:49
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投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
評者は昔特許法を勉強したことがある。というわけで特許権侵害と話は面白かった。しかも近年珍しい見事な勧善懲悪。すばらしい娯楽小説だ。機械工学についても特許権についてもきちんとした考証を経て描いている。一気に読み切ってしまった。続編が待ち遠しい。
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彼らが帰ってきた!
2018/10/06 08:48
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新しいことが始まることって、どうしてこんなにワクワクするのだろう。
池井戸潤さんが『下町ロケット』で第145回直木賞を受賞したのが2011年、その続編となる『下町ロケット ガウディ計画』が刊行されたのが2015年。
それから3年、待ちに待った新作が出た。
それがこの作品だ。
シリーズものの強みはなんといっても登場人物の個性がわかっていることだろう。
三作めとなるこの作品も舞台は下町の町工場「佃製作所」。
そして、主人公はその製作所の社長佃航平で、彼を支える製作所のメンバー、経理部長の殿村も技術開発部長の山崎も若手の営業マン江原も健在だ。
うれしいことに2作めで「ガウディ計画」に携わったエンジンチームの立花と加納も登場し、今回も新しい開発に奮闘している。
佃製作所が今回挑戦するのはトランスミッション。
そこに現れるのが、「ギアゴースト」なる新興の会社。この会社の二人の共同経営者は佃がロケットエンジンで世話になった帝国重工を中途退職しているというから、物語が大きな渦を描きながら進行するのがわかると思う。
は今回の作品では経理部長の殿村の人生も微妙にからんでくる。というのも、殿村の父親が病で倒れ、実家である農家の継続維持が大きな問題となって、殿村を悩ますことになるからだ。
そういう点ではこの作品も前2作同様、至るところに仕掛けが施されている。
一つ終われば、さらに。
ジェットコースターのような興奮はここでも健在である。
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早く次回作を
2018/09/22 22:51
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投稿者:RIN07 - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう安定の面白さ以外の何者でもありません。
一気読み必至。いろいろあったけど、今回は割と単純に解決したなと思ったら、なんと次回作に続くだと!もう読むしかないじゃないですか。待ち遠しいです。
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「下町ロケット ゴースト」
転換期を迎える帝国重工と佃製作所。
ガウディを経て堅調に実績を伸ばす佃製作所だったが、ある日大口取引先から突然新型エンジンの採用を白紙にして欲しいと言われる。外部調達コストを根本的に見直す方針になり、佃製作所製のエンジンがコストカットの対象になったのだ。
技術がコストに負ける形となり、佃は新たな収益の柱として「トランスミッション」に着目する。この決断の裏には帝国重工の肝いりであり、且つ佃製作所の重要な収益源であるスターダスト計画の存亡危機が大きく関わっていた。佃製作所は、ある取引先からトランスミッションメーカー「ギアゴースト」を紹介され、コンペに参加する。
以上が、ガウディ計画に続く下町ロケットシリーズ第3弾の大まかなあらすじになります。今回は新しさを感じさせる要素が多く、第1、2弾からギアが一段上がった面白さ。次に続く幕引きも良く、18年秋に発売される第4弾が待ち遠しい。
新しさを感じた部分としては、今までのストーリーの大枠としてあった「佃製作所vs大企業」を抑え、ギアゴーストを主格にし、佃製作所がフォローする体系を組んだところです。ギアゴーストが特許侵害を訴えられる裏に弁護士の暗躍があり、それを神谷弁護士が颯爽と見抜き、しかも切り札を買って出るという流れ。今までは、佃製作所が水戸黄門だった所を神谷弁護士がやってのける。実に新鮮で次に繋げる抜群の役目。どんどん神谷弁護士が偉大になっていくw
また、帝国重工の次期社長を巡る人事により、財前が異動することで新たな領域が拓けてくる点も新しさを感じるポイント。今までは佃製作所が主役らしく動いていましたが、財前も主役格に格上げしそう。まぁ、佃が財前を改めて面白い男だと感じるところからの勝手な推測ですがw。そして、トノさんの異変。これも見逃せないところ。果たしてトノさんは本当に去ってしまうのか。
最後にギアゴーストには触れずにいられない。この会社には帝国重工が深くまとわりついています。その歴史を振り払えず過去に捉えてしまう者とその彼と袂を別つ者。ギアゴーストに渦巻く波乱は、今後の展開を占うものとなりそう。果たして、理想のトランスミッションを実現させる為のゴーストか、はたまた過去に取り憑かれたゴーストか。
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シリーズ第3弾。
ロケットエンジンから始まり、前作では人工心臓弁と壁にぶつかったり、たくさんの困難を乗り越えてきた佃製作所の面々。
今作では、帝国重工のロケット事業の悪化など、また様々なトラブルが起き、新しい取引先として、自動車のトランスミッションを開発する「ギアゴースト」のコンペに参加し、取引が決まるはずが、「ギアゴースト」が特許侵害で訴えられて、倒産の危機に…
いつもなら、佃製作所が危機を迎えて、それを乗り越えていくのが定番だが、そのパターンが通じないと思ったのか、今作はちょっと変化球を投げられた感じ。
しかも、秋に発売される後編があるらしく、ラストはすごい消化不良。
そして、何よりがっかりなのが、ドラマ化ありきの原作であること。
池井戸作品の映像化がヒットしていることは、もちろん知っているけど、もともと池井戸作品を小説として楽しみにしている私は、最近の作品は映像化のイメージを守り過ぎてて、純粋に楽しめない。それがとても残念。
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前編のようです。
読応え抜群です。一気読みしてしまいました。
これから始まる大きな物語の序章にすぎないのではとワクワクしてます。
というのも佃製作所の話というよりも
人間関係等を主として
これから敵対するであろう会社との経緯の
構想を描かれています。また去りゆく仲間も
後半必ず深いところで出てくるとニラんでます。
といった妄想しながらこれだけは、
はっきり言えます。
秋頃次回作が発売まで待てません!
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3連休の秋の夜長に虫の鳴き声をBGMにコーヒーを片手に…はい、最高です。
殿さんっ〜〜涙
そして、神谷弁護士の安定のかっこよさ‼︎
たまりません。
もうすぐ始まるドラマと、
もうすぐでるヤタガラスもとっても楽しみ‼︎
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2018.16th
他の方のレビューにもあるように、いつもの池井戸作品の爽快な終わり方ではないですね。
ただ、先が気になって一気に読んでしまいたくなるクオリティはいつもどおり。
続編が楽しみですね!
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下町ロケット、第三弾。舞台は佃製作所というより、ギアゴーストというトランスミッションメーカーが主舞台。大手から特許侵害で訴えられたギアゴーストの苦境を救う闘い。
農機具のエンジンの採用を見送られ、そこからロケットのバルブシステムを作った経験を生かし、トランスミッション製造に着目、そこで取引先から紹介されたのがギアゴーストであった。裁判になり、佃の顧問弁護士の活躍で裁判には勝ったものの、業務提携を考えていたギアゴーストは別の会社と資本提携してしまったり、これまで苦楽を共にしてきた殿村の退職したりとその後が気になる終わり方だった。
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一作完結かと思ったら急にバタっと終わった。
これはこれで一旦、完結してるけど、次作もセットでひとつの大きなストーリーの模様。
やっぱ佃社長はあつい!
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今回の話は、佃製作所でなくギアゴースト社が主役の話。
毎回ハッピーエンドで終わるので、今回もそれを予想して読んでいく。
しかし最後は意外な形で幕を閉じる。
その後ページをめくると次回作の告知。
今回の話は、次回作のための長いプロローグだったのね。
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コンプライアンスや法令を守るだけじゃない。大切なことは他にもある!
社長!ついていきます!!
超優良企業!!佃製作所
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ドラマの先が知りたくなって買ったのがヤタガラスで、前作があることに気づき慌てて遡って読みました。
ドラマより伊丹と島津の過去が丁寧に描かれていてドラマと合わせて読むと理解が深まると思います。