0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
区分としては児童書ですが、けっこう情報が詰め込まれており、大人が充分楽しめます。
土偶は約2万個発掘されているとのことで、多いと思っていたのですが、縄文時代が1万数千年続いていたことを考えると年に2個にもならない希少な存在という本書の解説に、なるほど!と思いました。
縄文時代について、基礎から学びたい方にオススメの一冊です。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
図解まんがなので読みやすくて良いです。社会科や歴史の時の「縄文時代って一体何をしていたんだろう」という疑問が一気に解決。
投稿元:
レビューを見る
縄文期の時代区分や文化・生活だけでなく、いろんな分野の学者達の研究がわかりやすくまとめられているのが素晴らしかった!
これを読んで研究者を目指してくれる子がいるとといいなあ。
大人にもとてもわかりやすい解説書でした。
投稿元:
レビューを見る
縄文時代のさわりを知りたくて図書館。
子ども向けのためか絵もかわいく、わかりやすい。
しかし、子ども向けなのにごまかしてない?ところがいい。
縄文時代のことを調べるのに、土器や出土品を調べるだけでなく、DNAを調べたり、骨の中のコラーゲンを調べたり、土器の模様からその時代の植物を調べたり…と多岐に渡ることを、今さらながら知った。
投稿元:
レビューを見る
マンガ中心で読みやすい。縄文時代の基礎知識のほか、縄文時代についてしらべるためのいろんな研究方法・研究者が紹介されていて面白かった。
投稿元:
レビューを見る
日本と日本人の原点である「縄文」に関する本です。
つくづくと今更ながら、日本人というのは島国の先住民・原住民たちだということを実感させられます。
大陸の人たちとは、それは同じアジア人たちであっても相当違うなということを最近つくづくと思うようになりました。
この本ではイラストと土偶の写真でそうした島国の先住民・原住民である我々の遠いご先祖様たちの縄文時代のこと「縄文」のことを伝えてくれます。
いろいろな暮しの道具。腕輪、貝輪、ピアスなどの装飾品、装身具。集落。様々な種類の土器。顔のない土偶。顔のある土偶。いろいろな形式の土偶。石で作られた石棒、岩偶。抜歯の習慣。
ヒスイ、黒曜石等の出土から「縄文」の頃は日本中で交易が行われていたこと。
米田穣先生:生きるために工夫して食べる!そしてより良い習慣や知恵が受け継がれ進化していく、それが“文化”なんだ。人間は“文化”がないと生き残れないんだ。
縄文人たちは、木の実、植物、ワカメなどの海産物、貝類、海魚、川魚、海と陸の哺乳類を食べていたことがわかっている。
今あるほとんどの技法で作られていた編みかご。
ツキノワグマ、イノシシ、縄文犬等の動物の土製品。
女性の形を表している土偶と男性を表している「石棒」
土偶は今のところ日本では約2万点出土しているが、縄文時代が約1万3000年続いているのことから、1年に約2点しか作られていないことになるので、やはり縄文の頃から「土偶」はかなり特別なものであったと思われること。
土偶が縄文人たちにとって特別なものであったことは間違いがないが、どんな目的で作られて、使われていたのかは想像するしかない。
出土している土偶はほとんどすべて体の一部が壊されていることにも何らかの意味、理由がありそうなこと。
私の考えですが、いろいろな外見をした土偶の数々は、ほとんどがあきらかに縄文の頃の日本人たちが接していた様々な宇宙人をモデルにしているとしか思えません。
この地球上に様々な外見をした生物たちが存在がしているように、広い宇宙には様々な外見で作られた土偶とそっくりの外見をした宇宙人たちが存在がしていることは間違いがないことだと思います。
様々な土偶そっくりの宇宙人たちが、宇宙でどんどん進化しているのだと思います。
その土偶と同じような外見をした進化した宇宙人たちが、縄文人たちと接していたのだと思います。
そうした様々な宇宙人たちは縄文以降の日本人たちのことをどう見ているのかな?日本人たちのことを心配して見守ってくれているのかな?と思ってしまいました。
投稿元:
レビューを見る
土偶女子・こんだあきこさんプレゼンツ、縄文ブック
・縄文時代の謎をこんちゃんとあっきーが、4人の研究者をたずねて解き明かしていく
・イラストとマンガを豊富に採用
縄文時代について現在判明しているポイントをピチッとおさえている
〇小学生ターゲットですが、縄文初心者にも。
土偶は割られていたのか!とか、骨で食生活がわかる!とか、土器型パズルクッキーレシピ…だと?とか。
〇気候で見ていくのも新しかった
教授方のパーソナルデータは、考古学者をめざす子に嬉しい
投稿元:
レビューを見る
表紙の言葉をつかえば、縄文時代についての「図解まんが」です。
但し、まんがといってもイラストによる図解といったほうが近いです。
いずれにしても、見ても読んでも楽しい構成になっています。
表紙には、書名の前後に形容句と名詞句が付されています。
まず「おもしろ謎解き」という形容句。
その通り、おもしろいという感覚的な要素だけでなく、謎を解くという分析的な要素も意識してつくられています。分子人類学者、先史生態学者、植物考古学者、そして考古学者に至るまで、縄文をめぐるさまざまな科学者による知識が紹介されています。個人的には、縄文時代の骨の研究によって当時だけでなく現代に至るまでの多様なことを知れる先史生態学が面白かったです。
そして「1万3000年以上続いたオドロキの歴史」という名詞句。
江戸時代が300年ちかく続いたことで知られていますが、縄文時代はそれをはるかに超える時代であったことがわかります。表紙をめくった冒頭のページは、「今から1万5000年前に始まったとされる縄文時代。そのころ、日本列島に暮らした縄文人とは、どんな人たちだったと思いますか?」という問いから始まりますが、そもそもそれだけの長い時間を想像するだけで圧倒され、本書への期待が高まります。そして、その期待は(少なくとも大きくは)裏切られないでしょう。
近年になって見直される機会がぐんと増えた縄文時代ですが、知れば知るほど長く続いたことに頷けます。縄文人は一般的に「狩猟採集民」といわれますが、おそらく「狩猟栽培民」であったであろうという再定義にも納得。
全体としてカジュアルすぎずハードコアすぎず、教科書でも参考書でもなく・・・。とにかく(語弊はあるかもしれませんが)寝ながら学べる縄文時代として、おすすめの良書です。