紙の本
相変わらずのひねり
2018/09/22 22:49
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:RIN07 - この投稿者のレビュー一覧を見る
能面のように感情を顔に出さない検事が、正義感から巨悪を暴く話かと思っていたら、いやいやこれが目的だったのか、というとてもプロットがしっかりした作品です。中山先生相変わらず面白いです。
紙の本
抜き身の刀と贖罪の貌
2018/09/09 09:37
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんなときでも表情を変えず感情が読めない。そこで付いたあだ名か「能面」、そして有能無比な、不破検事を主人公とした作品です。無表情といっても不気味さを感じさせる方向ではありません。むしろ峻烈さが際立つ感じ。
読み始めた当初は短編集かと思いましたが、短編的な第1話がいわば序章となり、最後までつながります。
主人公以外にも、なかなか興味深いキャラクターが登場します。話の展開もスリリングで、オススメの一冊です。
まだシリーズものではないので、この本から読んで問題ありません。
なお、面白かったので続編希望です。
(ちなみに、中山七里ワールドもドンドン広がり、複合化しているので、相関図でも作ってみたい感じです)
紙の本
機械的?
2023/03/03 08:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちょびリッチ君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かったです。
検事の言っていることは正しい。
効率よく仕事をしている感じです。
少し冷たく見られるかもしれないですけど
こういう人のが上司だと人気なのではないかな?
紙の本
ジャスティンミラノ
2024/02/20 21:41
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投稿者:イケメンつんちゃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
名古屋市東区主税町
少し暑いと感じました
パワータウン
これぞまさしく
過去を振り返る旅
いゃーあ清々しい
二日に分けて
読みました
2021年3月30日
丸善書店のカバーがかかった文庫本
別件で
棚にあったこの書物
あまりにも懐かしかったので
おもいっきり手を伸ばす
貴重な単行本
老眼にはかなり辛い文庫本と違って
嬉しい重厚感
意味が合っているのか
ダブルスタンダード
ふわふわした幸福感に
超気持ちいい
短編かと見せかけての
ストーリー展開
長編小説が読める素晴らしい世界こそ
そろばん片手に確定申告
犯人捜しはおもしろい
すらすら楽しく読める
ミステリー
文庫本
在庫もあるそうなので
ぜひお買い求めくださいませ
単行本
在庫があるかはわかりませんが
スタッフさん要相談でお願いいたします
ビッグリボン
だから丸善書店はおもしろいんです
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大阪地検一級検事・不破と新人検察事務官・美晴が99.9%起訴されると言われる刑事事件の真相を暴き出す、あらすじだけでも痛快なストーリー。
第1話だけ単独の事件を描いているが、残りは不破が事件の真相に近づくためには、警察さえ敵に回し、単なるストーカー殺人と思われていた事件から大阪府警の不祥事まで暴いてしまう様子が描かれる。
淡々として、能面のように表情のない不破は今までの中山作品にないタイプの主人公。大阪が舞台なのも新鮮。
御子柴の父の名前が出て来るが、他の作品とのリンクはなく、単独で楽しめる。
他の方のレビューにもあるが、中山七里作品の醍醐味であるどんでん返しはないが、理論で事件を解決していく不破は「隠蔽捜査」の竜崎を思い浮かばせる。
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今回もどんでん返し!の中山さん。能面検事=不破検事。どんな場面でも決してぶれない不破検事が格好良かった。私も早速不破さんのファンになりました。そして能面に隠された過去の出来事に背筋がぞっ。またどこかで会いたいなぁ。中山さんに期待!
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中山作品に新たな『ヒーロー』と帯にあったが読み終え、まさにそんな思いだ。
大阪地検の一級検事・不破俊太郎と新人事務官・惣領美晴。周りから能面のようと言われる不破、感情を一切面に出さず、組織帰属意識もなく、黙々と職務をこなしていく不破。警察による見込捜査で冤罪が発生しそうになるのも、不破による捜査で真犯人を挙げることができた。大阪府警による捜査資料紛失も不破によって暴かれる。こんな検事、ホントにいてほしいと強く思った。
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大阪地検一級検事・不破俊太郎。ストーカー殺人事件を調べるうちに、容疑者のアリバイは証明され、捜査資料の一部紛失が発覚。やがて事態は大阪府警全体を揺るがす一大スキャンダルへ……孤立上等! 抜き身の刀! ニューヒーローの活躍に痺れる一気読みミステリー。
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新米事務官と表情を変えない検事が解決する事件簿。途中では大阪府警の不祥事を暴き、警察を敵に回してまで事件解決に導くところはさすが。意外な人物が最後に出てくるところは作者の凄いところ。 ただ御子柴の時のような大どんでん返しはなかったので、4つ星。
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内容(「BOOK」データベースより)
巷を騒がす西成ストーカー殺人事件を担当している、大阪地検一級検事の不破俊太郎と新米検察事務官の惣領美晴。どんな圧力にも流されず、一ミリも表情筋を動かすことのない不破は、陰で能面と呼ばれている。自らの流儀に則って調べを進めるなかで、容疑者のアリバイは証明され、さらには捜査資料の一部が紛失していることが発覚。やがて事態は大阪府警全体を揺るがす一大スキャンダルへと発展し―警察内から裏切りと揶揄される不破の運命は、そしてストーカー事件の思いもよらぬ真相とは―大阪地検一級検事・不破俊太郎。孤立上等、抜き身の刀、完全無欠の司法マシンが、大阪府警の暗部を暴く!
不破検事が御子柴とちょっと被ってるかなぁ...
けれど、ここまで自分を貫き通せる人がいたら逆にスゴイと思います。ただ、能面になった経緯が少し弱いような...
不破検事の生い立ちが全くわからなかったから また続編がいつかあるのかなぁ...
新米事務官の惣領といいコンビにいつかなれれば面白いな!
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久しぶりに著者の傑作だと思います。今野敏氏の「隠蔽捜査」を読んだ時のように感じました。是非シリーズ化を期待しています。一気読み必至の一作です。
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表情を変えず、能面とも呼ばれる大阪地検一級検事の不破と新米検察事務官の美晴のコンビが楽しい。
ぜひシリーズ化し、今後のこの二人の掛け合いを見ていきたい
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疲労感の残る読後でした。美晴のドタバタさがあまり好きじゃない。彼女の言い分をそうだそうだ、と読めたの何歳までだろう。警察の身内主義も良くある設定だけど、ラストのどんでん返しは中山さん、さすがだな、と思いました。不破さんが…どうにも疲れる。正論だけど、表情が無いのは、作品を読む読者さえ疲れさせるのか…。それだけ中山さんのキャラ作りが秀逸なのでしょうけど。今後シリーズ化やゲスト出演などありそうな気配。御子柴さんとの対峙なら読んでみたいです。
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あらすじだけ見ると難しそうなのに読みやい。
シリーズ化しそうな感じですね。
中山さんの描く男性キャラクターはどの作品も個性があって魅力的なのに、新人の女性キャラとなるとなぜかどれも同じように感じてしまうのは私だけかな。
どっちにしても中山さんの作品、楽しいです。
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またまたスターの登場だ、中山七里は何人スターを登場させる気だ。不破検事と美晴というコンビはあと数作は出てきそうだし、行く行くは御子柴弁護士との対決があるかもしれない、さらに他の登場人物たちとの絡みも考えられる。本作は数多の不祥事がある大阪府警の問題をうまく絡ませ、思いもよらぬ事件の展開は流石だ。この調子でいくと最近頻発している、犯人逃亡事件が小説の題材になるのも時間の問題じゃないだろうか。