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上巻ようやく読み終わった。面白かったー。難しかったけど。内容はその都度いちおうは理解出来たと思う。人に喋れるほどではないが。読みごたえがあるとはこういう本のことをいうんだろうな、と思う。そして何度も読み返せる、読むたびに発見がありそうな古典になっていく作品だと思った。こういう未来の予言的な内容を書いた本で大胆にも未来は予測し得ない、だってホモサピエンスのオレがホモデウスが何考えるかなんて分かりっこないもんねー(要約)というのは全く斬新な意見だと思った。確かにそうなんだけど。その他読んでいて思わず唸るような箇所が多くて、その度に線を引きたい衝動に駆られたけどメルカリで売るのでやめた。「だが宗教的というのは、人間が考案したのではないものの、それでも従わなければならない、何らかの道徳律の体系を、彼らが信じているということにすぎない。」とかその他人間がこの地球上を席巻するようになった理由として書字の存在が大きいと書き残すことが出来るようになって物語が想像力をより広げることに成功した、その想像力によって人間たちは協力することが出来た。この協力が何よりも他との差を決定づけたっていう話、物凄い納得した。人は一人で出来ることはしれている、そういう仲間とともに協力しあって作る、環境はやはり大事なんだろう。そこへ行くべき。「保守本流」の元へ。って解釈であってるのかな?下巻も楽しみ。
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決して難解という訳では無いのだけど、読んでる途中集中出来ずに違うことを考えている事が多々あった。
サピエンス全史は全編興味を持って読めたのだけど、未来についてはやや突込みが足らないような気がするな。
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人類の歴史を振り返ったベス卜セラ一「サピエンス全史」の著者による未来予想図。上巻では、未来を予測するために過去を振り返り、ホモ?サピエンスとはいったい何者かを深掘りしています。
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前作「ホモ・サピエンス全史」の続編は、サピエンス(人類)がデウス(神)にならんとしている現代とごく近い未来を、過去すでに起こった動かしがたい例証を紐解きながら、読者の前に提示していく。相変わらずグゥの音も出ない展開とウィットの効いた語り口調は、多めの文章を最大限サラサラと読ませてしまう。この内容をヒステリックに受け止めるのも、真剣に受け止めすぎるのも、くだらないと遮断してしまうのも、どれもありだとは思うけど、世界の見方のひとつの方便として頭に入れておいても損はない気がする。どういう落とし所に持っていくか、下巻が楽しみ。
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人間が地球を支配できたのは、人間だけが巨大な組織を作り協力して事業を行うことができたこと、人間が文字を発明し、知識を記録することができたことによる。これはいずれも農業の発展に伴って進み、それを正当化するために宗教が生まれた。宗教は共同幻想であり、人間は共同幻想によって、協力し支配することができる。政治も経済も共同幻想をもとに作られている。科学は、現実であるが、従前は、共同幻想を否定も肯定もできなかった。しかし、科学の進歩により、部分的に共同幻想の一部(霊や魂の存在、宗教の基礎となっている歴史的言説など)を否定するようになってきた。(以上、上巻)
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・富の主な源泉は、知識だ。
・J.S.ミルは、幸福とは快楽と、苦痛からの解放とにほかならず、快楽と苦痛以外には善悪は皆無である、と説く。
・人を幸福にするものは一つ、それは体の中の快感だ。
・歴史を学ぶ理由は、過去から自らを解放し、他の様々な運命を想像するためだ。
・ホモサピエンスの世界征服における決定的な要因は、多くの人間同士を結び付ける能力だった。
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(手前勝手なポエム、memo)
新聞、雑誌のように読みやすく、テンポよく読めた。
サピエンス全史もこちらも、十分な深度と考えを推敲するときにバリエーションのきく新たな知見は少なめだけど、現代思想や流行した考えのサンプリングとリミックスされたオリジナルに仕上がっており、過去~現在~未来が面白く語られる。
ふた昔前、大きなデータ解析萌芽の頃。精度や技術、アルゴリズムのつくりetc...の問題なのだろう。
分析者のさじ加減や、フィードバックのサイクルを繰り返すうちに縮んでゆく結果とレコメンドの姿。
はじき出された無数の結果が人や現実を凌駕することのない様子を数多くながめたせいか、
未だにすっかり油断していて、侵されることない領域の存在をどこかで信じている。(それは聖域というほどでもない。)
だからこそ、シンギュラリティな夢にあんしんして耽美にふけったりもできた。
どこかセンセーショナルでディストピア近未来の夢をみるのって、誰かの作ったSFを眺めるより心地よいじゃないか。
そして、データが解析されていく様子や、そのゆく先について、
「すでに空間に含まれる全てが記された巻物の最後に記されているはずのオチを知るための解析、解読作業」
のようなものを思い浮かべうっとりとしていた。
解析された結果や答えは未完ゆえのグロテスク。
それは、美(≒善?)のイデアとの接続がなされていないせいだろうか。
(そこは神やたった一つの真理と呼ばれたこともあるだろうか。)
これがなければ、幾らたくさんたくさん計算されていようが、
次々とはじき出されるリザルトはうねうねとした工場のダクトとあまり変わらない。
(そしてつながるには量子もつれ的プロセスが必要。)
ある程度の知的作業や機械的処理、制度維持改良メンテはAIがやるので、
この先しばらくの間の人間のお仕事(なにか希望があるとすれば)というと美の探求か。
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バイオテクノロジーとAIの進化によって、ホモ・サピエンスは人間を長寿化し、万能の超人に作り替える。それは神の領域に入ることであり、ホモ・サピエンスが、ホモ・デウスとなる。
SFのようでもある本書は、やはり虚構、フィクションということなのか?前作に続き、上巻まで読んだら下巻を読む気がなくなっている。
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サピエンス全史がとても刺激的だったのでじっくり読みたいと思い、年末年始のお供に上下巻で購入。
【要旨】
人類の課題は、
20世紀までは飢餓と疫病と戦争であったのに対し、
21世紀では「不死」と「至福」と「神化」に変化。
いつしか人間至上主義(人間は他の動物より優れている)が人々の常識になっているが、科学的にはなんら証明されていない。一方で人間以外の動物の個体数は減り続けている。
人間が最終的に信じることは主観的現実でも客観現実でもなく、想像上の秩序である。
宗教と科学は相容れないものだと思いがちだが、実は補完関係が成り立っている。一方でテクノロジーの進化によって境界線は今後急激になくなっていく。
【気づき・学び】
前半部分はサピエンス全史でも語られていた内容なのでスッと理解できた。人生100年時代、多様性、AI等はこの文脈なのだと改めて感じた。ただ人間と動物の決定版な違いは想像力であるというのが前作の結論であった気がしたが、それは科学的に証明されたものではなく、人間至上主義が関係しているというのは新たな気づきだった。
また後半部分の宗教と科学の関係性は自身としてもとても興味がある分野なので下巻の内容にも期待したい。
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サピエンス全史より、こちらの方が僕には興味深い。
人間が人間の幸せを追求するとはどういうことか。
そもそも幸せって何なのか。
生きる権利って何なのか。
すごく考えさせられる。
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科学と宗教の相性のくだりは、自分の考えの浅さを思い知らされた。
なかなか骨太の内容で、読み進めるのが遅く、全体を掴みづらかった。つらい。
検証できないことを、分解して検証可能にしていく話は面白い。
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なんというか科学雑誌の特集を延々と読んでいる感じ。
人類の進化と目指すところが恐ろしくなる。
人が人を超える事が実現するのだろうか?
原始人がもし、そんなことを考えていたなら、すでに現代人は人を超えた存在であろう。ならば、未来人が今の現代人を学んだ時にはすでに超えている存在になっているのでは?
その超えた人類は正常進化なのだろうか?などと読んでいて考えたくなる。
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「飢餓と疫病と戦争をほぼ克服した現代」の”ほぼ“にすごく引っかかるんだけど、そこにこだわらないのがこの本の大前提。うーん、でもなあ。
んで、21世紀の人類が次に目指すは「不死と幸福と神性」と。タイトルはこの“神性”から来てるのね。思ってたより平易な文章で、比較的引用も少なめなので、ドンドン読める。2段組で一冊でも良かったんじゃない?(笑)
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前作から続く期待通りの内容。最後の方の宗教について論じた部分はちょっとわかりにくいけど、全般的には論点が明確でうまく出来ている。中盤には、まんま、映画「マトリックス」が立脚したポイントにも言及されていて興味深い(「フレーズ」参照)。
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飢餓・疫病・戦争を克服しつつある世界が
次に向かう先は何処か。
意識が神経ネットワークが生み出した「心的汚染物質」であるということが生命科学の現段階での最高の仮説であるという一節が凄く印象的でした。
合理を突き詰める科学にとっては、
時に混沌となる意識や感情といたものは
ノイズのようなもの、なんでしょうか。