台湾で生まれ3歳で日本に移住、中国語・台湾語を混ざった言葉から日本語へと言語の主軸を移していく中で、後天的に日本の中国大陸式中国語を学び出したりしつつ、色々と悩んでいる様子が描かれている。台湾式中国語を学び、”I have Taiwanese accent and I am damn proud of it"を連呼してきた身には発音やら表現についての著者の葛藤(自分は葛藤しなかったけど)がわかる。チーファンがツゥーファンとなるし、シーがスーになり、確かに音は違うが、慣れるとわかるようになるのが不思議。多分、表面的な音そのまま以外の部分で意味を把握するなにかがあるんだろうな。