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「世界中で最も多くの読者をもつ自己啓発書作家」の感動小説。世界有数のコンピューター会社社長に就任したジョン。地元で盛大に祝福を受けるが、そのわずか2週間後にはどん底に転落する。人生を閉じようとしたジョンのもとに、野球のリトルリーグ監督の話が舞い込む。愚直に努力すること、あきらめないことで、未来を変えることができることを命をもって伝えてくれる作品だった。【印象的な言葉】俺の希望と勇気の天使でいてくれて、これからもずーっと大好きだからな。俺が息を一つするたびに、お前への借りが、どんどん増えていくよ。
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自分が難病であり、あと数年しか生きられないことを自覚しつつも、大好きな野球。大好きな監督のもと、決してうまくなることを諦めず、前へ突き進む姿勢に心を打たれた。
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何かで紹介されて気になった本。
読みながら涙が止まらなかった。
生きるのことの重み、儚さ、楽しさをいっぺんに味わったかんじ。
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あらすじを読んだ時点で最後の展開はなんとなく予想出来たし、物語中盤ではもうそれが確信に変わって最後には予想通りそうなったのに、終盤は涙と鼻水が止まらなかった。バスの中で我慢できずボロボロ泣いた
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面白くて一気に読めた。
冒頭で結論は想像できるが、それでも最後には泣けた。
寂しく温かい気持ちになった。
子供を産むべきかどうかという議論がよくあるが、少し産む人の気持ちが分かった気がする。
大人より純粋に頑張ることができたり、予想以上の成長を見せてくれたりする子どもたちは、接している周りの人たちへ好影響を与える存在なんだなぁと思った。
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海外作品の翻訳版は、不自然な日本語が多く余り好きでは無いのですが、この作品は感情移入し涙ボロボロ。良い作品です♪
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10年近く前に読んでから久々に読み直し。
ティモシーの前向きな姿勢に勇気をもらう。元気がない時疲れた時に読んだ結果、真っ直ぐに心に響いた。
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絶望のどん底に落ち込んだ男が、リトルリーグの監督になりチームの「十二人の天使たち」との交流により人生を再生するお話。
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主人公のジョン・ハーディングは、まだ年若いがIT会社社長に抜擢されて、愛する妻と息子を連れて故郷のボーランドに錦を飾ったばかりだった。
しかし突然の事故で最愛の家族を失う。
閉じこもり銃をこめかみに当てたまさにその時に、かつての親友ビルが訪ねてくる。ビルはジョンに「自分と一緒にリトルリーグの監督を引き受けてくれないか」と申し出る。それはジョンを外の世界に出すための申し出でもあったのだ。
ボーランドのリトルリーグは6つのチームがあり、2ヶ月かけて競い合う。ジョンは故郷に居た頃はリトルリーグでスター選手で、大学までは野球一色だった。しかし怪我で大リーグ入りを諦めていた。
自分は何を目的に、誰のために生きていけばいいのか。ジョンはかつて自分も所属していたチーム「エンジェルス」の監督を引き受ける。
亡くなったばかりの自分の息子と同じような年齢の少年たち。エースピッチャーのトッド、キャッチャーのタンク、そして誰よりも目を引いたのはティモシー・ノーブル。小柄で何をやっても一番ビリ。足は遅くヒットを打ったことはなくエラーばかり。しかしいつも笑っている。「ぼくは毎日あらゆる面でどんどん良くなっている!」「絶対、絶対、絶対、絶対、あきらめるな!」
小さなティモシーはなぜこんなに強い気持ちを持っていられるのだろう?
その前向きさはチームのメンバーにも伝わり、エンジェルスは「あきらめるな!」を合言葉に練習に、試合に励んでゆく。
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終盤の流れで…この展開は泣けるぞ、絶対泣けるぞ…と覚悟しながら読み進めた…
二度のどん底を味わった人が生きる道を見出す心の動きがテーマですが、少年野球の試合は本当に爽やかで、勝敗も大事だけれどももっと大事なものを地域の人達で作り上げていることが分かり、子供たちに健全な心が育む様子が清々しいです。
ジョンの心を一番捉えたティモシーは、あまりにもダメダメすぎるのにあまりにも前向きです。実は大変な秘密を抱えていたことが最後にわかるのですが…。
ティモシーの心の強さは、最初はエラーばかりの彼を揶揄していたチームメイトも心から応援し、ティモシーがチームの中心でありムードメーカーになることも実に爽やか。
そして出てくる人たちも分かり合える人ばかりでとても良い。
失意で退職届を出したジョンを「出てこられるまで待ちます」という会社の人達、「うちのチームもあなたのチームも最高だ!」と少年スポーツに勝敗以上のものを見出すリトルリーグの監督たち、「あなたが悲しみで枯れ木になってしおれてしまうことをみたくありません」という掃除婦のローズ、ボーランドの人々を見守り続ける老医師のメッセンジャー先生、ジョンを引き上げともにチームを作るビル、そして死んでもなおジョンの心を支え続ける妻のサリーと息子のリック。
読んでいても映像が頭に浮かぶような、音や風を感じるような文章なので映画化できるのではないかと思っていたら、映画、舞台になって��るようですね。
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「世界中で最も多くの読者をもつ自己啓発書作家」オグマンディーノによる小説。妻と息子を亡くし、生きる希望を失った主人公が、1人の勇敢な男の子に出逢い、生きる意味を探りながら人生を取り戻していくお話。
私は子供の頃にこの本を読みましたが、この本と、アレックスシアラーの「青空のむこう」は、大人になっても読み返したい思い出の本です。
責任やプレッシャーを背負い、人に気を遣い、いつの間にか泣くことも笑うことも減ってしまった大人たちに「感じる心」を思い出させてくれる一冊です。そして、スクリーンタイムが増えて、自分の気持ちをハッキリ言葉にして伝えることが減った今を生きる子どもたちにも、勧めたい本です。
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愛する妻と息子を事故で亡くし、絶望の底にいる主人公に親友がかつて自分達も所属していた少年野球チームの監督を依頼するところから物語は始まります。
そのチームの中にいた一番下手っぴな少年がいるのですが、その子が「自分は確実に良くなっている」「絶対、絶対あきらめない!」と何事にも全力で取り組む姿勢に監督のみならず、チームメイトまで感化されて、いつしかチームが同じ気持ちで戦えるようになる物語。
終盤は涙なしでは読めません。私の中の邪悪な心が全て洗い流される感じです。
感動しすぎて娘にプレゼントしたら、娘も感動してました!
超オススメ!
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【読もうと思った理由】
直前に読んだ「カーテンコール!」の雑感にも書いたが、この本は知り合いから教えてもらった本だ。その方が長期入院をしていて精神的にもかなり参っていたとき、この本を差し入れとして貰ったんだそうだ。普段本などあまり読まない人だったが、なにせ入院していても暇だし、暇つぶしの意味を含めて読んだんだそう。普段涙などほとんど流さない人なんだが、この本を読むと涙腺が崩壊して涙が止まらなかったんだそうだ。僕が本好きなのを知っての上で、「この本だけは読んだ方が良いよ」と、薦めてくれたので読もうと決めた。
【オグマンディーノって、どんな人?】
(1923〜1996)
世界で最も読者の多い人生哲学の作家。大学入学直前で母親が他界。陸軍航空隊に入隊するも、戦後は極貧生活のなかでアルコール依存となり、家族も職も失う。ある日出会った数冊の本によって一念発起。保険会社に就職した後、『サクセス・アンリミテッド』誌編集長になり、68年自身初の著書『世界最強の商人』(角川文庫より2014年新訳復刊)で爆発的売り上げを記録する。第2作となる『世界で一番の奇跡』(直訳)をはじめ、著書累計売上は5000万部の、歴史に名を残す大ベストセラー作家となった。96年に他界後も、読者は増え続けている。邦訳『十二番目の天使』(求龍堂)他。
【感想】
もし今後、人生において絶望感に苛まれて生きていく気力がなくなってしまった時のために、この本は何があっても本棚に置いておこうと決めた。そう思えるほど、生きる気力を与えてくれる本だ。
本書あらすじは以下となります。
ジョン・ハーディングは人生の絶頂期にいた。妻のサリーと一人息子のリック(7歳)と共に、生まれ故郷のボーランドに戻ってきた。ミレニアム・ユナイテッド社の新社長として。だがそんな絶頂期から人生に絶望してしまうある事故が起こる。妻サリーと一人息子のリックを乗せた車が交通事故に遭い、二人とも即死してしまう。人生にもう何の希望も見出せないジョンは、ピストル自殺を決意。まさに引鉄を引こうとしたその時に、親友のビルが家に駆けつけ、自殺するタイミングを逃してしまう。
そして親友のビルから頼まれごとをされてしまう。地区のリトルリーグ(野球)の監督をやって欲しいと。最初はまったく乗り気じゃないジョンだが、ある一人の少年との出会いがジョンの人生を変えることになる。その少年ティモシーは、守備も打撃も走塁も、全てにおいてチームで一番下手くそだ。だけど誰よりも前向きで、決して諦めないティモシー。そんなティモシーが、亡くなった息子のリックとそっくりだった。ジョンはそんなティモシーから、だんだん目が離せなくなっていく…。
この物語は何といっても、ティモシーの健気さに心を打たれる。ティモシーには医師のメッセンジャーさんから、たった2つの元気になれる言葉を授けられていた。それが、「毎日、毎日あらゆる面で良くなっている」と「絶対、絶対、絶対、絶対諦めない」だ。この言葉をエラーした時も、三振したときも、どんなときでも、自分やチームのみんなを鼓舞するように、大声で応援する。もう正直いうと、この健気で素直なティモ��ーを見ているだけで感情移入してしまう。やはりどんな逆境にも挫けず頑張る姿が、一番心を打たれるんだと肌で感じた。ラストの場面は当然だが、涙脆い人であれば泣くポイントは何箇所もあると思う。夢をかなえるゾウシリーズや、喜多川泰氏の作品が好きな方であれば、ドンピシャでハマる作品だと思います。
いつもは感想をある程度しっかり書くんですが、この本に関しては、260ページほどで非常に薄い本だ。また、この上なく読みやすい本なので、3時間もあれば読めてしまうはず。またこれ以上書くと、どうしてもネタバレを含んでしまいそうなので、ご興味を持った方はご一読をオススメ致します!
【雑感】
次は、「ひとはなぜ戦争をするのか」を読みます。この本は僕が好きなアインシュタインが、フロイトに向けて表題に関して書いた手紙の往復書簡だ。今まさにロシアとウクライナが戦争をしている。(2023年7月31日現在)ロシアの戦争がなければ、興味があまり向かなかったかも知れない。表題の件について、このタイミングで深く思考する必要があると思ったので読みます。
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オグ•マンディーノ 坂本貢一訳
『十二番目の天使』
オグ•マンディーノさんは
『この世で最も多くの読者を持つ人生哲学書作家』の称号を与えられた作家さん。
人生であらゆる成功を収めるジョンはある日、妻子を交通事故で亡くす。
生きる気力を失い、拳銃を手にしては引き金を引きそうになる毎日。
ジョンに生きる希望を持って欲しいと願う親友のビルはジョンに少年野球のチーム•エンジェルズの監督になるようすすめる。
エンジェルズで出会った、何度失敗しても落ち込まない、そして諦めない少年ティモシー。
彼の魔法の言葉はチームメイトだけでなく、生きる事を諦めてしまいそうになるジョンの心にも徐々に届いていく。
『毎日、毎日、あらゆる面で私はどんどん良くなっている。』
Day by day, in every way, I'm getting better and better.
『絶対×6 あきらめるな』
Never, never, never, never, never, never give up!
263ページの短いお話の中で、絶望の底で死を求めるジョンの心の変化がまっすぐに伝わってきます。
そして選手であり応援団長であるティモシーの頑張りと前向きさが、ジョンやチームのメンバーを励まし、観衆をも味方に変えていく。
健気なティモシーに何回も泣かされました
( ; ; )
『十二番目の天使』はhibuさんのおすすめ本です。hibuさんが本書に感動し、娘さんにおすすめしたら、娘さんも感動されたとのレビューを読み手に取りました。
hibuさん、素敵な時間をありがとうございます(^^) 「通勤途中で読むと危険です」のアドバイス大正解です。
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ハァ〜(-_-)
なんだかわたしの心が丸洗いされた気分です…
ティモシーなんて凄い子なの!
この年になると子供の頑張る姿に泣いてしまうのよ。
わたしも少年野球のコーチをしてたのです笑
うちの息子が小学生の時の話しですが…
へたっぴなティモシーが諦めない姿に20年前の自分と息子を思い出しました、懐かしかったです(^ ^)
松子さん素敵な作品教えてくれてありがとう♪
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著者のオグ・マンディーノ(1923-1996)は、アメリカの作家で、今年生誕100年に当たるようです。
本作は1993年発表、日本では2001年に単行本、2018年に文庫化・刊行となっています。
主人公のジョンは、仕事で成功を収め、故郷に戻り英雄視されますが、最愛の妻と息子を事故で亡くし、自ら命を断とうとさえ考えます。
そんな時に、親友のビルからリトルリーグの監督を依頼され、十二番目の天使・11歳の少年ティモシーと出会います。「十二番目」とは、ティモシーが選手としてはお荷物で、メンバー選出で最後に選ばれたから。「天使」は、チームがエンジェルズであり、亡き息子と重ねて観てしまうのでした。
小さな天使が口癖のように繰り返す言葉は、「絶対、絶対、あきらめるな!」「毎日、毎日、あらゆる面で、自分はどんどん良くなっている!」の二つで、監督のジョンを始めチームの雰囲気を変えていきます。この言葉は、そのまま著者の読者へのメッセージなのでしょう。
また、子どもたちが瑞々しく描かれ、物語へ引き込む力もかなりあります。とかく、前向きになるための普遍的なスキルが鬱陶しい場合もあるでしょうが、本作のティモシーを通して語る文章・構成は極めて軽やかで、著者の力量だと思います。
涙なしには読むことができません。何と哀しくも爽やかで、幸せな読後感なんでしょう。明日への希望を与えてくれる奇跡と再生の物語でした。
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自分がどんなにつまずいても、自分を鼓舞し、奮い立たせ、
絶対にあきらめない!!
毎日何かしらの面でよくなっていると自分に語り掛け生きてきた少年。
自分の命の終わりが見えているのにもかかわらず、
彼自身が最後まで精一杯生きれるように生きる活力を自分で与えていた。
ティモシーのまっすぐな想いは、
チームメイトにも行渡り、
誰一人として試合に負けても
マイナスな思いを口にすることは無かった。
私がひねくれてるばっかりに
ティモシーはきっとチームメイトから
いじめられてしまうんだ…
なんて思いながら読んでいた。
ティモシーが口にしたあの言葉は
私たちにとっても大切だったなと
気づかされた。
君は誰よりも人の心を動かし、
人の人生に光を指したんだよ。