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平松洋子 著「そばですよ」、2018.11発行。本の雑誌に長く掲載されてたコラム「そばですよ」、いつも楽しく読んでました。いつか単行本化されるのではと期待していましたw。今回読んで、掲載時に比べ、紙面に余裕があるからか、なかり加筆されています。平松洋子さんの食(料理)のエッセイ、とても読みやすくて楽しいです。それぞれの店の地図、メニュー、営業時間なども付記されてます。読めば行きたくなります。食べたくなります。秋葉原「川一」何度も行ってますが、また行きたくなります。銀座「よもだそば」、行ってみたいです!
平松洋子 著「そばですよ 立ちそばの世界」、2018.11発行。27の店が丁寧に紹介されています。私が行ったことがある店は次の3店。秋葉原「川一」、四ツ谷「政吉」、虎ノ門「峠そば」。これから行きたい店は次の3店。銀座「よもだそば」、新宿「うさぎや」、中野「田舎そば かさい」。平松さんの食のエッセイは、とても楽しく、読みやすいです。
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立ち食いそばファンによる、立ち食いそば愛溢れる著作。
食レポであり、ドキュメンタリーであり、グルメエッセイでもある。
都内26軒を訪れ、食べ、啜り、観察し、熱く語る。
店のデータ有り。お品書きは詳細。地図も。2軒はカラー写真有り。
そばの出汁、天ぷらの香りが漂ってくるような文章で、
立ち食いそばの魅力を語っています。
インタビューで知る店の歴史、店を営む方の経歴、美味しいそばを
提供する拘り、個性、心構え・・・どれも魅力溢れるものばかり。
そして、立ち食いそばの愛好家との対談、同行しての街と店探訪。
なんて楽しい!なんて美味しそう!
取り敢えず・・・近所の立ち食いそば屋に行ってみよう(^^♪
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紹介されている店ばかりが名店ということはないと思いますが、間違いなくそばが食べたくなる本。私が食べたことのある店が3店登場していて書いてあることと違和感のある感じもありましたが、まあ味覚は人それぞれで食べた状況でも味は違いますし。読み終わって真っ先に住まい沿線の「ファミリー」に行ったことは言うまでもありません。
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立ち食いそば店を取材し、それぞれの店のストーリーを引き出している部分がさすが平松さん。取材店のそばを読んでから食べるとそばの味わいが変わる。
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著者平松洋子が実際に訪れた立ち食いそば(なかには立ち食いきしめんもあり)エッセイ。そばを食べるときの表現から店構えや主人とのやりとりまで、テンポよく痛快に描かれている。
食べ物の表現は難しいが、本作では今すぐにでも向かいたくなるような描写で立ち食いそば好きでなくともチャレンジしてみたくになる(に違いない)。
近所にこだわりの立ち食いそば屋がないので、立ち食いそば屋はわざわざだかけていくところであり、その点では著者と同じ立場であるが、作品中では地元密着でなんとかやってきたという店を厳選しており、チェーン店ではなくとも本当に有名店は掲載されていないようにも思う(単に推し店が掲載されていなかっただけかもしれないが)。
本作品で何度も強調されているようにもう一段か二段、その店ならではのアピールが必要なのかも!
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本当に美味なるものを知っている人は
立ち食いそばの中からも、美味なる店
を見つけます。
星の数ほどある東京の立ちそば店の中
でもキラリと光る店を紹介し、しっか
りその長所を文章として表しています。
お金もそれほどかからないグルメなの
で、今すぐ行きたくなる一冊です。
秋葉原の「川一」は激戦地区の秋葉原
に新た加わった行きたい店です。
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日本が誇るファストフードの裏番長こと立ち食いそば。個人的な思い出になるが、立ち食いそばの魅力に惹きつけられた最初の経験は、茅場町にある名店「たかね」であった。当時、大阪に暮らしていた私は、東京出張の合間(当時は霞が関に行くことが多かった)に「たかね」を訪れ、あの名物の天ざると出会い、以降、東京に来るたびに訪問するのを楽しみにしていた時代がある。
さて、本書は私が日本で最も敬愛するフードジャーナリストの平松洋子氏が、東京の立ち食いそば26店を取材し、店主の価値観などを包むことなく示した労作である。特に2019年2月に突然の閉店で全国の立ち食いそばファンを驚かせた虎ノ門の港屋の店主、菊池氏へのインタビューは今となっては非常に貴重だろう。同氏が大学卒業後、実は地銀の行員であったという話も含めて、面白いインタビューだ。
気取らず、安く食べられて、ほっとする。そんな価値をワンコイン足らずで提供してくれる名店がこれだけあるということを改めて幸せに思う。
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地元図書館で予約したら、数ヶ月待ちで手元に。ダヴィンチで勧められていたから予約したものの、うどんで育ち、立ちそば屋に入ったことすらない私が、なぜ数ヶ月待ちのこの本を借りたのか。「はじめての海苔弁」を読む前の話で、筆者の名前は知ってるものの、彼女の本らしい本を読んだことがなかったにもかかわらず、である。もはや、この本が面白いに違いないという直感が働いたとしか言いようがない。そう、ひたすらに立ちそば屋の紹介なのに、それぞれの店と料理に物語があって面白いのだ!この勢いでなら、立ち蕎麦屋ののれんを一人でくぐってしまいそうな気がする。
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時々あんなにたべたくなっていたラーメンが、いつからか味が濃すぎてつらくなってきました。
そこで、「そば」です。
最高級の、ではなく、立ち食いそば屋さんを中心に紹介されています。
そういえば、あちこちにそば屋さんはあって、よく考えるとほとんど入ったことがない店ばかり。
正直どこに入っていいのかわからなかったせいもあります。
試しに、本に書いてあった「川一」さんで、いか天そばを頼んでみました。
・・・。まいりました。
最高です。
ちょっと時間がかかりますよ、といわれたものの、そんなのたいしたことじゃありません。揚げたてのイカ天をじゅっ、とやった、一杯のそばの美味かったこと。
以来、あちこちの店に入ってみる楽しみが増えました。
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立ち食いそばの名店をインタビューを交えて知ることができる。そばに限らず、ストーリーがわかるとおいしさも増すし、楽しむポイントがつかめる。
カタログ本や口コミサイトでは知り得ない情報、というよりも知識を得られた。
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ハンバーガー、牛丼、カレー…しのぎを削るファストフード業界にあって庶民やサラリーマンの味方、それが立ち食い蕎麦だ。それもチェーン店でなく地道に自分の味を守る独立店の数々が描かれる。読んだら行きたくなること間違いなし。飲んべえなので個人的には「四谷政吉」「がんぎ」に惹かれる。
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単なるグルメ・食レポでもなく、かと言って、気取った食文化論でもない、いい具合に肩の力が抜けたエッセイ。
お手軽に食せて、それでいて奥が深い立ち食いそばの世界。その魅力が十分に伝わる一冊。
ただ、東京限定なのがね。羨ましくもあり残念でもある。
駅そばしかない片田舎の住人にとっては。
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会社員時代には結構お世話になっていたたちそば。地方では駅の中でというのが多いしそんなに気にしたことがなかった。だけど、個人店には歴史や物語があるんですね〜。地方のお店も目に入ってなかっただけであるのかもしれないな。自分の目は何も見てないんだなぁと改めて思い知らされる。そうやって感性は死んでいってつまらない人間になっていくのだ。自分が記事として書いてみたらどんなふうになるかなと考えたらいろいろ巡ってみたくなった。