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しゃばけの新刊の文庫本を読んで、お正月を過ごすのが恒例になってたけど、今年は少し遅くなりました。
おおあたり。確かに、大きな幸運を拾った時には、気をつけないと差し引きゼロになるような目にも会う、と言われたりしますね。
しゃばけの世界で、そんな差し引きゼロに巻き込まれるお話の中に、若旦那が犬神と仁吉の二人と出会ってすぐのお話がひとつ。この出会いは、元祖しゃばけで若旦那の回想でちらっと出てたと思うけど、それを違う角度から描いてて、楽しかったです。
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15冊目かぁ。
しゃばけシリーズ、安定してて今回もさらりと読めました。特に大きな話の流れもなく、特段新しい登場人物もなく。シリーズ中の閑話といったところでしょうか。
個人的には「あいしょう」が好き。読んでて、仁吉の初恋とか佐助の昔話をもう一度読み返したくなった。小さい一太郎、かわいい。
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序/おおあたり/長崎屋の怪談/はてはて/あいしょう/暁を覚えず/ 畠中さん、「日本橋の大だんな」に会いに行く
何かにあたる それもおおあたり。良いことなら嬉しいけれど、悪いことなら嫌だなぁ。その後で悪くなったり良くなったり……この世はふくざつぅ
栄吉さんの作るあられも食べたいけど、おいしい餡子を待ってるよ♪
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毎年きっちり同じ時期に、新刊と文庫が出るしゃばけシリーズ。第15作になりましたか。序盤、一太郎は「おおあたり」という言葉について考える。いいことを指すとは限らない。くじに当たるなら嬉しいけれど、食当たりは勘弁願いたい。
「おおあたり」。菓子屋で修行中の一太郎の盟友・栄吉が、あられを作ったところ評判になる。ところが、似た商品が出回るようになり…。パクリ騒動の一方、栄吉はある決断を迫られることになる。栄吉が餡子をうまく作れる日は、来るのだろうか。
「長崎屋の怪談」。噺家は仮の顔、正体は夢を食らう獏。そんな場久はもちろん妖なのだが、誰かに付けられていると訴える。噺家として技量が高いだけに、こんな「おおあたり」を引いてしまったのか。うーむ、人間の方がよっぽど恐ろしいってか。
「はてはて」。二枚しかないはずの富くじの当たりが、三枚出てきた。そのうちの一枚が長崎屋にあったことから、三人のおなごが押しかけてきて…。富くじが当たったというより、またトラブルを引き当てたと言うべきか。とんだとばっちりだが。
「あいしょう」。おぎんの命を受け、江戸は長崎屋に小僧として着任(?)した仁吉と佐助。この二人、最初は仲が悪かったというのが興味深い。長崎屋に来て早々に、こんな一大事があったとは露知らず。気が抜けない日々が、二人を和解させたのか。
「暁を覚えず」。跡取りだが寝てばかりの一太郎。働けないことを気に病んでいた一太郎にとって、それは福音だった。ところが、実は…という話。騒動の後は一太郎が寝込むのがお約束のシリーズにあって、ターニングポイントになるか? これで自信がつくといいのだが。
何かしら共通のテーマや企みがあることが多いこのシリーズだが、今回はすべて「おおあたり」繋がりとは言えないかな。相変わらずの固定ファン向け安定傾向ではある。そして、今回も淡々と星4つをつける。
畠中恵さんの時代物は、シリーズ外の作品に傑作が多い気がする。シリーズものでも『まんまこと』シリーズの方が、個人的には好きだ。だったら読むなと熱心なファンには言われそうだが、一太郎の行く末だけは気になってしまうんだよねえ。いつまで病弱な17歳のままのか…。
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シリーズ第15弾。
栄吉の妖をも倒す餡は逆に気になる。
そんな栄吉、饅頭じゃなかったら美味しいお菓子作れるのね。
若旦那と仁吉、佐助の初日の話もあって面白い。
ラストは父親抜きでの初仕事。
どうなるかな。
巻末に榮太樓總本鋪の大旦那との対談も。
自分にとっての「おおあたり」は何だろうか。
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全て「おおあたり」というテーマかと思ったら、違うのもあったのが残念。栄吉さんには頑張ってほしいけど、最終兵器のようなお饅頭は変わってほしくないかも。
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「しゃばけ」シリーズ第15弾
ますます、妖怪たちは一太郎と一太郎が暮らす長崎屋から離れがたくなっているらしい。
それにしても、妖怪たちは、栄吉のまずい饅頭を食べさせられても、良く怒り出さないね。妖怪たちは一生懸命な者には優しいね。
栄吉は、饅頭つくりは一向に上達しないみたいだけれど、それでも他の菓子つくりでは成長しているらしい。で一太郎はというと、店の手伝いはまだまだだけれど、色々な事件を通して、周囲の人に頼りにされる存在になってきているみたい。少しづつだけれど二人は成長しているようだ。
二人の成長と嫁取りはどうなるのか?
次を楽しみにしよう。
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シリーズ15弾。
江戸時代、廻船問屋の長崎屋を舞台に、人間と共存する妖怪たちとの様々な事件を描いたシリーズ。
今作は、良いことも悪いことも「大当たり」する話。
一太郎の幼馴染の栄吉の人生に関わるような話や、怪談のような話など盛りだくさんの内容。
巻末に、日本橋の栄太郎飴の大だんなとの対談が載っている。
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おおあたり。富籤、商品、食べ物、人生の転機といろいろなものがある。幸せへの道なら素晴らしいけど逆もある。そんな視点で妖と人の世界を眺める話。読んでいろいろ考えさせられることもある。ほっこりとする面はあるが一抹の哀しみを常に伴う。
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今回いろんなおおあたりがありましたが、若だんなの働きたいのに働けない涙、そしてやっぱり若だんなに甘い兄や達・・・しゃばけはこうでなくてはね。
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いつも通り。
話の展開はいつも通りの人が死なないミステリ。
若だんなの体が弱いのも、栄太郎の餡子がまずいのも、全体的にキャラが薄めなのもいつも通り。
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ここひとつきほどで畠中さんのシリーズものの最新巻ばかりを四冊読みましたが、やっぱり「しゃばけ」シリーズが一番ほっとするというか、読んでいてしっくりくるような気がします。毎度ながらみんなかわいい、そしてお菓子が美味しそう……今回初登場の「辛あられ」が食べたくなってきました(笑)
さりげなく、若だんなの幼いころの話は珍しい気がするのですが、小さな一太郎と、家鳴や屏風のぞきたちとの関係が微笑ましかったです。
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文庫でしか読まないので、久々のしゃばけです。
どの巻も面白いですね。
シリーズがおわりに近づいているんでしょうか、兄やたちだけでなく、妖たちも一太郎を気遣っているのが面白くて、ほっこりして。。
それでいて、どことなく寂しさを感じるような。。
今回は、母君も登場してまだまだしゃばけの世界も奥が深いと感じることができてよかったです。
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しゃばけシリーズ15作目。
途中からストップして、ふと思い立ったから、間の作品が開いている。でも短編だし、ほどよく説明も入っているから十分楽しめる。
おおあたり…若旦那の幼なじみ栄吉。あんこ作りは苦手だか、新作のあられはヒットする。しかし、婚約者にライバルが現れて…。
長崎屋の怪談…ばくの場久は人間に紛れ、落語家として働いている。しかし、話の内容と似た辻斬りが起きて…
はてはて…貧乏神の金次は、お菓子のおつかい途中、ぶつかられた男に、金の代わりとして富くじをもらう。そのくじは当たりだった。ところが、同じ物が複数出てきて…
暁を覚えず…そろそろ長崎屋の仕事をしたい若旦那。接待に出るため、猫又から薬をもらう。1日寝込むが、次の日元気になるというものだ。若旦那が寝ている間に、みんなは栄吉のあんこを賭けた勝負を行う。
いつの間にかいろいろなキャラが立ってきた。ばくとか、貧乏神とかも人間社会でのいろいろに巻き込まれ、性格にバライティーが出てきた。ほっとしたい時、和みたいときにはよい作品。家鳴りがかわいいし。
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シリーズ15弾は、おおあたりをテーマにした短編5編でしたが、若旦那の友人の菓子職人 栄吉が饅頭作りは苦手なものの辛めのあられを作って評判を呼ぶ話や富札にまつわる話など、いつもながらの若旦那と妖たちと奮闘が面白かったです!このシリーズの新作も発売になり、そろそろ新作のところに追いつきそうです!