小夏と麦の物語 みんなのレビュー

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投稿者：しょうちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

犬派・猫派…どちらの人も涙してしまうに違いない小説です。

『小夏と麦の物語』となっていますが、両方が絡み合う物語ではなく、小夏というトイプードルと、麦という黒猫のそれぞれ独立した物語です。
（私は表紙の絵を見て、「小夏が女の人」で、「麦が黒猫」と勘違いしたまま読み始めたから、最初に急にトイプードルが出てきて「あれ？」と思ってしまいました汗）

殺処分やペットの去勢、老いや病気などを描き、生き物が生きるということ・死ぬということを考えさせられますが、それが暗くなりすぎないのは、物語が動物目線で進んでいくからでしょうか。
どんなに悲しいことでも、ハートフルに暖かく描いています。

その健気さが、涙腺をさらに刺激して、最後の瞬間にはもう「あぁ…」とウルウルが止まりませんでした。

動物との関わり方も考えさせてくれる、おすすめの小説です。

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投稿者：しおりん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

動物は話せないから本当の気持ちはわからないけど、この物語のように想ってくれていたら良いなと思いました。
心あったまりました。