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【左遷と家庭崩壊に直面した男の選択とは?】名門デパートのエリート課長・津川は、職場では降格され、娘の万引きや妻の不倫と家庭も破綻寸前。人生最大の逆風にどう立ち向かう?
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主人公 津川直太朗の娘の万引き事件から物語は始まる。
そして、共働きの妻の不倫。一方で、大手デパートの外商課長の主人公は大きな取引先を失う危機を迎え、その真面目さからなかなか思うように取引先との交渉が行えず、散々な目にあうが、何とかつなぎとめることに成功。しかし取引高は大幅に減らされ、厳しい状況に立たされる。
そんな中、妻の不倫を知り、娘の受験もあり、娘の不安定な心を知り、旦那、父親として真摯に体当りする。そんな状況で、更に追い討ちが、、、。
部下の裏切りにあい、最後は左遷されてしまう。
そんな状況の中、娘の受験合格。そして最後は家族がひとつになる可能性を示唆しながら物語は終わる。
何とも切ないサラリーマン家庭の物語でした。
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デパートの外商に所属する主人公。家族のゴタゴタや取引先のプレッシャー、部下の不祥事に東奔西走。トピックの繋ぎ合わせ的な感じがあり、全体を通したメッセージ感に乏しさを感じる。20点。
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1980年代半ば始まったら東京は銀座を中心としたデパート乱立、デパート戦線。法人相手の外商として勤務する夫デパートマンとキャリウーマンとして働く妻、そして中学生の長女と長男のお話。巻末解説の昭和末期から平成、そして現在までの小売業界の推移の論考も興味深い。
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2021年6月20日読了。
主人公は百貨店の法人外商課長、妻は外資系企業の社長秘書でバリバリのキャリアウーマン。
子供は二人で中学生。上は娘で成績がよく高校受験を控えている。弟は体育会系。
娘が塾に行く途中に万引きをして、万引きGメンに捕まるところから物語ははじまる。
そこから、大口取引先からの取引停止、妻の浮気、部下の不祥事と主人公にピンチが続く。
主人公は管理職でいられるのか?
時代は80年代半ばの設定なので携帯電話もなければ、会社の自席で煙草も吸い放題の時代。
この小説で「あれ?」と思うのは、一人称が変わる際、段落を変えていない。
なので、読み進めていて「あれ?誰の話だっけ?」となる箇所が多々ある。