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すべての対人業務従事者必読の書。
特にお客さんを選べない立場であるとされる公務員、福祉、医療、教育、保育などエッセンシャルワーカーと呼ばれる人びと(こうした方々はリモートワークもできない、対人業務だから)は、校長を始めとする教師などの在り方を自分の立場に置き直して読み、備えの必要性を感じるべき。私は保険に入ります。
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【274冊目】はしがきを立ち読みしただけでぐいぐい引き込まれ、借りてきました。モンスターマザーによる教師たち、生徒たちへの攻撃に胸糞が悪くなりながらもページをめくる手が止まらず、あっという間に読了。
裁判で教室たち、生徒たちが(ほぼ)完全勝利するという結末にホッとしたものの、いや、こんなことが自分の身近に起こったら怖すぎる…1人の人格破綻者によって多くの人生が毀損されていく描写は、偶然の巡り合わせによって平凡な幸せすら壊されるという恐怖を思い出させる。こんなモンスターが同級生の親にいたら、その被害を予防する術もない。どうすればいいのかということが示唆されないというところに、この本の真の恐ろしさがある。
救いようのないことを言えば、実際のところ何が真実だったのかは分からない。もしかしたら、モンスターマザーとされる人は本当に「被害者」だったのかもしれない。
でも、訳知り顔で途中から横やりを入れて、上から目線で口出ししてくる「人権派弁護士」と毎日新聞のような「マスコミ」の様子は吐き気を催させるのに十分だった。
あと、こうした人格破綻の親を持つ児童を受け持ってかなり苦労していた小学校教諭を個人的に知っているので、法的になんとかならんのかとも思いました。
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この母親が裁判を起こしてまで得たかった物は一体何なのか?
母親に後悔や息子への懺悔と言う気持ちはないのか?
これ程まで誰かを攻撃する多大な時間があったならば、息子たちと楽しい時を過ごそうとは考えなかったのか?
理不尽過ぎる戦いで学校長始め、担任、バレー部の顧問、部員たち、事件の当事者達はどんなにか辛く長い日々だったかと思います。
次男には無事に成長して欲しいと願わずにはいられません。
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まさに「悪魔の証明」。
部活でのいじめ自殺と思われた生徒。
残された母親は人権派弁護士を引き連れ県議会や新聞社を巻き込み学校側との裁判にまで発展するが、母親こそがとんでもないモンスターだった。
ろくに資料も確認せず母親を信じ込んだ弁護士とマスコミ、報道を鵜呑みにする有象無象とのあまりにも長い闘いを描く。
ゾッとしたのは母親側の弁護士が旧知で実績のあるライターに有利な記事を書かせていた箇所。
ただ、母親側の書面に誤記が多く、あげく弁護士の懲戒請求には少し笑ってしまった。
ちなみに母親のブログは現存しています(mixi日記も)。
また、2015年時点では裁判で認められた学校側への謝罪広告も賠償金も支払われてはいないとのこと。
母親を応援していた議員は今も議員を続けている。
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「でっちあげ」の次の作品。
こちらも、こわ〜い親の話。何が本当で何が嘘なのか、わからなくなりますね。
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モラハラメンヘラ女に関わると、大変な事になるという話。とはいえ息子の裕太君は、当時親から逃げる術がなかったわけで、不幸な事である。
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高校生が亡くなっているし、読んでも暗い気持ちにしかならないルポだけど、同じ著者の「でっちあげ」を読んで興味を持ったので読みました。
「でっちあげ」と違うのは、どんなにモンスターマザーに訴えらても、担任・副担任・校長・部活動顧問が一丸となって対応し、「こちらは間違っていない」ということを一貫して主張していること。きちんと記録もとっているし、関係機関とも連携している。そうやって隙をつくらずきちんと対応しているにも関わらず、モンスターペアレントにかかると悪者にされてしまう。本当に恐ろしい。そして「でっちあげ」同様、マスコミやネットがおおげさに、最初から学校が悪いという前提で取り上げて学校を追いこんでいく。モンスターさんの言うことを鵜呑みにした弁護士や議員も登場。
とても極端な例のようにも思えるが、こういう人は、います。
自分が正しいと思いこみ、ひいては全面的に相手が悪いと主張し、対立の過程で言うことがどんどん大げさになり、最初と言っていることが変わってくる。自然と矛盾点も出てくるが、そこを埋め合わせるためにまた新たな嘘を作ってどんどん泥沼化していく。自分は正しいと思っているから手に負えない。そういう人は、嘘をついているという意識がない。しゃべりながら(主張しながら)新たな事実を自分の中に作り上げていく。
こういう人には絶対に関わりたくないけど、たまにいるので、この高校のようにちゃんと記録をとって対応しなければいけないという教訓になります。そして前作同様、マスコミにはちゃんと中立を保った報道をしてほしいけど、たいていはそうじゃないので、ワイドショーとかネットの情報をうのみにしちゃいけないなぁと本当に思う。新聞でさえも信用できない。何を信じればいいの?ほんとに。
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このお母さんがいまだ普通に暮らしていることが理解出来ない。「子供を持つべきではない親って、いる」…そう言いたくはないのだけど、読後に唸った。
一番の被害者は、この母親の息子さん。
こんな事件だとは知らなかった。
丸子実業の名前と、イジメという言葉ばかりがクローズアップされた記憶。
読んで良かったけれど…。
やっぱり唸る。
この母親は、母親でいるべきではない…。けれど…
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この内容がフィクションだとしたら、そんなやつおらんやろと思うレベル。
現実の話というのが信じられない。
どちら側に立つのかで見方が変わるであろうが、
この話に入り込むなら冷静に当事者たちの声を聞き判断せねばならない。何事でもそうだが上っ面の報道で理解してはいけないとつくづく思う。
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久々のフィクション。
「我が子が学校でいじめを受けて自殺した、それを学校が隠蔽しようとしている」と聞くと、誰もが「可哀想に。学校許せない!」となりますが、その母親が子どもに対してネグレクトに近い生活をし、二度目の旦那さんに対しての暴力と暴言で裁判中、子どもがいじめられていると思い込み、学校やクラブの保護者にも執拗な嫌がらせ、暴言電話をして追い詰める、とんでも親だったとしたら、、、読んでいて物事は一方から見るのではなく多方面から見る必要性があるな、と思い、この母親がどういう風に育ち、青春時代を過ごしたのか、気になりました。
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こんな人おるんか……という言葉しか出て来ない笑
どうしてここまで攻撃的な母親になってしまったのか、彼女の人格形成が気になった。
メディアが事件の一部だけを切り取って誇張してしまうのは、本当に大きな問題だな〜と思わされた。フェアな報道って難しいよね〜
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親に対して正しいことで戦う校長と先生は正しい。マスコミは意地悪で教員は毎回不利なニュースを出される印象があるが、校長と先生の行動は亡くなったゆうたくんに一番伝わっているに違いない。ゆうたくんの死が一番悔しいけれど、今天国でこの先生たちの行動で少しでも楽になっていると信じたい。