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意識高い系に対抗して意識低い系で考察されたマーケティングの本。今までブームになった製品の理由などを説明されているが、ではこれからどのような戦略でいくかは各自考えなければいけないようだ。
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対人関係にも言える。知ったかぶりの頭でっかちな意識高い系よりマイルドヤンキー的なちょいワルでバカっぽい方が受ける。高尚より低俗。
マウントをとるより、下手の方が楽だ。
人間は便利で楽に逃げるもの。その欲望の掬い上げがヒットになる。
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自分の父親世代との違いをこれほど分かりやすく説明してくれた本はなかった。自分のことを反省することしきりだった。馬鹿にすることから商機は生まれない。理解してこその商機だ。
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「意識低い系」をマーケティングでにも取り入れようとの筆者の主張です。俗にいう「意識高い系」をベースにした考え方で、”高い系”は”高い”のニセモノであってここから転じて”低い”考え方を意識的に取り入れたものだとのこと。つまり本当に”低い”のではなく(”高い系”がそうであるように)”低い”状態を装うということのようです。
これにより市場に寄り添いヒットを生み出そうという考え方で、世の中の事例についても実は”低い系”で説明できるものをとりあげています。
ナルホドと思う内容ではあるものの、使いこなすにはなかなか難しいなと感じました。ポイントは”全部”を”低い系”にするのではなく、一部分のみを”低い系”にすることだと思います、残りの部分は実は”高い系”であるとよいのでしょう。
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新聞広告で気になったので図書館で借りた。タイトル通り、意識高めの企画はヒットしないのでゆるく考えるのがコツだとは思うし、共感するが、この本からはあまり参考になるものは得られなかった。
以下メモ。
●知識や経験があると「意識高い系の罠」にはまりやすく、特に未来の予測については専門家ほど外してもらうことが多い。
●意識低い人を目指す必要はないけれども、意識低い系の視点は持たなければならない。
●ハンドスピナーになんの意味があるのか。なんとなく面白そうだから、流行っているから。
●ブームは人に自慢したいという欲求が強い。
●「できる」ことをアピールしても、「便利」なことは異なる。さらに「欲しい」とは離れている。欲しいの感情を持ってもらわないと売れない。便利は、欲しいを引き起こす要因ではあるが。
●経営コンサルタントは、具体例を集めて抽象化するところから仕事が始まる。うちの会社は派閥がきつい。違う部署とは情報が共有化されていない→組織が硬直化している、という抽象的な問題点を導き出す。そして、定期的にメンバーを入れ替える、部署横断のプロジェクトチームを作る、デスクを部署に関係なく配置する、井戸端会議のように気軽に集まれるスペースを作る、といった具体的な解決策を提示する。意識の高さと低さを行き来する。
●ロジックよりも欲望を明確にする。
●後発だからこそ最適化されたサービスを最初から提供できる。先発のサービスが機能を継ぎ接ぎしていき非効率になりがちなのに対して、後発のサービスは最初からスタイリッシュで高速化されたサービスが可能。後出しジャンケンならではのメリット。
●アップルもフェイスブックもユーチューブもパイオニアではない。SNSのような友人とつながるのが前提のサービスは乗り換えがほぼ強制され一気に進む。
●擬似階級社会のアイテム。マウンティング。
●親しい関係を「電話番号を知っている」から「LINEでつながっている」に変えた。
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「ちょいバカ戦略」はよく考えた上で言っていることが分かった一冊。みんなにわかるような商品やキャッチコピーがウケるということです。世の中にある商品は実は理由があるんだということがわかりました。
●具体的な商品の裏側がわかって楽しい
雑誌の日経トレンディネットやLDKが好きな方は好みの本かもしれません。それもそのはず、著者が日経トレンディネットに寄稿しているので同じ雰囲気だからです。「世界のやまちゃん」のくだりはよくある偶然から好転した例だと思います。
●商品を購入する時の男女の差を活かしたファッション雑誌づくり
確かに女性のわたしから見て、男性用のファッション雑誌より女性用のほうが単純におもしろいです。これは実は内容だけでなく、写真のとり方や構成など女性にウケルように考えられて作られているのです。ただ、おすすめ商品を載せているだけではない点にものづくりの奥深さを感じました。