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人類の進化をたどり、どのような遺伝子が残ってきたのかをたどる。遺伝的に人種により特徴があり、その影響は小さくない。
遺伝子の変化は、人類の進化の歴史ともいえる。アカデミックに検証したもの。
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環境や能力を考えると、現代に日本人に生まれたということは、かなり条件がよく、幸せなことだとわかります。
一方、それらと引き換えに不安を持ちやすい遺伝子も引き継いでいるようです。
進化し淘汰して、現在に至った日本人を「自己家畜化」と作者は表現していますが、それはそれで悪くないなと思います。
まぁなんだかんだ日本人でよかったと思いました。
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■2019/02/16読了。
■言ってはいけない残酷すぎる真実 の続編。目次を一見すると人種差別や偏見のような内容。
■全般に人類学や古代史のような内容。面白く、興味深く読んだところも数知れない。そして、現実を直視して、そこから人類、あるいは日本の課題を見つけ、将来に活かすことが大切であることを教えてくれる。
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前作に続き、勉強になった。「自己家畜化」や「ひ弱なラン」は衝撃的だが、いちいち納得できる。全く不愉快な本ではない。
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読めてそうで、読めてない人って、いるわよねって、私もふくめて感じます。
読めてないって、考えられてないってことだし、読解力はやっぱ付けなきゃって思います。
この本、いろんなことが書いてあって、勉強になりました。
言ってはいけないより、もっと言ってはいけないの書いてある内容のほうが、私はよかったと思います。
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この本の著者である橘氏の本は、この15年以上は読んできたと思いますが、当初はマネーロンダリングに関する小説を興味深く読んでいましたが、その後、資産運用・管理、そして、このような本を出すようになってきましたね。
特に、この本の前作ともいえる「言ってはいけない」に書かれている内容には衝撃を受けました。恐らく不都合な事実も含むので、その内容を口外すべきでない、ということなのでしょう。
この本もそのような内容が多くありました。それを理解しつつも、決して口にしない、という大人の振る舞いを読者に求められているのだな、というメッセージを感じながら、読み終えました。
以下は気になったポイントです。
・OECDの公的機関が実施した調査結果によると、1)日本人のおよそ3分の1は日本語が読めない、2)3分の1以上が小学生3-4年生の数的思考能力しかない、3)パソコンを使った基本的な仕事ができる人は1割以下、4)65歳以下の労働力人口のうち、3人に1人がパソコンを使えない、にもかかわらず、日本はOECDのなかでほぼすべての分野で1位である(p24)
・行動遺伝学によれば、一般知能の遺伝率は77%と述べたが、これは統計的事実で、「知能のばらつきの約8割を遺伝で証明できる」という意味である(p38)
・差別的言論は、相手が不快に思うかどうかではなく、アカウンタビリティー(証拠によって合理的に説明できること)で判断するのが世界標準である(p41)
・共有環境を「子育て」、非共有環境を「友達関係」とすると、殆どの領域で共有関係(子育て)の影響が計測できないほど小さい、社会がどんどん平等になれば、生育環境の違いは無くなっていくので、原理的に遺伝率は上がっていくはずであるそして相対的遺伝の影響が大きくなる、次が非共有環境である(p43、55、74,203)
・一世代ごこに祖先の数が倍になるなら、いまから1300年ほど前、日本では奈良時代あたりで地球上に1兆人が住んでいた計算になる。なぜこんな矛盾になるか、それは、家系図が非近交(血縁関係の人とは絶対に結婚しない)ルールでできていると仮定するから。しかし実際には酸い世代さかのぼると家系図に同じ人物が現れるようになり「折りたたまれて」いく。家系図は樹木状ではなく網の目状になる(p93)
・欧州では、13世紀末のどこかの時点で、すべての欧州人が祖先としてたどり着ける一人の男または女がいた(p94)
・欧州1000年前に生きていた人間の5分の1は現在誰も生きていない祖先である、その結果残りの80%が現在生きているすべての欧州人の祖先になる(p95)
・この理論を日本の歴史に当てはめれば、すべての日本人が継体天皇(507-531)の子孫であり、すべての天皇の遺伝子も、その系譜がなんらかのかたちで続いているとすれば、共有していることになる(p99)
・江戸時代の日本では、寺院が寺子屋で町人の子供に読み書きを教えたが、子供は貴重な労働力だから、それ以上の価値が教育にあると親が納得しなければ、こんなことは起きなかっただろう(p151)
・水田は、水と一緒に土壌にたまった毒素を洗い流すから連作障害とならない、水耕栽培は養育可能人口を一挙に増やした。アジアに人口が多いのは、稲作によってたくさんの子供を育てることができたから(p153)
・ユダヤ教徒の父親は6歳か7歳で息子を学校へ通わせるよう命じられた、そこでトーラーとタルムードが講じられた。だた農民の父親たちは、わけのわからない「教育」を強制しない簡易版ユダヤ教に改宗した、その新宗教は、イエスという名のユダヤ人を教祖としていた(p164)
・今日のアシュケナージユダヤ人は中東の遺伝子をいまだに50%保有している、これは過去2000年間における混血率が一世代あたり1%未満であったことを示している(p166)
・近代インドの成立でカースト制は廃止されたと思われているが、これは誤り。インド憲法17条は不可触民制のカーストによる差別を禁じていているものの、カースト制そのものの撤廃を宣言していない(’p169)
・近年のDNA解析によれば、ヤマト人(現代日本人)は、大陸由来の弥生人と、土着の縄文人の混血であることがわかっている。アイヌと沖縄人は弥生系との混血度合いは少ない(p193)
・黄河流域の中国北部と、長江から東南アジアにかけての中国南部では、同じ中国人でも遺伝子の型が異なる。広東語や福建語、上海語は、北京語の方言ではなく、漢字を受け入れながらも自分たちの言葉を話さなかったからである(p194)
・ハーバード大学が2013年に行った学内調査では、学業成績だけならアジア系の割合は全入学者の43%となるが、ほかの評価を加えると19%まで下がった。2009年の調査では、アジア系の学生が名門校に合格するには、2400点満点のSATで、白人より140点、ヒスパニックより270点、黒人より450点高い点数を取る必要があるとされる(p200)
2019年4月29日
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”日本で「ネトウヨ」と呼ばれるのは、「自分が日本人であるということ以外に誇るものがない」愛国原理主義者の事だが、人種と違って国籍は変更可能だ。だから自分達の意に沿わぬ者たちを「在日認定」し、「日本人ではないもの」の側に排除する。”
アメリカのトランプ支持者の中にも多い、このタイプの発想をする者達。他の国でも同様の流れは強まっているようだが、この風潮の行き着く先は何処なのだろうか。
多くのページを割いているのが、人種的な相違が知能(IQ)に有意な差をもたらすという説だ。
ざっくり言えば北東アジア→欧州→南アジア→アフリカであり、この結果の仮説が色々書いてある。
寒い地域に住むと、様々な工夫や知恵がないと生きていけないので知能が高くなる、とか、欧州の小麦(連作不可)より北東アジアの稲作(水田は水を流し込むので連作可能)は大人数を養えるため、人口密度が高くなり、これも様々な知恵が必要とされ、結果、北東アジアが高くなった、とか。
まぁ全て仮説のオンパレードなので、何とも言えないが、考えさせられる。
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「日本人の三分の一は日本語が読めない」「日本人の三分の一以上が小学校中学年程度の数的思考力しかない」「PCを使った基本的な仕事ができるのは一割以下」…。遺伝による優劣,犯罪傾向を述べることはタブーとなっている現状でエビデンスを明確にした主張をしえいることががベストセラーの理由! 前作ほどの衝撃はないけれど。
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アフリカ系の身体能力の方が優れていると言っていいのに、統計上白人や東アジア人の知能の方が優れていると言ってはいけない。ポリティカリーにコレクトではないから。
これはすごい。
身勝手に全部正しいとしてはいけないが、でも、これを言ってはいけない世の中ということに気づく。遺伝も人種も、知能の問題もタブーだというポリティカリーコレクトの世界。当たり前の世界は言論封鎖されてたのね。
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人類進化の科学的見地から幸せになれるようにデザインされていない人間の不都合な真実を次々と突きつけられる。それは絶望させられるというよりは、新しい知識を吸収でき面白いという感覚。僕は。
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読む前と読んだ後で脳内が物理的に配線変わったんじゃないかと思わせる本っていいな。
大切なこと大切じゃないこと
正しいこと悪いこと
言っていいこと悪いこと
Storm
残る事実
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ヒットした前著の続編。
前作を更に深く掘り下げた内容なのだが、個人的に興味が有ったのは事実だけであってそこに至る過程まで理解するほどの興味はなかったようで読み進めるのにかなりの時間を要してしまった。
頭が重くなりながらもなんとか読んだ中では東アジア人特有の鬱になりやすい遺伝子は楽観的なものにもいち早く対応する敏感な遺伝子だということは特に記憶に残りました。
かなりのストレスが与えられたけれども読みきれたことで知識にも経験にもなったように思います。
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前作や今までの著作が様々なネタを盛り込んだのに対し、本作は主に遺伝子絡みの人種ネタに終始していたので、一点集中的で思っていた(盛り沢山のネタ)面白さはなかった
タイトルに人種ネタですと書いていればそのつもりで読んでいたのに、
美味しいけれどカレーですと言われてラーメン出された感覚
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今までタブーされていた内容をここまでデータで説明されると説得力がある。内容も興味が持てるが、データでいかに説得力が高まるかを表現している書籍。
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女性嫌悪=ミソジニー 出自=カースト ムスリム=イスラム教徒 脆弱なアイデンティティ ブラックスワン プロパガンダの常套手段 芸能人(大衆から魅力的だと思われる人)にゲイが多い理由 合理的な進化のメカニズム 膨大な証拠=エビデンス 一定の割合に収斂 乳糖(ラクトース)への耐性 シェルパ遺伝子 リベラル=自由主義 ホワイトトラッシュ(白いゴミ) アクア説 科挙 大学教員や大企業の幹部の殆どがバラモン出身であることは公然の秘密だ ネオフィリア=新奇好み ネオフォビア=新奇嫌い ドミニカ移民 棄民政策 東アジア系としての平均的に高い知能 弥生人の"ジェノサイド"によって縄文人の男は皆殺しにされ、女は犯され混血が進んだのだ。 遺伝的変異でアセトアルデヒドを酢酸さくさんに分解できない 弥生人の中に中国南部を起源とする下戸遺伝子を持つ者が多く 縄文人の遺伝子の影響が強く残る地域で強い酒が好まれる 共同体の全員が「道徳警察」になって相互監視 ヒトにとって「正義」は最大の娯楽のひとつ ヨーロッパ人との接触で天然痘などに感染して甚大な被害を被った 楽観的な脳サニー・ブレイン 悲観的な脳レイニー・ブレイン ネオテニー幼形成熟 子供は睾丸が小さい(テストステロン値が低い) 咲ける場所に移りなさい 村社会に適応できない遺伝子が淘汰され更に自己家畜化が進んだ 限界効用ていげん逓減の法則 ハリウッド映画『アイアンマン』のモデルになったベンチャー起業家イーロン・マスク 一人はイヤなんだ 201812橘玲あきら