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投稿者:高遠康隆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いくつかの科学的事実が列挙されており、それから読み取れる残酷な事実が書かれています。この本は『言ってはいけない』の続編であり、残酷はもよりパワーアップされており、一部の人には読むのが辛くなる人もいるかも知れません。
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投稿者:ワタヤン - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の前作は面白かったが、今回の作品は人種の違いに関するものが多すぎた。
こう少しレベルを落として前作のような俗人的なものを多く入れると、もっと売れるのではないか。
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投稿者:吉村ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
橘さんの第2弾です。
言ってはいけないの続編らしく、
秘密のような話がむんむんです。
哲学的に感じるのはわたしだけでしょうか?
「言ってはいけない」がさらに強力に
2021/12/31 05:43
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投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作「言ってはいけない」の続きです。なんとなく信じていたことが、特に根拠のないものだということがあるのだなと思いました。人の言うことに惑わされず、正しい意見かどうか自分の頭で考えなければなりません。
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作が良かったので、期待が大きすぎたのかもしれませんが、今作は、いまいち面白味がなくて少し残念でした。
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人類学の歴史背景を行動遺伝学的な視点から洞察している点やどうしても人と人と差が生まれてしまう背景に関してデータを用いて触れていて面白かった。
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著者の本「(日本人)」の解説欄で東氏が指摘したこと、東アジア圏に絞って論ずるのはなぜか?、に対する答えが書かれていて、続編的に読めて面白かった。
もう一つの指摘、「イエ」を克服する方法に対する答えはこの本ではそもそも主題に上がっていなかったが、知識社会の中でこれを考えていくのはなかなか残酷だなと感じた。
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最近のファクトが軽視されてる時代を描いてるのはファクトフルネスにも通じてるなぁ、個人的に、道徳の起源は相互監視ツールとか、正義は最大の快楽とかはなるほどなでした
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橘玲さんの本はいつも刺激的。「AI vs 教科書が読めない子供達」で最近の子供はそもそも教科書が読めないという話にちょっとした驚きを覚えたけど、橘さんによるとこれは今に始まった話ではなく、昔からそうだったということらしい。それでも昔ややれる仕事があったけど、これからは厳しくなるんでしょう。それでも日本は教科書が読めるという点では世界的にはかなり高いレベルにあることは間違いない。
この本は、遺伝的に、つまり生得的に人間には差があるということを言っている。フェミニズムやリベラルは生得的ということを認めたがらない。でも、それは完全たる事実。前回の本も含めてその主張は変わらない。今回は、日本人に切り込んだところが特徴かもしれない。
・農業が現生人類に与えた最大の変化は、食糧を求めて少人数で広大な大陸を移動する狩猟採集生活から、土地にしばりつけられた人口密度の高い集団生活に移行したことだ。これによって人類は感染症の危険にさらされることになって免疫機能を発達させ、炭水化物を大量摂取しても糖尿病になりにくい体質へと〝進化〟した。
・貯蔵できる穀物は「所有」の概念を生み出し、自分の財産を管理するための数学的能力や、紛争を解決するための言語的能力が重視されるようになった。
・農耕社会では、温厚な気性が選択的に優遇されたのだ。・・・知能とは別に、努力、勤勉、信頼性などの要素(自己コントロール力)が付加価値になっているのだ。
・日本人・中国人・韓国人は(白人と同程度に)知能が高く、性格的に真面目で内向的だから、ポジティブ志向のアメリカ社会ではリーダーにはなれないかもしれないが、賃金の高い専門職にもっとも向いているのだ。
・東アジア系は遺伝的・生得的に脳内のセロトニンが少ないことで不安を抱きやすく、強いストレスにさらされるとうつ病を発症するが、その代償として必死に勉強し、真面目に働いて倹約にいそしむことで、アメリカ社会で経済的な成功を手に入れたのだ。
・日本人は遺伝的に、特定の環境では大きな幸福感を得ることができるものの、それ以外の環境ではあっさり枯れてしまう「ひ弱なラン」なのだ。
・生得的な敏感さは、変化やリスクを極端に嫌い、お互いがお互いを気にする「高コンテクスト」の社会をつくりあげてしまう。複雑な尊敬語や謙譲語で相手の立場を忖度しなければならない日本社会はその典型で、誰もが感じる生きづらさは、私たちが暮らしているのがタコツボ型の「道徳警察社会」だからだ。
・他人や世間を変えることができなければ、自分が「嫌われる勇気」をもつ以外ない。いまいる場所から動くことができないなら、「置かれた場所で咲く」ほかはない。だが残酷なことに、「ひ弱なラン」はどこでも花を咲かせられるようには 遺伝的に 設計されていない。幸福になりたければ、「咲ける場所に移る」ほかないのだ。
・日本人の不幸は、遺伝的にストレスに弱いにもかかわらず、文化的に高ストレスの環境をつくってしまうことにある。
・高度化した知識社会では、高いIQは社会的・経済的な成功をもたらす。だ��もうひとつわかっているのは、知能とアスペルガーのリスクとのあいだに強い相関があることだ。IQ130を超えて 10 上がると、自閉症スペクトラム上に乗るリスクは倍になる。
・極端に高い知能がなんらかの神経症や精神疾患と結びついているからかもしれないし、社会のなかでの少数派(マイノリティ)として陰に陽に差別されているからかもしれない。
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「言ってはいけない」の続編。
前著の方が衝撃は大きかったですね。
本編はよりデータに基づく論述が多いので、その分衝撃力は薄くなっている印象でした。
日本人の自己家畜化などの分析は秀逸だと思いました。
橘さんの主張は、現実に目を背けて、きれいごとを言っているだけでは何も解決しない。現実から目をそらさず、その現実を踏まえた上で対策を考えよう、という形で整理できるものと考えられますが、その対策までも言及してもらえると良かったかな。
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「この社会は不愉快な真実に満ちている」
本書のカバーに書かれています。
「知能は遺伝する、精神疾患は遺伝する、犯罪は遺伝する…」
僕は努力至上主義なので「遺伝決定論」には批判的です。
どちらかといえば環境要因の方が大きいと思うのです。
ただ前著を読んでも行動遺伝学の知見によればやっぱり身長とかだけでなく精神疾患にも遺伝要因が否定できないものが多くあると思いました。
本書で1つ思ったのは遺伝的な要素があっても成功するには自分の適正を見つけて長所を伸ばす努力をしないといけないということでした。
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この著者は読者像として、円高をすんなり理解できる人を想定しているような気がする。1ドルに対して110円が105円になったら円高という思考が躊躇なくできるということである。
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これは、確かに人類のタブーに敢えて切り込んだ本かもしれない。知能指数、IQを切り口にして、男女や人種、住んでいる場所、そして人類の祖先にまで遡って深い考察を加えている。
発表するタイミングと場所によっては、大問題になりかねない一冊だ。
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読了。
人間社会に巣食う様々なハレーションの多くが、遺伝学的に説明がつく、と言う趣旨の「言ってはいけない」の続編。でもあんまり「もっと」になってなくて、前作と比してもエビデンスが雑で、レトリックに走り過ぎた感も。前作の書評でも書いたが、実際人間の行動パターンに於ける、遺伝の影響は相当レベルで大きいのだろう。しかし生物進化の歴史に鑑みれば、それが全てではないことは明白だ。豆知識としては面白いが、個人の行動に影響を及ぼすレベルではない。So What?って感じ。
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序盤はなかなか面白かったが、中盤ちょっとだれてきて、終盤は粗雑な印象だった。
帯の煽り「人間社会のタブー」というのはちょっと間違えている。
これは「言ってはいけない」が売れたせいでできた本らしいので前著も読んでみる。