紙の本
怖すぎ・・・
2019/07/27 23:33
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投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後のオチはかなり強烈でした。自分の奥さんがもし響子と同じだったなら、と考えると狂いそうです。
本書はエピローグに全てが集約されていると思います。ここが一番コアだと思います。
それにしても読後、頭がボーッとしました。茫然自失という感じです。人間不信になります。
紙の本
あなたもスマホに殺される
2024/03/15 11:19
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう、最初から禍々しい雰囲気。「自殺相談室」というアプリのネーミング自体あやしいし、その内容も胡散臭さしかない。が、社会を巻き込むような危ない組織かと思ったら、なんとか許される範囲でまとまったかな、という感じだった。
人物設定に無理があるような気がした。とくに、押尾先生は、人格が変わりすぎだった。
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今日読み終わりました!さすがです!またまた冷や汗かきながら一気読みしちゃいました。この作品は映画化してほしくないなあ。。。イメージが崩れそうだし。。
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「あなたもスマホに殺される」
ラストが驚愕。
スマホ括りの第2分類に当たる本作。第1分類のスマホ落としたシリーズでは、文字通りスマホを不注意で落としてしまい、個人情報が流失し、犯罪に巻き込まれる恐怖が描かれていた。スマホは便利だけど落とさないように!君の情報が詰まったものだから常に注意しよう!周りは善人ばかりではない!彼氏がズボラな人は要注意!というメッセージがあった。
第2分類の本作は、第1分類とは異なる危険性をテーマにしている。それは依存と洗脳だ。
中学校で教師をしている鈴木は美人な奥さんと可愛い息子を持つ普通の男だ。少々不眠気味で引っ込み思案な彼だが、平和に暮らしていた。しかし、ある日「自殺相談室」というSNSから、鈴木に招待状が届く。次々と寄せられる相談、貯まるポイントにより、初めは気味が悪いと思っていたが、鈴木はどんどんはまっていく。寝ても覚めても状態で妻に隠れてこそこそ、職員会議中でもポチポチが止まらない。どんどん依存が高まっていくのだ。あんなに怖いアプリなのに何故辞めないんだ!?と何度突っ込んだことか。
しかし、依存は大したことではない。いや危険なのだが、それよりも危険な要素がある。それが洗脳だ。「自殺相談室」を始めたユーザーを次々と洗脳していく。実は鈴木はそこまで洗脳されず、生徒や同僚が次々とおかしくなっていくのを止めようとする。が、これは〇〇だった。
依存は如何に危険か。洗脳は知らず知らず行われていく。しかし、この二大テーマだけで終わらない。終わるどころか、最後を読むとスマホは危ないとかアプリは危険だとかは壮大なフリだった。結局は一番の恐怖は人間の悪意なのだ。
結局あのストーカーは何だったのか、妻は最終的にどうなるのか、気になる点は残る。が、しかし、現代の便利なスマホやアプリに内在する危険性をあぶり出している。その点からスマホ落としたシリーズより断然ノンフィクション割合が高く、ホラー小説に仕上がっている。前作にはまった人もそうでない人も読んで楽しめるはず。
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スマホシリーズ3作目。
中学教師・鈴木のスマホに、ある日「自殺相談室」というSNSから招待が届いた。匿名の相談に対し、4択から1つ選んで答えていくと、自殺ポイントがもらえる。
単なるゲームなのか、相談者は実在するのか。
このSNSは、自殺を勧めているのか、防止しようとしているのか。洗脳? 宗教?
先が気になって一気読み。
ラスト一行に驚愕!!
面白かった。
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スマホを持っているのが当たり前の時代になってきた。子どもから高齢者までかなりの人が使っていて、パソコン並みの機能をサクサクと使いこなしている人も多いだろう。
昔はパソコン通信やゲームを夜遅くまでやっていることが問題視されていたが、今はそれがスマホに移ってきている。パソコンと違って簡単に持ち運べるし、SNSで即座に友達と連絡が取れるのは便利だろう。しかし、だからこそ常に持ち歩かないと不安になるし、触っていないと手持ち無沙汰にもなってしまう。私もそうだった。
しかし、最近では意識してスマホを使わないようにしていて、ここ一年ほどは1ヶ月のデータ使用量が1Gを下回っている。動画はほとんど見ないしオンラインゲームもやらず、使うのはLINEやメールといった通信機能がメインだ。最近ではFacebookもアカウントを一時休止にしているので、これならガラケーに替えても良いだろうぐらいの勢いだ。
以前は、スマホで色々な情報を探しては見ていた。しかし、そうすることで本を読む時間や移動中に考え事をする時間が少なくなり、何となくもったいないなと感じた。それからしばらくの間、意識してスマホから離れてみたが、使わないことに慣れてくると特に支障はなくなった。
スマホを使わないことで被る不利益があるかもしれないが、使わないことでのメリットの方が上回っているような気がするのだが、それはまた別の機会に整理して書かせていただこうと思う。
志駕晃さんが書かれた「あなたもスマホに殺される (角川文庫)」は、スマホ社会の恐さや落とし穴を描いた物語だ。「スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 )」が映画化されて注目を集めている志駕晃さんだが、第3弾となる本作品も前作までに勝るとも劣らないスリル満点の物語となっている。
物語の主人公は、中学校で国語の教師をしている鈴木信二。冴えない風貌と体型の信二には驚くほど綺麗な妻と可愛い息子がいるが、過去の苦い経験がもとで軽い睡眠障害を患っていた。
眠れない時にはスマホのアプリやサイトで時間を潰していた信二だが、ある夜「自殺相談室」というサイトへの招待メールが届いた。軽い気持ちで覗いてみると、様々な悩みに簡単な操作で答える形式になっており、回答後にポイントが付与されて換金もできるという新しい仕組みだった。
ちょっとしたお小遣い稼ぎのつもりでサイトを利用していた信二は、友達機能で同僚や教え子を招待するが、招待された側が自殺してしまったり不可解な行動をとるようになる。さらに妻までもが不可解な行動をとるようになり、信二は徐々に精神的に追い込まれてしまう。
一見あり得ないような設定や展開ながら、もしかしたら現実に起こるかもしれないと思わされる巧みな設定が素晴らしい。そして最後に判明する驚きの大どんでん返し。やられたという感じだ。思わず一気読みしてしまったが、改めてスマホやネット社会の怖さを感じた一冊だった。
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いや~エピローグにも驚かされたが、ラストの一行にはもう仰天!と同時に全ての伏線が気持ちいいほど繋がって痛快。読み返してみるとこれがまた違和感なくて更に唸る。よくできてるぅ~。
生きていく上で、家庭なり属する組織なり師事する相手なり、誰かしらの洗脳を無意識に受けることは避けられないんだな。今の時代そこにスマホというツールが加わってより危うさが強まる。一歩間違えればとっても怖いこと。知らぬ間に自分も…。
新作が出る毎に増すおもしろさと勢いに感心。
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…最後、こわっ。
妻と親友が黒幕…マインドコントロールされてたのは、主人公で…
スマホで有限であるはずの時間を消費しているってのには、うん、納得。
そう、なりたくないけど…つい、いじっちゃうよなぁ…
人間不信になりそう。笑笑
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内容紹介 (Amazonより)
このSNSにハマったら、終わり。
中学教師・鈴木のスマホに、ある日「自殺相談室」という怪しいSNSから招待が届いた。自殺志願者の匿名の相談に、4択から1つ意見を選び答えていく中で、鈴木は他人の人生を覗き見るような感覚の虜になっていく。しかし、担当クラスの女子生徒・雨宮を招待して以降、いつのまにか「自殺相談室」が学校中に蔓延し、ついには新人教師の山本が自殺してしまい……。あなたも他人事ではいられない、驚愕のサイバー・ミステリー!
サクサクと読みやすかったのですが 登場人物に共感出来るような人がいなくてなんだか残念な感じです。
ラストの一行には驚きましたが...
ネットの世界とはいえ 他人事とはいえ 自分の意見が知らない誰かの人生を左右するなんて そんな事をわざわざ自らやりたいとは思いません。
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2019.6.13読了 読みやすいスマホシリーズ SNSありがちな闇 友人、同僚、家族を壊して行く謎のアプリ 本当にマインドコントロールされてるのは誰なのか 最後の1行まで油断できない
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今回扱われたのはあるSNS「自殺相談室」。送られてくる相談に4つの選択肢から答えるもので、選択肢の最後が必ず「自殺する」になっています。私はお小遣いやポイント稼ぎにいろんなところをクリックしたことや、ポイントを使用するようなSNSにどっぷりはまったりしたことはないのですが、こんな極端なSNSでなくても、広がり取り込まれ、いつしか依存し洗脳されるという怖さは実感しました。実はこの本はミステリとしても秀逸です。そんなラストが待っているとは思わなかった…。
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あっあぁ〜〜そういうことか〜〜!
これ題材が題材だし前半はそういう雰囲気というか悪意がたくさんなので元気な時じゃないと読めないんだけど後半なったらだいぶ話が進んで読みやすくなった。いやー、こわいこわい
オシオのアドレスに送ったの自分なのに今でもそれ使ってるかどうかを知らなかったってのはアリなのかなとはちょっと思った
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期待以上!怖かった。ちゃんと事件が解決していくところがいい。
ラストはやられた!
なんで気づかなかったんだろーっ
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先が読めすぎてまぁまぁ
主人公が分かりやすく伏線を貼ってくるのでドキドキはなかった
ただ最後の文があることでより糸が綱になった感じでした。
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なんか気味が悪い、そんなストーリーだった。スマホのなかでの人間関係ではなくてリアルな人間関係が築ければ、自殺を思いとどまれる件数がどれだけあがるのか、と思わざる負えない。人間は友達や家族の愛やサポートでどれだけ救われるか、私もつらい経験を家族や親友がそばにいてくれたという事実だけでうんと救われて今も生きている。だから私も彼らがそんな状況になったら一番最初に駆け付けたい。