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著者の哲学、アフォリズムがいっぱい詰まってる書。
いかにもきききりんが言いそうな言葉たち。
その言葉通りに生きた人。
”肉体は借り物、返す時がきたら返さなくてはね”というのが心に響いた。
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樹木希林の語録
「もっと」「もっと」という気持ちをなくすのです。「こんなはずではなかった」「もっとこうなるべきだ」という思いを一切なくす。
余分な要求がなくなり、人との比較はしませ ん。
ものには表と裏があって、どんな不幸なものに出会っても、どこかに灯りが見えるものだと思っているの。
台本は処分して1日一点は捨てるようにしてるの。物のない暮らしはさっぱりします。
年をとったらもっと楽に生きたらいいじゃないですか。欲なんてきりなくあるんですから。
不自由なものを受け入れその枠の中に自分を入れる。年を取るとはそういうことです。
マイナスを含めて、自分の栄養かな。
本人が本当に好きなことができて「幸せだなあ」と思っていればその人の人生はキラキラ耀いていますよ。
自分が存在することで、他人や世の中をちょっとウキウキさせることが出会える。そういう機会って必ず訪れます。
死というものを日常にしてあげたいなと。そうすれば人を大事にする。
淡々と生きて淡々と死んでいきたいなあと思うだけです。
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幸せというのは「常にあるもの」ではなく「自分で見つけるもの」
楽しむのではなくて、面白がること。楽しむというのは客観的。中に入って面白がる。
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女優 樹木希林
画面に映る彼女はいつも変わらぬ表情で、飄々として 時に毒を吐きながらフツーに話しているのだけれど、
映画での役は どれもこれも(あぁ こういう人いるよなぁ)と違和感なくその世界へ連れて行ってくれる。
そんな 樹木希林のトークショウや雑誌の対談、映画登壇などのことばが集められている。
人生の出来ごとを自然体で受け入れる・・・難しいけど 憧れます。
008「もっと もっと」という気持ちをなくすのです。
「こんなはずではなかった」「もっとこうなるべきだ」
という思いを一切なくす。
027どうぞ、物事を面白く受け取って 愉快に生きて。
あんまり頑張らないで、でもへこたれないで。
103世の中をダメに」するのは老人の跋扈(ばっこ)
時が来たら、ほこりを持って脇にどくの。
この言葉 映画のトークライブで聞いたとき 心に落ちた。
「樹木希林のあいだみつお化」なんて言われ出しているけど、どちらも 人生の酸いも甘いも経験して、咀嚼して受け止め 自然体で発せられる言葉だから 心に来るのだと思う。
何気ないけど また読みたい本
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とにかく、世の中を面白がること。老いだって病気だって、自分の栄養になる-。生・老・病・死など普遍的なテーマを中心に、樹木希林が残した120の言葉を厳選して収録する。巻頭には写真も掲載。
やっぱりすごい,この人。
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感性で読める本。
日常生活と真逆の立ち位置にいる本で、脳のバランスを取れる凄くいい本。
希林さんは、優しいのか厳しいのか、頑固なのか柔軟なのか、正しいのか間違っているのか、いい人なのか嫌なヤツなのか、全くよくわからない。
そんな事、自分で決めなさい!
と言われ続けられてる気がする一冊。
創の意味は、知らなかった。
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最高の人生の参考書。
インパクトのある言葉が並ぶ。
それだけでも十分にお腹がいっぱいだけど、
読んで終わり、ではダメだ。
樹木さんの言葉から、自分はどう考えるか。
自分を動かさないとと。
樹木さんに依存することになってしまう。
遺言の一つ一つもそうだけれど、
この本には、学ぶことの本質が詰まっているように思う。
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希林さんの生き方をマネしたい
という思いより
自分のやりたいように
面白く生きようよ
という気持ちがわいてくる
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人のこと、「いいねぇ、あの人いいねぇ」って思っているうちに、だんだんだんだんこっちが思えば、向こうもいいものをくれる/失敗したらね、そこからスタートなの。あまり深く考えない/私の中に愚痴って言葉がないのよ。・・・そういうものに出会ってしまった自分、という風に思うから/・・・1日1点は捨てるようにしています/心のこうべを垂れて、相手に接すると、案外通じるものだなって/人は父を、いい星の下に生まれたと言っていたけど、違う。いい星の下にしたんですよ、自分の性格で
樹木さんの本を読んで、私の生活の中で、
足るを知る、面白がる
が生きるようになったと感じる。
亡くなったのが本当に残念だ。
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どれも素敵な言葉で、納得させられたり考えさせられたり、自分を見つめ直すきっかけをくれるような言葉たちばかりでした!
きっといろんなことがあったのだろう。
いろんなことを乗り越えてきたんだろうと思わせる本でもありました。
わたしもいろんなことを経験して、乗り越えていきたいと勇気づけられました!
とても素敵な本です!
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私が彼女を初めて認識したのはフジカラーのお正月のCMだった。
この本を読んでいると、文章は全て樹木希林さんの声で聞こえてくる。
「あなたもっと人生面白がるのよ」と言われた気がした。
「そうですねー。でも、わたし結構楽しんでますよ」
と私が答えたら
「あら、じゃあ私の本なんか読んでいないでもっと面白いことやりなさい」
と、またもや樹木希林さんに言われたのだった。
面白がる、もっと意識しなきゃ。
亡くなる一か月前の言葉などもあって、すごさを感じる。短時間でさっと読めるけど、いろいろ響く。
魅力的な女優さんだったなぁと改めて感じた。
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自然に不自然に逆らわず、物事を面白がる。
いつかは死ぬ、ではなく、いつでも死ぬ、の想いで生きてきた樹木希林さんの生き方の軸に触れた。
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含みのある話をするから、こうして一冊にまとめられて、一般の人にも手が出しやすい形で世に出るのは、彼女の死を手ぐすね引いて待っていたからだろうね~生ー人生と幸福についてー病ーがんと病についてー老ー老いと成熟についてー人ー人間と世間についてー絆ー夫婦についてー家ー家族と子育てについてー務ー仕事と責任についてー死ー生と死についてー~確かに面白い人だった。面白がる人だったし、頭の回転も速かったからだろうね
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樹木希林さんの言葉を集めたエッセイ。心に響いてくるのは、樹木希林さんの世界や人間性を背負った言葉だから。美しい言葉や正しさとか、口先や語彙ではなく、一本の美しい幹をもつ樹木希林さんという木から咲いた花や葉。それら一言一言の大きな意味を感じる。素晴らしいです。
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最近、鬼籍に入った人で、ショックだったのが、西城秀樹とそしてこの本の樹木希林。
なぜか一緒に時代を歩んできた先輩というスタンスを置いていた人達。
私にとっては心の落ち着く1ページ、1ページでした。