紙の本
しっかり勉強
2019/05/02 06:58
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マルタン - この投稿者のレビュー一覧を見る
お菓子作りは科学で、ちょっとタイミングを逃すと失敗し、見た目にも影響します。この本ではそうならないようにコツが書いてあり、お菓子作りをしっかり勉強できます。
投稿元:
レビューを見る
料理は、物質の特性の変化であり、その仕組みを知ると、「コツ」がわかりやすくなる。そういうわけで、料理と科学のマリアージュは最近人気である。
本書は、
お菓子には「科学」と「化学」の両方がつまっているから、ひらがなで「かがく」。(はじめにより)
という本。化学も科学なんですけどね。
ただね、どうも「科学」でも「化学」でもなさそう。
「お菓子作りは人間関係につながる」なんて項目があり、
物事は決めつけないで、分別のある人になることです。
とか、
(人に教えることで)自らを省みる時間も生まれ、自分の短所や長所にも気づくことができるはずです。
あとがきにも
勉強して覚えた知識はしばらく左脳に置いて、お菓子を作っている自分の気持ちの向くまま、感じることを優先して右脳に記憶させてみてください。
今日から自分のわがままを大切にしてみましょう。
えーと、お菓子のどうとく?
フロールの作り方では、
粉は特においしいものでもないので、形を保つことさえできれば、できるだけ増やしたくない
と小麦農家を敵に回すような記述があったり、
(パウンドケーキの生地を混ぜてるときに)
混ぜている間に気持ちよくなり、私はいつまでも混ぜ続けたくなるくらいです。
とクッキングハイを告白する。
おいしい生地作りは、卵黄の乳化で決まります。
とあり、いや、乳化って水と油とか混ざらないものがうまく混じり合う状態のはず……。
となんとも不思議なお菓子の本。
料理本読書、料理研究家研究を趣味としているとこういう不思議な本にあたるとうれしくなる。
レシピ自体は普通においしいと思います。
パウンドケーキを焼くとき、同じ型を逆さにして重ねると蒸しパンのようにしっとりとする、
というコツはやってみたい。
投稿元:
レビューを見る
津田さんが自分で作った中で感じたのであろうコツがメイン…??もっと実験とかに基づいた説明かと思ったから少し驚いた。とりあえずバターを温めて材料を繋げることがポイントらしい。シンプルなパウンドケーキが食べたくなった。