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囚人と狂気 一九世紀フランスの監獄・文学・社会 みんなのレビュー
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紙の本
囚人と狂気
2024/03/31 12:38
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
革命前後のフランスでは、監獄をどのように扱うかが問題になっていた。
ガレー船の徒刑や処刑が主な刑罰であったなか、懲役刑や禁固刑が導入されるも、大勢の囚人をひとつに閉じ込めると、犯罪集団が結成されたり、性行為が交わされるのではないか、という懸念があった。しかし独房を導入するのは集団で暮らすように人間を設計した神の意思に反したり、狂気に囚われるのではないか、という懸念もあり、結局植民地への流刑という案が採用されるのだが、そこに至るまでに様々な論争が繰り広げられ、精神医学や優生学、監獄学、骨相学、観相学など様々な学問が影響を受けた。
本書では文学作品に表れた監獄の様子から当時の人々の監獄への考え方を読み解き、特にバルザックの作品への理解を一新させる。
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