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推理シリーズ短編集の第二弾。内容としてはいつもの北村節で、好きな人は好きかと思うが、こういう親子関係や働く女性像は、違和感を感じてしまうのは、よくないことだと反省。
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病床の夫のつぶやきの意味は?当て逃げ事故の
意外な犯人とは?泉鏡花が秋声を殴った理由は…?
編集者の娘と本好きの父の名探偵コンビが、
日常と本の謎に挑む!
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娘が感じた疑問をお父さんは ほらほらと解いて見せる。読んだものを覚えていられない私には驚異のお父さんだ。
ちょっとした謎を解けたらうれしいだろうな。
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日常系ミステリ8編の短編連作集。主人公は出版社勤めの娘・美希とその父。父は中野在住で定年前の国語の高校教師。編集者の美希は、文学賞、取材、校正、作家の対談、サイン会と毎日刺激的で忙しい毎日!その仕事の中から数々の「日常の謎」が出てくる。
それを実家の父へ持ち帰ると、まるで現場を見ていたかのようにすらすらと謎を解いたり、真実を言い当てたりする。安楽椅子探偵ならぬ茶の間のコタツで謎を解くコタツ探偵の名推理!松本清張の絶版小説の謎や文豪同士の喧嘩の謎など…。本好き、文学好きの人にとくにおススメ!
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北村薫も若い女性を主人公とするのは無理が出てきているのではないだろうか。
明らかに中野のお父さんの方に感情移入しているし、謎解きの博識ぶりは余り刺さらない。
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編集者である娘が様々な謎に遭遇し、中野に住んでいる父親に意見を聞きに行く「中野のお父さん」シリーズの第二弾。
こういうパターンなら普通、日常の謎を解くのが有りがちなのだが、このシリーズは日常の謎もあるけど、本や文壇に纏わる専門的な謎も解くのがユニーク。読んでいても呆気ない謎解きの場合や、「この解釈は凄い!」と唸る場合が出てきて、そのアンバランスさが面白かった。お父さんの病気や娘の周囲の変化などが描かれ出し、これからも発展していきそうな気配。これは第三弾もあるな。
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◆◆ ベッドでミステリー ◆◆ 第五十七回
やった!
“中野のお父さん”続きが出ました。
「中野のお父さんは謎を解くか」
読むのはこれからです。
楽しみ~。
2019年04月16日
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「小説文宝」の編集者・田川美希が出版社の日常でぶつかる様々な謎。日常の謎、文豪にまつわる謎、どこをどう調べてもわからないとき美希が駆け込むのは中野の実家。
高校の国語教師のお父さんは、そんな謎をいとも簡単に解決してしまう。お父さんの名推理が光る、安楽椅子探偵ならぬ掘り炬燵探偵「中野のお父さんシリーズ」第2弾は8つの短編。
今回も謎はバラエティに富んでいる。だけど、このシリーズの愉しみは、メインの謎解きだけではない。
シリーズ第2弾ということで勝手がわかってきたからか、頁を開いた瞬間から始まる編集部での美希と同僚、上司とのほのぼのとした関係、担当の作家さんとの機知に富んだやり取り、実家の父母との思いやり溢れる会話、それらすべてが心地よく、洒落も効いていて思わずにまにま。
謎の合間に挟まれる小ネタも「ほ~」と目から鱗で、それだけでも十分楽しめるし、もちろん文豪の謎も読み応え抜群。
すっかり、お父さん目線(お母さんではなく)で読んでしまって、こんな風に娘が自分をあてにして実家に帰って来てくれるなんて嬉しいだろうな~となんだか他人事ながらジンワリ。
なんとなく美希のロマンスに繋がりそうな人物も登場したりして、今後もこのシリーズから目が離せません。
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【収録作品】縦か横か/水源地はどこか/ガスコン兵はどこから来たか/パスは通ったのか/キュウリは冷静だったのか/『100万回生きたねこ』は絶望の書か/火鉢は飛び越えられたのか/菊池寛はアメリカなのか
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面白い、面白いなあ。文章は巧みだし、一度読み始めたらもう止まらない。やはり、文章がうまいからだろうなあ。
女性を主人公にしたら、というか、語り手に近い設定にしたら、当代随一に違いない。
「中野のお父さんは謎を解くか」って、解くに決まっているのだから、なんだか違和感のある題名だと思ってしまう。何かのアナグラム?でも、それは解けませんでした。
この短編を書くためにはどれだけの調査が必要なのだろう、と思うと、次から次へとページを繰ってしまってよいのか、と思うこともある。でも、ページを繰る手は止まらないのです。
これまでにも、円紫師匠もベッキーさんも覆面作家さんも、このシリーズがいつまでも読んでいたい、と思ったものばかりだったけれど、今回のお父さんもいつまでも読んでいたいです。
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20190502 中野の病院に行った帰りに寄った本屋で目にして買ってしまった。北村 薫だし中身は心配しなかった。この前に読んだのも本の絡みの謎解きがテーマだった。作者の本に対する愛情が登場人物の各人に投影されているようで飽きずに引き込まれた。でも次は円紫さんシリーズを久しぶりに読んでみたい。
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待ってました!
中野のお父さん第二弾!
文芸誌編集者の主人公。日常の謎、文学の謎に出会うと頼るのは、中野の実家のお父さん。
お父さんの名探偵っぷりは健在。100%解決しちゃいます。
8話、どれもおもしろかったのですが、特に「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」。
誰もが知ってる感動絵本にたいして「僕は、あれは……絶望の書だと思うな」といった同業者の言葉。どういう意味だろうともやもや悩む主人公に、お父さんの示した解釈にすごく納得。
謎解きもいいのですが、ところどころに見える家族愛もほっこりします
また、わたしなんぞは、焦って浅く広く読んでしまうのですが、じっくり深く掘り下げて読む読書、なかなか真似できないから、すごく憧れます。
お父さんは北村薫先生御本人でしょう、とにやにや思いながら読むのが楽しい。
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シリーズ二冊目。ほっこりした雰囲気の、しかしばりばりの博覧強記ミステリ。本好きは必読です。本の世界の奥深さを改めて認識させられます。
お気に入りは「キュウリは冷静だったのか」。ものすごーくわけのわからない謎に思えたのだけれど、分かってみればものすごーく納得。なるほど、とてもきれいで素敵な解決だなあ。
「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」にも納得。たしかに読み取り方は人それぞれだし、そういう読み方があるのも当然だよなあ。
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続編きたー!
「少なくとも大正~昭和のことは調べようと思えば調べることが出来る」んだなあとしみじみ。
資料が山のように出てきたけど先生全部調べたのか・・・すごい
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仲良し父娘。
謎解きは淡々としてるが
あっさりと読みやすい。
前作再読したが、こちらだけでも特に支障なかった。
[図書館・初読・6月3日読了]