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イタリア・ルネサンスの文化 下 みんなのレビュー
- ヤーコプ・ブルクハルト (著), 新井精一 (訳)
- 税込価格:1,650円(15pt)
- 出版社:筑摩書房
- 発売日:2019/05/09
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文庫
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紙の本
歴史家ブルクハルト氏によるルネサンスを「近代化への移行時代」と捉えて歴史を再構成した画期的な一冊です!とても興味深い内容です!
2020/04/26 09:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、イタリアで起こったルネサンスを伝統的な「古代の再生」と見るのではなく、「近代化への移行運動」と見ることで、歴史を再構成し、近代ヨーロッパの原型を炙り出そうとした画期的な一冊です。ちくま学芸文庫からは、上下2巻で刊行されており、同書はその下巻に当たります。同書の著者は、「ルネサンス期に成立した国家は、その内部で生じる不穏な政治状況や社会情勢によって、人々に緊張感を与えつづけたが、そのことがかえって人間の倫理観・宗教・社会・国家についての思考を深化させ、かくして個性的な万能人が輩出し、他に類を見ない陰翳にとんだ豊饒な文化が生じた」と述べています。同書の構成は、「第4章 世界と人間の発見」(イタリア人の旅行・イタリアにおける自然科学・風景美の発見)、「第5章 社交と祝祭」(身分の均等化・日常生活の外面に現われた洗練・社交の基盤としての言語)、「第6章 習俗と宗教」(道徳性・日常生活における宗教・宗教とルネサンスの精神)となっており、新たな歴史の一面が見えてきます。
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