紙の本
加筆が多い
2019/06/03 06:57
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投稿者:豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウェブ連載の時にはできなかったことを本でやろうというのが伝わってきて、ただ連載版の文章を流し込んだだけではないのが好感が持てる。
作風は全然違うがその点はオーバーロードに近いかもしれない。
ストーリーの大まかな流れは変わっていないのだが、加筆量がかなり多く、新規エピソードだけじゃなく、おそらくウェブ連載版の時には出せなかったと思われる作品設定に関わりありそうな謎の新キャラが登場したりと一巻に続いて満足度は高い。
イラストも色んなバリエーションのケーナさんを見せてもらった。
カラーイラストはかわいい、カッコいいケーナさんで、モノクロイラストはひたすら顔芸で笑える。
3巻も今から楽しみ。
電子書籍
自重しているつもりなのだろうか
2020/01/08 00:35
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近の異世界転生(転移)モノに比べてどちらかと言うと地味に感じるのだが、その原因は主人公が大きな困難に遭わないというところにある気がする
細かい敵はいても圧倒的な強さを持つ主人公を脅かすものに遭遇していない
中の人(桂菜)が死んでしまい言わば第二の生をケーナとなり生きていくことになったとはいえ、本来は17歳の女の子なのに子どもだけではなく孫やひ孫が出て来たし、挙句は遭遇した事件で一人残されたルナを養女にする
この辺のケーナの心情が良く分からない
どこかゲームの時の感覚で安易に行動しているように思えるのも圧倒的な強さゆえの驕りとも感じられる
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ケーナ以外のプレイヤーってスキルマスター以外は登場しないものかと思いきや、一般プレイヤーなどもちょくちょく登場するのね
というかケーナ以外の人物達についてはゲーム世界からリアデイルへの転移方法や時期がバラバラなのは気になる所。
ゲームが現実になってしまう現象に何かしらの統一性は無いということだろうか?
そういえば、第一巻では結婚をしたこともなければ恋人も居たことがないのにいきなり息子や娘が出来てしまいケーナを盛大に驚かせたものだけど、この巻では更に進んで孫に留まらず曾孫まで登場してしまいましたよ
自意識は17歳のままなのに曾孫が居るってどういう心境なんだろう……
ケーナはそのあまりに高すぎるレベルや多種多様なスキルの保持によって他と一線を画する存在となっている。ただ、ケーナの特異性はその強さだけではなく、性格にもあることがこの巻からは強く示されるようになっていくね
王族のような高い身分の者や社会的地位のある人物を前にしても全く動じず、それどころか相手の身分を気にせず相手の本質を受け入れてしまうような度量を見せつける
そういった振る舞いは弱かったらあっという間に排除されてしまうのだろうけど、並び立つ者の居ない強さを持っているのだからケーナは始末に負えない。誰も彼女に逆らえなくなり彼女の望む方向に状況は動いてしまうというわけだね
ケーナを中心として皆の常識が崩壊していく様は面白いね
でも、そろそろ緊張感ある展開というかケーナを戦闘力的な意味で慌てさせるような敵が出てくれると物語にもう少しメリハリが出てくるような気がするのだけど、次巻はその辺り期待できるのだろうか……
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北の国ヘルシュペルへ向かう途中でいくつかトラブルにあったものの、無事に到着。
ヘルシュペルでは、娘のマイマイの子供で大商人のケイリックと喧嘩したり、そのケイリックの双子の姉であるケイリナを盗賊との戦闘で救助した後、そのまま盗賊を討伐。
盗賊が居座っていた場所は、腐れ縁であるオプスの守護者の塔であった。そこで守護者からオプスよりの贈り物?として妖精が渡されるが、どういう存在なのかまでの説明は無し。あとの巻で正体というか設定というか、そういうのがわかるんですが、だいぶ後です。
ヘルシュペルでの仕事を終えて王都まで戻る途中で息子であるカータツと出会い橋をかけたり、王都に戻ったら姫さんたちと冒険にでかけたり。
冒険に出かけている間に、イベント用のレイドモンスターがポップして、王都は大騒ぎに。他にも存在していたプレイヤーによってある程度は抑え込めていたが、元々大人数で討伐する相手なので、プレイヤー数人やケーナの子どもたちだけではどうにもならず、あわや王都壊滅となる前に、ケーナが帰還して無事討伐完了。
討伐後に、参戦してたプレイヤーである、シャイニングセイバーとコーラルとフレ登録したりしたあとに辺境の村に拠点を作るべく帰還。
辺境の村に拠点を作ろうとしていたところで、ケイリックの堺屋関連と仕事したり、建築準備したり、なぜか決闘を挑まれたり。
そんなほんわかした状況で2巻が終了。
ケーナのほんわかした雰囲気が良いですね。時々見せる憤怒の状況との落差が激しいのが良いです。
子どもたちからしっかり良い含められ得ているのに、その孫やひ孫関連にはかなり舐められてるのが良いです。案の定、色んな意味でボコられるのが楽しいです。
バトル主体じゃなくて、日常主体のほんわか雰囲気が良いんですよね。そしていざとなったらスキルマスターの力を思いっきり振るうのが良いです。
他のプレイヤーも何人か出てきましたが、特にシャイニングセイバーが表の立場とプレイヤーとしての顔の両面で立ち位置が大変な事になってる状況に苦労しているのが楽しいですね。
アホの魔人族の子は、ここはゲーム世界だから自由だ!みたいな定番ムーブかまして、あっさりボコられるのは、テンプレートで良いですね。泣きじゃくるのはあんまり他で見ない状況でしたが。
とにかく、全体的に楽しくて大好きです。