紙の本
ますます燃え上がる私のラグビー熱
2022/08/01 17:05
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
1845年、ラグビー校でルールブックが発行された。イングランドからスコットランド、ウェールズ、アイルランドに瞬く間に伝播した。そして海の向こう、フランスにも。5か国対抗戦(現在はイタリアを加えて6か国)が誕生し、南半球の英連邦の国々に。そして、日本に
紙の本
にわかファンには荷が重いですが…
2019/09/29 17:44
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投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
電子書籍が台頭する現代ですが、「紙の本」としての威厳を放つ重厚な一冊です。
アカデミックな内容ですが、ラグビーの歴史を語ることが既に物語を紡ぎ出すことに等しいのだ、と教えてくれます。
紙の本
ラグビー大全
2019/09/29 17:36
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投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
四百頁をを超えて、価格も税込みで6,000円オーバーの大著です。
英国のスポーツ史家が心血を注いだ労作は、単なるドキュメントではなく、ラグビーを取り巻く壮大なストーリーです。
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父の日のプレゼントに父に。
しかし私も実家に帰るたびに読み進めよう。
研究書でもあるというので、そしてものすごい厚さの本なので、父向きだが、私は読めまい、と思っていたが、読み進めてみたら、なんとも読みやすい。
おすすめ。
なぜトライ、コンバージョンというのかってトリビアもあります。
日本に関する記述もしっかりあります。
2015年。イングランド大会前に書かれたものなので、できることなら、イングランド大会からの歴史も、是非書き足してほしい。
それでも、辛辣にはなりそうだが。
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本来だったらラグビーW杯に合わせて完成する予定だった新国立競技場での初めてのラグビーの試合としての早明戦、翌日のトップリーグの開幕、と昨年のW杯日本大会の盛り上がりを受けての新年三連休中に一気に読了。ラグビーという競技が生まれるところから、世界の隅々でのプレイに言及しながら現代までを一冊にまとめる「ラグビー全史」のような大著ですが、その物語の面白さや語り口の楽しさでスルスル読めてしまいます。まるでウイング松島のステップのように。そもそも対立と混乱に向かいながら進むラグビーの歴史そのものが本書を面白くしているのかも。去年の大会でも知らないルールや昔は反則だったプレイがあって常に変化しているのがこの競技なのだとしみじみ。また、どうしてスクラム組むの?とかどうして前にボール投げちゃだめなの?あるいはイングランドはイギリスとどう違うの?というまわりの「にわか」質問にうまく答えられずに、改めてラグビーというスポーツのハイコンテキストな感じ(特にサッカーのシンプルな感じ)に、それこそがこのスポーツの面白味なのだといって言ってみたり。オリンピックの影響もあって、政治とスポーツは分離しなければならないクーベルタン・シンドロームが現代の我々の基本認識だと思うのですが、少なくてもラグビーは大英帝国の繁栄と凋落という世界史的潮流とシンクロしながら進化しているので、思いっきり政治的であり経済的であり文化的な側面がいっぱいなのでありました。「インビクタス」を読んだ時、マンデラ大統領のスプリングボックスの政治的利用に感動を覚えましたが、この本を読んでラグビーそのものが政治的闘争の産物なのであるとの認識を持ちました。ブリテン諸島での緊張関係、そして宗主国と植民地との求心力と遠心力、そしてその先のヨーロッパや南半球の諸島国家への影響、そしてアジア。21世紀になってBREIXTによってまた独自の路線を進もうとするイギリスにとって「一帯一路」中国との関係が次の戦略のキーだとしたら、本書には書かれていない中国におけるラグビーってテーマも出てくるのでは、と妄想しました。そもそもエリートと非エリートの区別、アマチュアリズムと報酬との関係、人種政策と国際協調、って問題を保守的に嫌々ながら対応して来たラグビーのこれからは、まさに楕円球の行方のようにわからないことだらけ。流行語大賞に「ONE TEAM」が選ばれて、かつてないブームが起きている日本ラグビー。しかし、本書では「日本の足を引っ張っているのは、日本のラグビーが選手を限られた社会階層から集めてくることにある。批評家が指摘するように、日本ラグビーはいまだに社会的な縁故の土台の上に組織されている。鍵となるポジションはよりすぐれたスキルよりもむしろ最良のネットワークをもつ者にあたえられる。(P 301)」と言い切られています。「近代化のために英国の伝統をモデルにした国にとって、二十一世紀においてはこの伝統にいつまでもとらわれていることが、その近代化を押しとどめている。」もちろんマイケル・リーチ主将以前に書かれた本なのですが、チームだけではなく社会が多様性をどれだけ受け入れるのかを指摘されているのだと思いました。さて、ブームを超えるためのプロ��は実現出来るのか?W杯ベスト8が2019年の思い出になるのか、ラグビーの世界史の一員としてのTEAR1国としての歴史を歩めるなのか?まだまだ楕円球は転がります。
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重厚な本。
保守的なラグビー界が、過去の歴史から今後どのように変わっていくのか。
人口が少ないウェールズ、アイルランド、スコットランド
クラブが強いイングランド、フランス
競技人口が減ってきているニュージーランド
人気が凋落し、協会が弱っているオーストラリア
国の情勢が不安定な南アフリカ
オリジナル8の行く末と日本の立ち位置を気にしていきたい