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神の三位一体が人権を生んだ 現代思想としての古代・中世哲学 みんなのレビュー
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紙の本
人権はギリシャ哲学から語られてきたものではない
2019/11/27 04:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タヌ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る
二回読んでわかった気になっている段階での投稿です。おそらく三回読んだらかなり頭にもすっきりはいり章別の内容までふれることができるでしょうが、書評が無い状態のままでスルーしてよいものではないと思い書きます。
人権なることばが近代の概念であり、古代からの哲学の伝統の中の存在しないもので、現代は制定された法制度に根拠として実効をもつものであるとはっきり書いています。確かに奴隷制のギリシャや白い人例示のアリストテレスの人種感など、中世に引き継がれた差別観からどうやって生まれてきたかわからないわけで、ここでキリスト教の三位一体の解釈からうまれた人格、ペルソナの意義からと説き起こしています。
これはかなり新鮮な驚きです。確かにそうだなと、人権を考えもせずに当たり前としていても、哲学思考から倫理で語れるものではなかったわけであり、時代背景や個々人によりぶれ続けるのは当然であると。気づきはそこから始まりました。
八木氏は哲学とは自らで考えることを実践している、まさに哲学する人です。
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