産婦人科の医療訴訟
2021/10/10 11:52
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投稿者:小野妹子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
TRACK76 医療安全管理<前編>
「安全なお産」、それがいかに奇跡の積み重ねの賜物なのか。
この作品を読み続けていると思い知らされる。
持病を抱えながらもお産に臨む人もいれば、まったくの健康体であると信じて疑わなかったのに、妊娠を通じて体質からか、危険な病状を発症してしまう人もいる。
「医師は専門家。なんでもわかる人」と思いがちだが、人間の体は神秘の塊。科学的に解明できないことも未だに多い。
大切な人の命が突然奪われる。その現実を何の心の準備もなく、すぐさま受け入れられる人は、いない。悲しみと共にわく「怒り」の矛先を求めずにはいられない。
医者(専門家) VS.患者遺族(素人)
この先の行方や、いかに。
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
この話題がでてきたか、という感じです。実際の産婦人科がどうなのかはわかりませんが、ペルソナみたいな理想的な病院には巻き込まれてほしくない話ですが。
28巻が待ちきれない
2021/02/06 16:24
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投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついに出た医療訴訟!!まだ医療安全管理の段階だけども。コウノドリの良いところは実際にあった事故や事例などを取り上げて皆に考えてもらう、という方法をとっているところ。本当に全ての人に読んでもらいたい。
ただの医学マンガではないヒューマンドラマ
2023/11/07 10:00
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投稿者:kunkun - この投稿者のレビュー一覧を見る
産婦人科病棟をテーマにしたヒューマンドラマ。産婦人科というだけあってシリアスなシーンもたくさん出てきます。子供を産むということが本当に大変なんだな、とよくわかります。小学生の娘も読んでいます。
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
27巻、28巻は正直読んでいて面白くはない。
ストレスが溜まるエピソード。
患者がつらいのはわかるけど、それを病院にぶつけるなよと思う。
医療安全管理者がいる病院はいいけど個人病院だと大変だよなぁ。
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医療事故は、起こるものとしても、人の命に関わることでもあり、なかなか納得感を持てる結論には行き着きにくい。
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テレビドラマ化もされた人気シリーズの第27巻。
モーニング本誌での連載は2020年5月で終了しました。コミックスもこのレビューを書いている時点で31巻まで既刊で、最終32巻は来月9月に発売予定だそうです。
残念ですが、8年近い歴史を積み重ねて、キリをつけるのにはいい時期だったかもしれません。
「ペルソナ総合医療センター」の産科を中心に、妊娠出産、赤ちゃんとお母さんを巡る悲喜劇と、主人公サクラ先生を中心とした群像劇が、綿密な取材に基づく圧倒的なリアリティと現場感を伴って語られます。
これまでも多くのキャラクターが成長の末、自らの未来を拓くべくペルソナを去って行きましたが、第22巻でとうとう四宮先生までが実家の病院に帰ってしまいました。爾来、自分は四宮ロスに悩まされています。
この巻は1冊丸々「医療安全管理 前編」が掲載されています。
冒頭で「大野病院事件」を例に挙げて医療、特に周産期医療を巡る医療訴訟の原状が話題にされます。
そして、訴訟リスクをあまり自分事とは考えていなかったゴロー先生が、クレームに巻き込まれたところに医療安全管理者の磯野エイキチという新しい医療職と新キャラクターが登場。舞台が整って、いよいよサクラ先生がこれまでにないトラブルに巻き込まれます…。
切迫早産で入院していた小野田さんは、無事35週になっていったん退院します。てんかん合併妊娠というリスクはあるものの、本人がきちんと服薬管理できており、ストレスの少ない自宅で陣痛を待つはずでした。
しかし退院して2日後、小野田さんが心肺停止の状態で病院に搬送されます。
サクラ先生にはもちろんミスはありません。
加瀬先生が「突然人が死んじまうなんて…ちゃんとした理由があると思ってんだろうな…人間の体なんて全部わかる訳ないのにな…医者なら原因がわかるはずだって思い込んでんだろ…」って語るとおり、今の医療でも人間の体についてわかっていないことは多く、医者が何とかできることは限られている、というのが客観的な事実でしょう。
だけど、さっきまで元気だった人、それももうすぐ母になろうとしていたその人が、突然亡くなって原因がわからない、という事実を小野田さんの旦那さん、シンイチさんは受け入れることができません…。
(そんなシンイチさんを責めることなんて誰にもできないでしょう)
そして、病院のミスを示唆する外野の声が方向を決めてしまいました。
「地獄への道は善意で舗装されている」。大野病院事件の後、「産科をなくした施設も増えたし…産科医をやめる医師も少なくなかった」のと同じ方向に事態は転がり始めます。
突然死が受け入れられず悲嘆に暮れていたシンイチさんの視線が、サクラ先生を向いてしまいました。
その視線を向けられたサクラ先生もまた、自らに手落ちがないことを誰よりも知りつつ、シンイチさんの視線を受け止めきれません。
誰かが悪いわけではないのに地獄へ向かって走り出した2人を止めるにはどうしたらよいのでしょうか…。
せっかくの新キャラ、磯野エイキチさんはカリカリ梅食べてウロウロしてるだけで、今のところ事態の解決に役に立って無さそうなのが気掛かりです。
余談になりますが、磯野エイキチさんは元看護師です。これまでこの漫画に助産師さんは沢山登場しましたが、看護師さんは初めてかもです。
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“あたしゃあの頃「妊娠・出産が安全なのが当然じゃないんだぞ〜」って声を大にして言いたかったよ”
小松さんの言葉。
妊婦さんのたらい回しとか、あってはならない事態。だけど、緊急性の高い妊婦さんを診る診療体制の整っている病院がどれだけあるか…。
妊婦さんを診たあと、赤ちゃんも…という状況ならさらに病院を見つけるのが困難に。
どうかお住いの都道府県の状況がどうなっているのかお調べくださいませ。その病院に行くには何分かかるか。その病院が地域から応援されているか(その体制を整えるには時間もお金もかかりますし、絶対的にお医者さんの数が必要…)。
お母さんにとって妊娠した瞬間から出血の可能性があるイベント。赤ちゃんにとって一番死ぬ確率が高い人生最大の生命維持の危険性のあるイベント。
最悪なことが重なったら…たまらない、苦行の一冊でした。
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ずっとコウノドリを読んできているので、ペルソナの産科に悪質な非が無いのは分かっているんだけど、患者さんからすればそうはいかない。赤西先生はとても優しい人のように描かれているけれど、私はそう感じない事が多々あって。言葉は多いけれど、そこにどれだけの心があるのかな、と思う事もあったので、これを機にきっとシノリンの抜けた穴を埋める存在になってほしいなぁ、と。医師として。キャラとしては無理だけど。後半はより深刻な事態に。ただ思うのは、ちょっと経験した程度で、知った顔で中途半端な意見いうのはやめた方がいいなぁ。
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再読した。最近引っ越しすることになって近所にあるゲオで漫画を借りられなくなるだろうから、こうして漫画のレビューを挙げていくことは少なくなるかもしれない。そう考えると引っ越しすることは悲しいし、新しい暮らしに不安もある。
27巻の最後も不安が残るものだった。コウノトリ先生が受け持つ患者が退院して2日後に突然亡くなってしまった。死因を特定できず、その旨を妊婦の夫に伝えるが、急な死別が受け入れられず納得してもらえない。しかも納得できるまで病院に通い続けると言う。穏やかなコウノトリ先生もこのときは困惑を隠せない。
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【推薦者】
体育学部 健康学科教員 三瓶 舞紀子
【学生へのメッセージ】
COVID-19流行下では、「10代の妊娠」「望まない妊娠」「貧困」の問題がよりクローズアップされました。産婦人科医&謎のピアニストでもある主人公が、様々な妊婦のお産に向き合います。この漫画に登場する様々な生命から、子どもたちを育てる社会の責任とは何か、全ての学生と特に教員を目指す学生にお薦めします。
▼配架・貸出状況
https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00539355
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病院のトラブル対応。元救急の看護師で優秀な人
てんかん持ちの妊婦。34週ぐらいで入院して出産前に退院した2日後死亡原因不明。元看護師の親戚が医療過誤と隠蔽と言い出してねじれ始める。
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「医療安全管理室」の特に後半、
泣かずに読めなかった。
ベストを尽くしても
助けられない命がある、原因が分からないこともある
やり切れない遺族がいる、何かのせいにしなければ
保てないことも
医者はそれでも次の患者は来る
遺族にも明日は来る