紙の本
関東鎌倉時代
2020/05/31 05:33
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
鎌倉公方の実態を解説。仕組みや成り立ち人物に至るまでわかりやすくしてある。関東での争乱もここに解説してあり図入り写真入りとなっている。
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初?の鎌倉府専門の入門書。
大学の「日本史特講Ⅳa」の参考書として購入。用語やトピックを各2~4ページで簡潔に説明する。組織の役割や関係氏族、戦乱の時系列に沿った解説など基礎事項が丁寧にまとめられており非常に良い。高校の日本史で試験には出るがあんまり詳しくは扱われないところなので教科書として大変貴重である。足利基氏が意外と若くして亡くなっていたり、思った以上に戦乱が頻発していたりと高校だけでは知識が全くたりないことを思い知らされた。
教科書的ではあるが、実情が覗える工夫もされており、合戦に参加する武士のサラリーマン的な仕組みとか興味深かった。関東に住む人には、なじみある地名や人名が多く出てきて興味を惹かれるはず。史料を抜粋した写真や故地の現況写真が豊富な点は良い。
裏事情とか感情的なところや姻戚関係には踏み込まれず物足りなさはあるが、希少価値と正統派の内容は評価できる。
目次
1.鎌倉府を支えた人びと
2.基本となった政策・制度
3.鎌倉府を揺るがした合戦・政争
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カラーの図や写真が多く読みやすいが、どうしても馴染みのない時代で人名や合戦名が頭に入って来なかった。
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室町幕府の東国統治機関である鎌倉府についての入門書。その構造や政策・関係した合戦についてコンパクトにまとめられている。基礎の確認に有用で、合戦の展開図をまとめて見られるのはありがたい。
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以前から室町時代に興味があった為、本書を読みました。鎌倉府については、高校の日本史で軽く触れた程度で漠然としたイメージしか持っていなく、詳しく知りたいと思っていました。内容はとても分かりやすく、ところどころに地図や史跡の写真があり、理解しやすかったです。