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投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
裏という裏なのかは分からないが、違う側面から古典を考えると興味がわくのかもしれないと思った。あとがき的な部分が面白かった。
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投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
みんなが知っている古典なので、これを読むことで、苦手意識がある人も少しは好きになれる気がした。マンガもあり、原文もありで、バランス感が良い。
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有名古典作品の裏話を四コマ漫画とともにエッセイ風に綴る一冊。著者は文章塾「文LABO」主宰者である松村瞳氏。古典嫌い・苦手な生徒たちと向き合ってきた経験から、学生たちが興味を持てるような古典の裏話をまとめその魅力を伝える。
掲載作品「枕草子」「源氏物語」「徒然草」「平家物語」「竹取物語」「方丈記」「土佐日記」「伊勢物語」「更級日記」「大鏡」
古典授業で使える小話を仕入れたくて購入したが、実際に使えるのは3分の1ぐらいかなぁと。中には初めて知ることもあったが、大半は当たり前の情報や著者の主観による解釈。でもコラムや四コマ漫画などはそのまま使えるぐらいわかりやすい。
中でも面白かったのは、清少納言の人物像、兼好法師のスパイ説、鴨長明の裏話、「更級日記」作者のこじらせ具合等。ちょうど方丈記を教えていたこともあり、鴨長明については授業で活用させてもらった。
学生がその作品について学ぶ機会があったときに手に取ると作品への興味が強まっていいかもしれない。中高生でも読みやすくなっているので、学生にはおすすめ。
そして何より帯もカバーも破れにくく汚れにくい加工が施してあるのはいい!
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古典について、なんとなく疑問に思っていたこと、疑問にすら思わなかったことがQ&A形式で述べられている。著者や登場人物の人柄、時代背景などが4コマ漫画を交えて楽しくわかりやすく解説されていて、古典に対する興味をくすぐられた。
紹介作品は、枕草子、源氏物語、徒然草、平家物語、竹取物語、方丈記、土佐日記、伊勢物語、更級日記、大鏡。原作を全部読みたくなっちゃいました。
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最近では古典を読むことこそ教養を高める
最高の近道であると、多くの指揮者が語っ
ています。
誰もが中学生くらいの時に教科書で古典に
触れていて、なんとなく概略を知っていて
とっ付き易いのも理由の一つでしょう。
しかしその中身は実は皆が知っているよう
な内容なのでしょうか。
ちょっと見方を変えれば、こんな意味も見
えてくる、という楽しい一冊です。
例えば枕草子で有名な清少納言について。
清少納言は夜勤が主だったので、「春はあ
けぼの」「夏は夜」などと、実は自分のラ
イフスタイルに合わせて感想を述べていた
だけだったとか。
まさしく制作の裏話が満載です。
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枕草子、源氏物語をはじめとした主な古典文学を、ちょっぴりナナメからの視点で解説していて面白い!
枕草子に昼の時間帯が書かれていないのはなぜか?
とか、
平家物語は少年漫画的要素が満載!
とか、
真正面から取り組んじゃうと見えにくい背景が、わかりやすく解説されています。
私この本読んで、竹取物語の全文を読みたくなり文庫買いました。笑
本書を読むにあたって古典作品の基礎知識はあったほうがより楽しめますが、原文と現代語訳、作品の時代背景を解説したコラムも合わせて載せられているので、知らなくても楽しく読めますよ。
ときおり挟まれる4コマ漫画がまた面白くて、私かなり好きです。
間、言葉のチョイス、イラストの雰囲気もろもろ好きだー!
#古典の裏 #松村瞳 #すぎやまえみこ #枕草子 #源氏物語 #徒然草 #平家物語 #竹取物語 #方丈記 #土佐日記 #伊勢物語 #更級日記 #大鏡 #国語 #国語の勉強法 #古典 #勉強
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古典が好きなので、知らないことをもっと知りたいと思い手に取った。
知っている話も多かったが、改めて説明されるとなるほど!と感嘆することもたくさんあった。
中でも驚いたのは、当時は紙が物凄い高級品だったので、物語の展開もスピーディーだったということ。
今まで紙が高級品ということは知っていても、その影響については身分が高い人にしか使えない物としか捉えていなかった。
確かに貴重な紙にダラダラとしたつまらない展開を書くわけにはいかない。
主語がなくて誰が話しているのか一見わかりにくい文も、もしかして紙の節約という面もあったのかもしれない。
となると、当時の文章は推敲していたのだろうかと少し気になった。
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面白い!!!
この本では中高生の時に授業で習った『枕草子』や『源氏物語』と言った古典文学の時代背景や裏話を教えてくれます。
別世界の人間の出来事のように遠くに感じていた古典も、時代背景を知ると登場人物たちの行動や発言に納得がいったり、
逆に、学生時代はサラッと読み流していた箇所も冷静に考えたら今なら犯罪だということに気づかされたり、古典文学をより身近にする手助けになると思います。
学生の時に読んだ『徒然草』のある法師が山に行ったけど肝心なところを見ずに勘違いしたまま帰った話は、法師が人からどう見られるかを気にして質問できなかった説とか、
『更級日記』は物語の世界憧れたままこじらせた大人になった女性の話なんじゃないか説とか、一人で読んでたら思いつかなかった視点でした。
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塾講師が書く、古典常識のトリビア本。
面白かった。
本書を読んで改めて思ったのは、自分の教える教科を本当に面白いと思っている人の授業は、やっぱり面白いんだよなぁということ。
当たり前のことなんだけど、実際の教育現場の先生のなかには、それを忘れている人の多いこと!
もちろん、「現代文を教えたくて国語の教師になったが、古典は苦手」とか「世界史でナポレオンを研究していたけど、日本史を教えなくちゃいけない」とか、先生方にもいろんな事情はあるとは思いますが。
(後者は、私の高校の時の日本史担当の先生の話・笑)
でも、それによって、教わる子たちがその教科を好きになるかどうかが、けっこう左右されると思うのですよね。
責任重大です!
自分の教科に愛のある先生の授業を受けられることは、とても貴重で、ありがたいことなのかもしれません。
本書は、超有名な古典作品の、どちらかといえば作者に注目し、
「こんな作品を書いたのは、どんな人なんだろう? どうして、この作品を書いたのだろう?」
というところから、著者が現代にも通じるような解釈をしてくれるので、わかりやすい。
めんどくさい文法の説明などは一切なし。
読み終わったあと、古典って面白いんだよ~! と人に勧めたくなりました。
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古典がつまらない?
古典は何の役に立つのだろう。古典は面白くない。そんな人のために書かれた古典の「裏」をまとめた本。清少納言が書いてない時間の秘密とは? 兼好法師がお坊さんの失敗エピソードを書いた理由は? 学校で習った古典作品をもう一度読みたくなる裏話が並べてある。古典はテストのために暗記するだけという中高生にぜひ読んでもらいたい。