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いまいちしっくり来ないまま、来週三巻発売になってしまった。
何がしっくり来ないのかと言うと、先が見えない閉塞感が辛いのかな。
戴の民の気持ちを少しでも体験させようと言うのでしょうか。いやいや。
泰麒が何考えてるかぜんぜん分からないのでもやもやするのかな。
思い返せば成長した泰麒はそもそも何考えてるかよく分からない人物だった。視点人物にならなかったし。いや、幼少のときも麒麟としての性に突き動かされているばっかりで人間らしい共感があったかと言うと…。
ただ、麒麟なので結局人々のことを考えているんだろうなという信頼だけはある。
その麒麟なのでというのがポイントで、結局ヒトではない別の生物であるのでヒトには理解できないのだ…!って展開になったりすると怖いな〜とか思って読みました。
もちろん阿選が何考えてるかわかんないし、耶利とその主公が何考えてるかも良く分かんないし、李斎は無駄足ばっかり踏ませられてるしで、霧中もいいとこで、四巻読んだらスッキリする、よね?!
…屍鬼のときだって上巻だけじゃわけ分かんなかった気がするので、期待して待ってます。
これだけモヤモヤさせられながらもページがどんどん進むのは、もうホント筆力としか言いようがない。李斎がウロウロして、泰麒が籠もってる間にも十二国記の世界・戴極国の世界がごんごん掘られていくのが快感で仕方ないのです。
まとまらなさ満点で臨場感ある感想でした。
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十二国はシステマチックな世界観。
天帝が頭をかきむしる、という表現がどこかにあって、ちょっと笑える。
視点キャラ、あるいは感情移入先だと思っていたのに、最もミステリアスな存在になっていく泰麒。うまいなー主上。
情報集めや探索の様子が砂を嚙むようで辛い。サクッと見つけちゃえば良いのに!と、安易な2時間御都合主義ストーリーに飼いならされている自分を自覚する。だからこそ、李斎たちと一緒に旅をしている気分にもなるのだけれど。そして、だからこその絶望。。辛い。。
王のためにあるのか。国のためにあるのか。民のためにあるのか。
命令だけ降ってくる。背景が見えない。判断が見えない。周りが何をしているのか。人が遠く、疎遠になっていく。死んだ目をした同僚たち・・・
ところどころ、会社組織とかにも当てはまりそうな描写があって、他人事じゃないな、と思う。
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そんなことって…という言葉しか出てこない。誤解があるだけなのか、本当にそうなのか?この状態で次巻まで待機とは。続編を待たされた以上に、生殺し状態で終わる2巻でした。
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私個人の予想では、何やかんやと紆余曲折はあるだろうけれど、最終的には李斎が驍宗様を探し当て、泰麒と涙の再会をし、宿敵阿選を倒し、驍宗様が玉座にお戻りになって、めでたしめでたし…なんだろうなぁ、と思っていたのですが、なんと予想の斜め上どころかあっ!!とド肝抜く展開に大ショックで気持ちの整理がつきません。今後も予測不可能の波乱万丈の展開であることだけは予想出来ました。ああ、しかし、ショック…このままでは戴の国に垂れ篭める厚い雲のような気分。でもきっと、続きは別な意味であっ!!と驚く展開になるんですよね?李斎の驍宗様探しの道中で出会った出来事もこれからの伏線になるのかも。期待してます!
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一歩進んだような?変わらないような?いや、むしろ悪い方に傾いたような?まだまだジレジレ。回生が何かしらやらかしそうな予感。
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ぎょうそう死んでしまったの?!
と思ったら、読むスピードが加速した。
二巻は併読しているとはいえ、
かなり読むのにかかってしまった。
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角を失くしたため王気が見えなくなった泰麒は、麒麟としての本性からも融通がきくようになっているのかもしれない。
阿選を次の王だと言って王宮に戻った泰麒。それは民を救うためだけではなく、内部の状況を探るためでもある。
琅燦の提案により怪我を負ったが、泰麒は麒麟でなくなったのならわざわざ怪我をするような真似をしなくても跪けば阿選が王だと思わせることができたのでは。
角をなくしてもそれは出来なかったのか、出来たとしてもそれだけはしたくなかったのか。
阿選は玉座から追いやることはしても、もとより驍宗を殺すつもりはなかったのか。
天の機構は何の事情も考慮されず、自動的に動く。その隙間をつくように動くのは延王もやっていたが、阿選も気づいたということか。
書かれていない事柄がありえないということではない、というのがこの作者の特徴でもある。
「華胥の幽夢」に収録されている「乗月」で思ったのは天が次の王にしようとしていた者が大逆を犯した場合どうなるのか、ということ。
失道するほどの王ならば天に見放されているとみなし、謀反をした者が次の王だった場合それは謀反ではなく誅することになり罪ではなくなるのだろうか。
驍宗は宮殿の奥深くで氷漬けにでもされているのでは。
亡くなったのは本当に驍宗なのか。
髪はともかく瞳の赤はなかなかいないかもしれないが、他の武将の色は出ていない。
だが一番気になるのはもし無事に驍宗が戻ったとして、彼は王のままでいられるのだろうか。
自分の陥った状況や国の現状を目にして、彼はどういう選択をするのだろう。
物語の進行具合とは別に、やはり気になったのが戴の宗教。
仏像を取り戻すと嘘をついたが、そもそも仏像が存在するのか? 実際に神がいる世界なのに、何を信奉するのだろう。
物語はまだ半分。謎は更に増え状況は悪化しているように見える。
ためにためて最後に激流のようなクライマックスが訪れるのが小野不由美作品だ。この後にすごいカタルシスが待っていることを疑ってはいない。
しかし今はまだ、雨の中で登山を初めてずっと歩いてきたのに、いっかな頂上が見えないどころか何合目にいるのかもわからない、という気分に陥っている。続きを楽しみにしたい。
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ものすごく久しぶりすぎて、読み始めたのはいいものの、今までの話を全く覚えていないということに気づいた。既刊は引越しの時に手放して来たので手元にもないので、とりあえず読み進めば何か思い出すかと、モヤモヤしながら読んだ。まあ、あらかた思い出しはしましたが、今まではもっとテンポがいいストーリーだったような気がする。今作、少々疲れるシチュエーションや描写が続いてつらい。陽子の頃が面白かった。麒麟がよわよわしすぎるのが面白くない。
2巻も同じく、ただ、阿選もなにやらややこしい感じで、全部が全部含みがありそうすぎて大変。全体的にダークで動きが少ない。辛気臭いが、1巻よりは面白くなってきた感あり。
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読み始めながら、これを読み終わってしまったらどうしよう、と思っていた。
九日までどうやって過ごそうと考えていた。
李斎の主上探しも、泰麒の民への救済も、遅々として進まない。何かをつかんだと思ってもそれが希望にはつながらない。泰麒のほうも、思うように動くことができず憂鬱が募っていく。その中で投げ込まれる驍宗死亡の知らせと、泰麒は阿選を王に選ぶつもりなのではないのかという腐心が双方の神経を削っていく。
読むのが苦しいような内容が続き、読み進めてもなかなか話は進まない。それでも、主人公たちの心の芯が何とか残っていることを頼りに読み進む。
何とかネタバレをしないよう読み進もうと思ったのに、ふと目にしたネットで“ここまで読んでこの真相だったら辛すぎる”というのを読んでしまって、余計に読む速度が遅くなってしまった。
読みながら、読み終わってから、泰麒が驍宗の践祚を言い募るのは驍宗が生きている証なのだから、時系列的にあの人は驍宗ではないだろうと思うけれど、あまりに彼らの劣勢が極まっていてしんどい。
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情報がありすぎる現代と情報が少なすぎる戴国の状況は、真逆なようで、どこか似ている。
手に入れた情報が真実であるか見極める事は、基が多過ぎても少な過ぎても困難。
人に誠実な思いがあったとしても、誠実=真実になるとも限らない。
戴国の真実がどうあるのか、続きを早速探りに行く。
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途中途中に挿入される人物があの人なのかと思いきや…最後で衝撃が走る。なかなか進まない物語にやきもきしつつ読了。次巻はどうなる? 李斎の心労は報われるのか? 続きが気になる。
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自分の現状を逆手にとり、奇策にでた泰麒。
主上を捜すなかで国内の様々な立場の人間と関わっていく李斎。
読み方の難しい登場人物がガンガン増えて正直覚えきれてないが、本当重厚な話だなーと感じる。
群像劇すぎて、本当に悪いのは誰?てなる。
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嘘だろ・・・
続き出てから読んでよかったと思いました。
だが明日は仕事・・・十二国記休暇がほしいです。
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待って待って待って~!
と叫びたくなりながら読み終えました。
戴国の現状、国の仕組みが淡々と語られていった第二巻。終盤、急転直下の報に李斎たち同様混乱してます…まさか、そんな…ねぇ!?
変に動悸が早くなりながら、三巻目を読み始めたいと思います。
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ラストが驚いた。私は信じませんよ。
阿選は驍宗と実は共犯なんじゃ、とか思ったりしたけど、違うか。
続きが気になる。