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木村拓哉さん主演のドラマを観て原作が読みたくなり、
教場を読了し、この作品を手に取りました。
教場はは警察学校での鬼教官としての事が主に
書かれていましたが、教場0では鬼教官になる前の
エピソードが書かれていて秘密の過去が書かれています。
この作品では警察学校の時よりも
刑事指導官ということもあって実践的な指導が主だったので、
かなり事件現場でのやり取りや口調や描写などは
生々しく、緊迫感がありかなりスリリングでした。
警察学校の時にも警察官としてふさわしい者がなるべき
であって、ふさわしくない者はとことん篩にかけて
排除していくという姿勢はこの作品の中でも
信念として変わらないです。
けれどこの信念の根底にあるものは、
風間のシンボルともなっている義眼が意味しているものであって、
この義眼になってしまった過去があるからこそ
警察官のポリシーが根付いていると思えました。
ある意味ここまで警察官という仕事を全うしている
人というのは凄いとも思いました。
各話のタイトルが「刑事コロンボ」へのオマージュ
ということもあってこれがなかなかツボを得ていて
面白く読み進めることが出来ました。
どのストーリーもミステリー性もありながら
刑事指導官として視点でも書かれれいたので、
引き込まれていきましたが、
第五話の「指輪のレクイエム」がこの作品の中で
悲しくも切ない案件で少し感涙しそうなほど印象深かったです。
教場0を読むことによってただ鬼教官だけでなく、
更に風間教官の人間味が深堀りされて、
所々に優しさや温かみも感じられて良かったです。
風間教官の義眼の意味と過去のエピソードが
しっつかりと探ることが出来た一冊でした。
益々教場シリーズの続きが読みたくなります。
教場もドラマ化が良かったですが、
どちらかというとこちらの「教場0」の方が
ドラマ化した方がもっと面白いかとも思うので、
また映像化になるのを楽しみにしたいと思います。
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風間道場の門下生たちは、警察官としても、人しても全員極めて優秀だ。そして、そんな彼らに対しても、あくまで風間流で指導を行い、成長させていく県警No. 1の風間公親。本作はそんな風間伝説の短編を収録したものだが、どれも面白さが光る内容だ。また、シリーズを既読の方には既にお馴染みとなった、常に【書類の提出】を求める場面についてはここでも健在である。
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刑事課配属後3か月間、風間の下につき指導を受ける。
見込みがないと判断されれば交番勤務戻りという条件つきで。
教場シリーズ。
風間のずば抜けた観察力、洞察力を堪能。
そして最後には義眼になったエピソードも。
これも映像化してほしいなぁ。
どこまでかっこいいんだ風間教官!
お気に入りすぎて何度も読み返してる。
二度目以降はさり気ない伏線に気付く。
教場シリーズ、、、面白い。
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年始の番組で2夜連続でこの前に出ていた本のドラマがあったそうです。
そのドラマに至る前のお話の様です。
一つ一つ事件を解決し、一人ひとり新米刑事を育てていく様は自分たちにとっても観察眼は生きていくうえであったほうがいいなー
なんて個人的にはしみじみ感じるようなお話です。
6つくらい事件のお話がそれぞれあるのですが、短いながらもストーリーがあってとても読んでて参考になりましたね。
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風間さんが鬼教官になるまでの話。隻眼になった理由も明らかに……。エピソード0よりも前の風間公親が見てみたくなりました。
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T県警が誇る「風間教場」は、キャリアの浅い刑事が突然送り込まれる育成システム。捜査一課強行犯係の現役刑事・風間公親と事件現場をともにする、マンツーマンのスパルタ指導が待っている。三か月間みっちり学んだ卒業生は例外なくエース級の刑事として活躍しているが、落第すれば交番勤務に逆戻り。風間からのプレッシャーに耐えながら捜査にあたる新米刑事と、完全犯罪を目論む狡猾な犯罪者たちとのスリリングな攻防戦の行方は!?
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着任先の学校図書室で初めて借りた本になった。
「教場」がドラマ化され久々に読んでしまったので手に取った。
テレビ番組になるというのはやはり大した効果があるなと思う。
あと、木村拓哉は別に好きではないし演技がうまいとも思わないが
「格好良いことのプロ」としてやはりものすごい実力者だなと感じる。
閑話休題。
一話一話が妙にさっぱりしている印象。
教場にもやや無理のある内容があったように感じていたが、
こちらはそれより不自然さが強い。
第1話のタクシー運転手が容疑者を「女性」と呼ぶ理由とか、
第2話で風間が言い出す画家の名前とエピソードとか……
とは言え、ラストの千枚通しなど、
「風間公親を楽しむ小説」として見れば十分に面白かった。
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風間が警察学校の教官になるずっと前、県警本部の捜査一課時代のお話。
県内の新米刑事を3ヶ月だけ順番に本部で預かり、風間がマンツーマンでみっちり指導するという設定で「教場0」ということね。
6つの短編からなるが、この時代から風間が後進育成にかけるスタンスは揺るぎない。
どのお話も風間が最初から全てお見通しのところがなんだが、風間を畏れながらも懸命について行く若い刑事たちの奮闘ぶりを微笑ましく読む本なのだろう。
2話目はなかなか佳い落とし方で、最後の話には風間が義眼になった理由が明らかになるおまけ付き。
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『0』と示すように、『教場』『教場2』の前日譚。
風間は、T県警捜査一課強行犯係の現役刑事。
キャリアの浅い刑事たちが、風間の指導の下、事件を解決してゆく倒叙ミステリー的形式での6編の連作短編集。
風間の右目が義眼であることの原因となる事件が起こるのが、第6話。
最新作『風間教場』は、シリーズ初の長編だそうだ。期待したい。
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風間教官が刑事だった時のストーリー。若手刑事をさりげなく誘導し真相を導き出していく手法はお見事。若手刑事とのやりとりが興味深く楽しめた作品であった。
小説でありながら連続ドラマを観たような気になった。
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第一線の現場で若手刑事を指導していた、教場の教官拝命以前の風間のエピソード0的物語。
ここ(風間道場)での若手は退校届ではなく、交番勤務に戻るか?という半引導を突き付けられつつも、自分自身の力で事件解決の道筋を見つけていくというスタイルで、冷たいようだが愛のこもった教育をしていく・・・
このような指導者に教えを授かれば優秀な刑事になるだろうな・・・と思いつつ、自分なら落第かなと思ったりもしました。
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教場シリーズのエピソード0。ドラマを観た後だからずっと風間刑事が木村くんだった。刑事着任三ヶ月の新米が送り込まれる風間道場。多くを語らず部下に考えさせて、時には追い込みながら事件解決と刑事としての成長を導く。部下からみた風間だけじゃなくて周りの刑事から見た風間も知りたかった。最終盤、風間の眼はこうして義眼になったのか。
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ドラマ化続編も話題の警察小説短編集、久々の長岡弘樹。
警察学校の鬼教官となる前、刑事指導官時代の風間公親と、鬼指導官に新米刑事の活躍を連作短編の形で描いています。
風間がちょっとホームズ感があり過ぎて・・・ですが、それを差し引いても楽しめる作品でした。ドラマ続編放送前に、次作まで読みたいと思います。
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刑事時代の風間が門下生と呼ばれる新人を育てながら事件を解決していく短編集。
さいごの第6章では、目を負傷した経緯も描かれています。
それぞれの章に新人1人、事件1件で構成されており、とても読みやすく一気に読める作品でした。
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風間道場と呼ばれる風間教官の刑事ストーリー!
短編集なので読みやすい。
一瞬で読めた。
それにしても、風間教官は頭脳明晰過ぎる!
新人警官の人脈も繋がりがあって面白かった!