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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察学校の教官になる以前の、刑事・風間公親が新人刑事とペアとなり活躍する姿を描く。新任巡査は、警察学校や配置されたばかりの交番勤務では、警察業務を詰め込まれ、行き着く暇もないようだ。しかし、風間刑事の指導を受けて、事件解決・犯人逮捕にあたる際には、詰め込まれた知識を消化する時間であり、知識を応用展開できるようにする時間でもあるようだ。隻眼である理由が第6話で明らかにされるが、犯罪を追い詰める刑事の意地を感じる章でもあった。
紙の本
風間道場
2023/05/30 16:14
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
風間公親が警察学校の教官となる前の、新人刑事の指導官のときの話の短編集。とても面白く読みました。いろいろなところに目を配れる刑事であれば、逮捕できますね。
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現役刑事時代の風間公親がマンツーマンで新米刑事を指導する。うーっ 怖い、緊張する 皆さんきっと。
現場と関係者を観察し、あらゆる可能性を考察する。本当に万能の刑事っているのかなぁ
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風間の超人的な凄みは短編では鋭角的に突き刺さる。我もこういう教育係でありたい、とも願うが、とんでもなく高みなので絶望的。
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T県警が誇る「風間教場」は、キャリアの浅い刑事が突然送り込まれる育成システム。捜査一課強行犯係の現役刑事・風間公親と事件現場と事件現場をともにする、マンツーマンのスパルタ指導が待っている。三か月間みっちり学んだ卒業生は例外なくエース級の刑事として活躍しているが、落第すれば交番勤務に逆戻り。風間からのプレッシャーに耐えながら捜査にあたる新米刑事と完全犯罪を目論む狡猾な犯罪者たちとのスリリングな攻防戦の行方は!?テレビドラマ化も話題の「教場」シリーズ、警察学校の鬼教官誕生の秘密に迫る第三弾。
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警察学校の教官になる前、現場の刑事だった頃のミステリ短編十分。
風間道場と言われる、OJT的に現場で、捜査の仕方や考え方を新人刑事に身につけさせるマンツーマンの風間さん、怖い。
決してスパルタとかではないのだけど、風間は既に伝説の刑事だった。
そして、最後に彼が義眼になった理由が明らかに。
こうなってくると、風間が解決した事件の話も読みたくなるなぁ。
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風間が警察学校にやって来る以前のお話。刑事3ヶ月目の新人研修の指導係として登場する。
男3人と女3人がそれぞれ登場して、風間と共に事件を解決していく。風間の指導を勤めあげたらエースとしての活躍を期待される。
風間が如何にして、警察学校に行くことになったのか、気になりながら読んでいました。サイボーグのように、新米刑事を追い込んでいくのが面白い。風間のひとことが事件解決への伏線となり回収されていく様は楽しい。物的証拠よりも泣き落としが多いのも気になりますが。
話としては「指輪のレクイエム」が切ない。
次回作がどんな展開になるか気になります。
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教場シリーズの3作目。本作は教官になる前の風間刑事を描いたもの。
県警の若手刑事の登竜門通称「風間道場」で風間刑事に指導を受ける若手を描いた短編集なのだが、これがとてもバランスがいい。若手刑事を指導する物語の方がバリエーションが豊富になる。教場は警察学校が舞台なので事件の設定が難しいのだろう(違ったならごめんなさい)。
風間さんの相変わらずの冷徹ぶり(でも実はやさしかったりするのだが)が本作も健在。本作で風間刑事は教官になっていくのだが、現場での風間道場をもっと読みたかった。
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教場0ということで、てっきり、風間教官の隠された過去が明かされるかと思っていたのですが、最後の方で義眼になった過去が明かされるくらいでした。個人的には、壮絶な過去かなと期待していました。
物語の構成としては、「古畑任三郎」のような形式でした。最初に犯人がどのような経緯で犯行に及ぶのかが描かれ、その後、様々な新人刑事が登場し、捜査していきます。この流れが、6通りですので、なんとなく後半になるにつれて、間延びしたような感じにもなりました。
風間教官が、警察学校に入る前は、刑事であり、新人刑事を
指導していました。期間は3ヶ月間。風間自身は影から支えながら、刑事が事件解決にむけ、奔走していきます。
風間の雰囲気は、刑事時代も変わらず、独特で他人を寄せ付けない雰囲気でした。ただ、その裏側には見えない優しさが醸し出されていました。風間本人は、もう事件の全貌が見えていて、どう新人刑事にヒントを出していくのか、面白かったです。
もう少し過去の話も見たいなと思いました。教場0の0が気になりました。
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指輪の話が重い。心にずーんと来て、しばらく考え込んだ。
風間教官の怖さはこの後の「教場」「教場2」の方が出ている。
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木村拓哉のドラマの2年前に教場を、ドラマ後に教場2と本作を読了。
風間が刑事の頃の話。指輪の話が印象に残った。
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木村拓哉さん主演のドラマを観て原作が読みたくなり、
教場を読了し、この作品を手に取りました。
教場はは警察学校での鬼教官としての事が主に
書かれていましたが、教場0では鬼教官になる前の
エピソードが書かれていて秘密の過去が書かれています。
この作品では警察学校の時よりも
刑事指導官ということもあって実践的な指導が主だったので、
かなり事件現場でのやり取りや口調や描写などは
生々しく、緊迫感がありかなりスリリングでした。
警察学校の時にも警察官としてふさわしい者がなるべき
であって、ふさわしくない者はとことん篩にかけて
排除していくという姿勢はこの作品の中でも
信念として変わらないです。
けれどこの信念の根底にあるものは、
風間のシンボルともなっている義眼が意味しているものであって、
この義眼になってしまった過去があるからこそ
警察官のポリシーが根付いていると思えました。
ある意味ここまで警察官という仕事を全うしている
人というのは凄いとも思いました。
各話のタイトルが「刑事コロンボ」へのオマージュ
ということもあってこれがなかなかツボを得ていて
面白く読み進めることが出来ました。
どのストーリーもミステリー性もありながら
刑事指導官として視点でも書かれれいたので、
引き込まれていきましたが、
第五話の「指輪のレクイエム」がこの作品の中で
悲しくも切ない案件で少し感涙しそうなほど印象深かったです。
教場0を読むことによってただ鬼教官だけでなく、
更に風間教官の人間味が深堀りされて、
所々に優しさや温かみも感じられて良かったです。
風間教官の義眼の意味と過去のエピソードが
しっつかりと探ることが出来た一冊でした。
益々教場シリーズの続きが読みたくなります。
教場もドラマ化が良かったですが、
どちらかというとこちらの「教場0」の方が
ドラマ化した方がもっと面白いかとも思うので、
また映像化になるのを楽しみにしたいと思います。
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風間道場の門下生たちは、警察官としても、人しても全員極めて優秀だ。そして、そんな彼らに対しても、あくまで風間流で指導を行い、成長させていく県警No. 1の風間公親。本作はそんな風間伝説の短編を収録したものだが、どれも面白さが光る内容だ。また、シリーズを既読の方には既にお馴染みとなった、常に【書類の提出】を求める場面についてはここでも健在である。
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刑事課配属後3か月間、風間の下につき指導を受ける。
見込みがないと判断されれば交番勤務戻りという条件つきで。
教場シリーズ。
風間のずば抜けた観察力、洞察力を堪能。
そして最後には義眼になったエピソードも。
これも映像化してほしいなぁ。
どこまでかっこいいんだ風間教官!
お気に入りすぎて何度も読み返してる。
二度目以降はさり気ない伏線に気付く。
教場シリーズ、、、面白い。
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年始の番組で2夜連続でこの前に出ていた本のドラマがあったそうです。
そのドラマに至る前のお話の様です。
一つ一つ事件を解決し、一人ひとり新米刑事を育てていく様は自分たちにとっても観察眼は生きていくうえであったほうがいいなー
なんて個人的にはしみじみ感じるようなお話です。
6つくらい事件のお話がそれぞれあるのですが、短いながらもストーリーがあってとても読んでて参考になりましたね。