紙の本
科学って楽しい
2020/03/06 21:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
元NASAのインターネットコミック作家がユニークな質問に真面目に科学的に回答している。ただし、質問から条件を膨らませたり、スケールを大きくしたりで、結論はけっこうとんでもないものに。自由奔放な解説ぶりから、かの柳田理科雄さんの空想科学読本を思い出しもしました。
質問の核心の条件以外はけっこうザックリした設定にしているので、科学的でもありファンタジーでもある一冊。だから気楽に読めます。
投稿元:
レビューを見る
質問自体がバカげた、もしもそんな極端な条件状況があれば
やどうでもいいようなことを積み重ねたら
だったりするのだけど、回答がそれにもまして
悪ノリしたように、もとっともっと、それではさらに
と検証を重ねる。
大事なのは、答えの中身ではなく、
どんなに下らなくても疑問を持つ視点と
じゃあこれならどうだと、質問に答えるだけではなく
そこから得られた新たな視点から真実を追い求める姿勢。
とはいえ冗談のような思い付きに、真剣または自分まりの持てる知識に基づくしつこい程の検証、温度差に飽きちゃう、
それで何?となってしまうことがないわけではない。
バカげた質問に対する姿勢はあっさりさっぱりしている
けど答える姿勢や内容がこってりで一気に読むにより
たまに、空いた時間に取り出し一つの質問と
答えだけちょっと読むのがいいような気がする。
投稿元:
レビューを見る
ホワット・イフ?Q1
野球のボールを高速で投げたらどうなるか
ランドール・マンロー
吉田三知世 訳
2020年3月1日読了。
いわゆる、空想科学読本系の本。
著書が元NASAのロボット工学に取り組み、その後NASAを辞めて漫画家になった異色の経歴の持ち主。
そんな著者が自分のウェブに投稿されてくるヘンテコな質問に科学的に真剣に答えたものをまとめた本。
残念ながら、海外の本の和訳という点がどうしても引っかかりあまり面白く感じられなかった。言い回しが頭にスッと入り難い。いくつか面白いテーマの質問もあるのだけども。。
ただ、寄せられる質問は「それを知ってどうするの?」ってものばかり。でも科学はその問いに対する答えの思考過程が面白いものであり、子供は誰しも一度は考えるハズだ。
大人になってもそうした思いに考えを巡らせてみることは大事なのかも知れない。
質問.ときどき学校に自転車で行きます。冬はすごく寒くて自転車だとつらいです。宇宙船が大気圏に再突入するときに熱くなるのと同じ理屈で僕の肌が温まるには、どれくらい早く自転車を漕がないといけないでしょうか?
デイヴィッド・ナイ
答.大気圏に再突入する宇宙船が熱くなるのは、宇宙船が自分の前にある空気を圧縮するから。(よく言われるように、空気の摩擦で熱くなるのではない)
仮に摂氏目盛で20度上げるには、秒速200メートルで自転車を漕いで行かないといけない。
海抜ゼロで最も速い人力で動く乗り物は空気力学的に設計された流線型のシェルカバーされたリカンベント自転車(仰向けに寝た姿勢で乗る自転車)
しかし、これも秒速40メートル程度。
空気抵抗を考慮すると、秒速200メートルで漕ぐにはこれに25倍の出力が必要になる。
20度上げる前にこんなパワーを出してたら死んじゃうね!
質問.マシンガンで何挺か束ねて下向きに撃ってジェットパックの代わりにした、飛ぶことはできますか?
質問.モグラ(mole)を一か所に1モル(mole)集めるとすると、どうなりますか?
ちなみに、1モルは物を数える単位。特に分子の数を数えるものだが6.022×10の23乗という途方も無い量。
などなど。
投稿元:
レビューを見る
自分が想像できない範囲まで科学的に解説していて、科学が好きな自分にとって、この本はとてもおもしろい物だった。
投稿元:
レビューを見る
空想科学読本。
「一度は考えたことのある疑問」を真剣に考えてみようとする姿勢が良いのか。
質問のパンチが足りない感が否めない。
投稿元:
レビューを見る
かつてNASAのロボット技術者だったインターネットマンガ家の著者が、現実にはあり得ない、正にWhat if ?な疑問に真っ正面から科学的アプローチで論理的に答えを導き出す、とても知的好奇心を刺激する1冊。
投稿元:
レビューを見る
現実にはあり得ない状況を仮定し極めて科学的に考察する。知的好奇心を刺激する科学読み物。
「光速の90%の早さでなげられた野球のボールを打とうとしたら、どんなことが起こりますか?」
「地球にいる人間全員が一斉にレーザーポインターを月に向けたら、月の色は変わるでしょうか?」
「ステーキを高いところから落として、ちじょうに到達したときにちょうど食べごろにやけているようにするには、どれぐらいの高さから落としたらいいですか?」
「地球で普通に飛んでいる飛行機を、太陽系の他の天体の上空で飛ばそうとしたらどうなりますか?」
これらのようなトンデモ質問に質問にたっぷりのユーモアと科学知識で回答する笑える科学の質問箱。
中学生の子供にと思って買ったが難しかったよう。
投稿元:
レビューを見る
誰もが一度は考えたことがある、まさにWhat if?な質問に科学で答えている本。
ちょっと笑えて、息抜きに読むのにちょうどいい。
中でもステーキを空から落として焼く話が興味深かった。
投稿元:
レビューを見る
学生の頃に、この本と出会いたかった!この本は未来の科学者を生み出してくれるだろう。
子供の頃、誰もが一度は、親が答えづらい質問をするだろう。私も小さい頃に、「地球上の生き物が一斉にジャンプしたらどうなるんだろう」と真剣に悩んだことがある。
子供の疑問には、夢と未来が詰まっていると思う。「なんで?なんで?」とキラキラした子供たちの未来を潰してしまっているのは、大人たちの心ない一言だろう。
<<それ、考える意味ある?>>
大人が発してしまうかもしれないこの言葉は、子供達の未来と夢、そして人類の科学の発展を潰してしまっているのかもしれないと思った。
この本には素晴らしい疑問が、夢いっぱいに詰まっている。
キラキラした夢と未来を抱えた子供達に、この本と出会って欲しい。そして、疑問を持つことの大切さを捨てないで大きくなって欲しい。
投稿元:
レビューを見る
最初から最後までずっと面白い本でした。
もっと子供頃に出会ってれば科学の研究者になりたいなと思えたかもしれない。
私は特に元素記号表を現物で作るが好きでした。
もっともっといろんなことを考えてみたくなる、疑問を持ちたくなる、そんな1冊です。
投稿元:
レビューを見る
6年生の時にこの本に出会ってから世界が変わりました。今では完璧な理系脳です()
面白さが尋常じゃない。お笑い的な面白さではなく、子供の時に疑問を持った事が沢山書いてあった。
作者さん、天才では?????
投稿元:
レビューを見る
面白いっちゃ面白んだけど内容が濃密すぎて少し疲れる。 読む前の期待とは若干違った。 一致読みする本ではなく、ふと読みたくなった時に少しずつ読むには良い本。
投稿元:
レビューを見る
荒唐無稽な質問を科学的に答えて行く本です。
トンデモ本という訳ではなく、あくまで論理的に科学的に考察したものであります。
チープな絵がまた味が有ってとてもいいです。
面白かったです
投稿元:
レビューを見る
面白かった‼️
下らない訳じゃないけど
ふっと疑問に思うことをここまで掘り下げるかね
って思うけど悪くない。
でも科学的なこと理詰めが好きな人は是非
投稿元:
レビューを見る
ホワット イフ?
ランドール・マントー
2019年12月10日発行
例えば、量子コンピュータを使ったとして、何が起こった後の写真なのかを画像解析で判断するとしても、人間の判断の方が早いのが現状の科学の実態だ
女性の感に至っては、判断の早さは量子コンピュータどころではない
物理学を学びロボット工学も学んだ元NASAの職員で現コミックライターの著者がWEB上で、読者からの質問に答えるシリーズだ
人間の脳とコンピュータの計算はどっちが早いの? などと質問に科学的にユーモアを織り交ぜて答えてくれる
だから、光速のボールを打つには、投げられだ瞬間から衝撃波でピッチャーもバッターもキャッチャーも審判も消し飛ばされる
火の玉はきのこ雲を巻き起こす
バッターはデッドボールを受けたものとされ、一塁を得られる となる
他にも、Q 核燃料プールで泳いでも大丈夫?
A できるだけ深いところに潜水することがお勧めとのこと
ただし、プールに入る前に逮捕されるか射殺されるだろう
とか、
Q 地球上の人間が全員一緒にジャンプしたらどんな変化が見られるのか?
A 人類全員集めるとクリーブランド州の広さに収まるという
だから、全員でジャンプしても、気まずい雰囲気しか残らないんじゃないか
とか、
Q 元素記号順に元素を集めてみたい!できますか?
A 恐ろしいことが起こります
とか、
Q 地球を出て、セスナで飛ぶならどの星がいいですか?
A マイナス200度対策をすれば、タイタンがいい
更にマッハで飛べれば火星も飛ぶことができる
とか
ウィルスの拡散防止についても答えている
困った質問も、よくある質問も いろいろあるようで一冊の本にまとめるには、構成をしっかり考えないと掲載する質問と回答もチョイスが難しそうだなぁと思った
あまり笑える展開にはならなかったので残念