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この本に出会い、一年の訓練を経て視野が広がった。日頃から、考えるクセがつくようになり、抽象的な事柄と具体的な事柄を分けて整理できるようになってきた。
内容も分かりやすく、何度でも読み返せる一冊。手放せません。
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『「仕事ができる」とはどういうことか』を読んだ流れで読んでみた。
『ジョブ理論』とか『イシュードリブン』とかで言われてるようなことを実践する上で参考になると思った。つまり、課題の発見とか抽出を行う上で参考になると思った。『メモの魔力』で少し言及されていたことを詳しく解説してもらえた感じ。
座標軸って大事なんだなと思った。あと、DoubRing、折り曲げの法則も意識してみようと思った。
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・「言語化する」というのは抽象化することを意味する
・メタとは対象を離れたところから眺めること。抽象化とは具体のレベルをメタ認知することから生じる
・他人のことはなるべく具体的で詳細な事情まで考慮するようにし、自分のことはあまり特別視せずに引いた目で一般化してみるぐらいが、他人とのコミュニケーションではちょうど良い
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まさに読んでよかった一冊。日々のコミュニケーションの違和感なんかを払拭できると思う。具体と抽象概念に対してロジックツリーが多用されており、人によって言葉の定義や価値観が異なるものだと改めて認識することができた。とはいっても、人ごとにわかりやすく噛み砕いて説明すること自体が難しいのではあるが。今後もトレーニングを積み不毛な議論などせず、円滑なコミュニケーションを醸成していきたい。
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p10 試験問題には正解があるが、現実の問題には正解がないことがほとんど
p58 単に大量の事象をしっていることの付加価値は急速に減ってきている
不毛な議論の多くは具体と抽象のずれから来る
具体 特殊 五感で感じられる 枝葉 公倍数 すべて同等
抽象 一般 感じられない 幹 公約数 優先順位をつける
p93 抽象化とはまとめて一つにすること
線引すること、一言で表現すること、都合のよいように切り取ること、目的に合わせること 捨てること、言語化、図解すること、自由度を上げること 次元を増やすこと
見えない線をつなぐこと マジック・ミラーを破ること whyを問うこと メタで考えること 全体を俯瞰すること
p118 抽象化能力と知識量は直接相関しない
p139 日本社会の多くの分野では、皆の意見を聞いて決めるという川下の発想が支配していることでしょう。このことは系を刷新するような川上の発想が概ね苦手であることを示しています。
p154 自分のみている世界が実際にはほんの一部であるにも関わらず、それを全体だと思いこんでしまうという人間の認知バイアスによって、お互い自分が正しいと思ってしまうことが意見の違いとなります。
p162 抽象化の特色として、自分に都合のよい性質だけを取り出して解釈してしまうことが挙げられます
p168 議論の噛み合わなさ
加害者の人権も認めるべきだ 良くも悪くも一般論 抽象度が高い
お前は自分の家族が被害者でも同じことが言えるのか 個別具体的な話
いhとは立場や状況によって無意識のうちに具体と抽象のレベルを変えて話していますが、このようなコミュニケーションのギャップが後を絶たない理由の一つは、「スタンスの違いが存在すること自体が認識されていない」というメタレベルに存在しています
抽象 極論で言い切る 具体派の人たちは切り捨てられた枝葉が気になって仕方がない
p177 自分ー他人バイアスから抜け出すためにも、「自分のことは一般化して考え、他人のことは個別かつ具体的な評価までを考慮する」という逆のバイアスを、常に意識するぐらいでちょうどよいのではないでしょうか
p202 人類が抽象化によって生み出した最大最強のツール 言葉
都合のよいように切り取ることで多大な効果を生み出すと同時に、様々な誤解を生み出す諸悪の根源でもあるのは抽象化と同じです
p229 愛する人への態度とは対局の態度、すなわち徹底に無視することで、本当に愛する人にのみ時間やお金を費やすほうが良い人生を歩める可能性が高いでしょう
p267 抽象化とは、「都合のよいように切り取ること」である 切り取った側もそれを聞かされた側もそのことに気づいていない
したがって、これを回避するための手段は明確です。「どういう条件の下で」「どのような目的で」といった前提条件を明確にしてから言葉を使ったり、説明の内容を確認したりすればよいということです
p268 抽象の世界は、「見える人にしか見えない」 逆に具体の世界��誰にでも見える 抽象が見える人(正確に言えば具体も抽象も見える人)から具体しか見えてない人は見えても、逆はそうではないんです
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知の発展モデル(小さな正三角形から大きな正三角形へ)
横軸(具体)=知識や情報の量
縦軸(抽象)=抽象度
具体の世界のみに生きる人は抽象の世界は見えない、抽象の世界が見えている人は、具体の世界も見れる。具体は五感で感じられる分、見えない人はほとんどいないけど、抽象の世界は見える人にしか見えないということになる。しかし自分が見えている抽象の世界のものを他人も同じように見えていると考えるのは誤解を生む。
コミュニケーションのギャップ
原因は、一人ひとりの経験や知識、あるいは思考回路が異なることによって、違うものを見ていることに気づいていない、切り取っていることに気づいていない、ということ。見ているところが違うとは、具体的な要素なのか、抽象的な要素なのか。
コミュニケーションで重要なのは、具体や抽象の視点を持てるかどうか、そして、その中で行われていることが、どこに位置しているの把握する。
解決策は、どういう条件の下で、どのようなる目的で
という前提条件を明確にすること。
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内容としては主にコミュニケーションでギャップが生じる理由を中心に語られている。
話が噛み合わない理由として知識量の差のというよりはむしろ「抽象と具体」、そして「前提が合っていない」ことがあるという当たり前だが、意識しないと抜けるようなことが言語化されている。
しかしながらこれがわかったとしても抽象と具現の概念は全員に備えられているとは言わず、いくら話しても永遠にわからない人がいるというのは実感と同じ。
・抽象は縦の概念で具体は横の概念
・自然と人はラベル化していて抽象化しているが意識していないことで具体と抽象の区別ができていない。自分も自然とそんな思考をしてしまっているかもと思ってしまった。
・具体がわかりやすく、抽象がわかりにくいというのは嘘。
・抽象⇄具体はための思考力を決定的に分けるのは「能動性」。使いこなすには意志の強さが必要。
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例えば、「人は嘘をついてもいいのか?」との問に、
A「人間が清く正しく生きるためには嘘は許されない」と抽象の話をする人と、
B「嘘も方便で、例えば、他人を褒めるときは少しくらい大げさに褒めた方がいい」と具体の話をしている人が討論をしても、具体と抽象のレベルが違うので、永久に交わらない。
世の中の不毛な議論の殆どは、具体と抽象のレベルが違うから、小学生みたいな喧嘩になってしまいます。これがわかっただけでもとても興味深い本でした。
また、目の前に個別具体的な問題が発生したとして、個別的に解決すればその場は収まるが、また同じような問題が発生してしまいます。
この場合は、少し抽象度を上げて、そもそもこの問題が起こる原因を構造的に考えると・・・、根本的な問題解決となり、二度と同じような問題は起こらなくなります。
日々、経営上の問題に触れていると、すぐ具体的に解決しがちになります。
抽象化する、問題を引き起こした構造を考える、ということを意識し続けることが大事だと感じました。
↓メモ
具体病とは、言われたことをそのまま実行することしかできず、応用が利かない。環境の変化に対応できない
→真っ先にAIに置き換えられる
サブスク、あまり使わないが解約を忘れている
→勤め人としてその状態になっていないか?毎月払う価値のあるサブスクとは、マンネリ化せず、毎月新鮮な価値を提供してくれる
人類の知は、単なる量的な拡大だけでなく、質的な発展も遂げてきた
抽象化の最たるものはお金
単なる知識を詰め込み、情報量で勝負する世界であれば、人間よりも機械が勝っているのは明白
抽象度が上がれば上がるほど、理解できる人の数も少なくなる
具体は自由度が小さく、抽象は自由度が大きい
自分が見えている抽象の世界のものを他の人も同じように見えていると思うと、大きなコミュニケーションの誤解を生む
★これまでの知識と経験に頼った解決方法は、横(量的)の考え方です
インプットは抽象度の高い理論や法則で、アウトプットが具体的なアクション
★例:様々な部門に関連する複雑なシステムをコンセプトから見直す場合
→抽象度の高い全体の設計は、一人でやることが望ましい
日本社会の多くは、皆の意見を聞いて決めるという川下発想が支配している
具体と抽象という視点を持てるかどうか、その中でいま行われていることがどこなのか
★個別的な話と抽象的な話をぶつけても永久に交わらない
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とても良く考えられた「具体↔抽象ピラミッド」を用いることにより、具体と抽象の違い、抽象化・具体化の考え方がビジュアル的に理解でき、本質がとても捉えやすい。様々なシーンにこのアプローチが活用できる。とてもロジカルにまとめてあり、頭にInputしやすい。
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1 どんな本?
具体と抽象の往復をする為に、「具体とは?抽
象とは?」の説明や抽象思考の応用の仕方を29
問のトレーニングを交えて教えてくれる本。後半
一気に面白くなった。
2 何で読んだの?
(1) 思考力を向上させたいから。
(2) 具体と抽象の往復の仕方
(3) 具体→抽象→具体を出来る状態
3 構 成
全7章280頁
「人間の知的能力には縦軸と横軸がある。」と始
まり、「自ら能動的に考える力で人生を切り開い
てほしい。」と終わる。具体と抽象の説明から応
用まで図説と設問が要所にある構成になっていて
理解を補助している。
4 著者の問題提起
試験問題には正解があるが現実問題には正解が
無い事がほとんど。
5 命題に至った理由
AIの普及、進歩。
6 著者の解
具体と抽象の往復をして能動的に考える事が人
生を切り開く力になる。
7 重要な語句・文
(1) 折り曲げの法則
(2) 具体抽象ピラミッド
(3) 軸
(4) 川上と川下
(5) 抽象は見える人しか見えない
(6) アナロジー
(7) ダブリング
(8) 行動とはリスクを取って人を動かそうとする
事
8 感 想
前半はしつこく感じたが後半面白くなった。学
びには布石が必要だと感じた。
刺さったのは折り曲げの法則。そんな考え方も
あるのかと救われた気持ちになった。
深く知りたい事はアナロジー。結構難しかった。
この力を深めたい。
人に勧めるなら抽象的な事はわかる人にしかわ
からない事。わかると思って通じない事がたくさ
んある。
図説でダブリングなどのたくさんの概念を理解
した。
タイトル通りのトレだったが思考力が飛躍的に
アップしたかはこれからの私次第。
9 TODO
(1) 「行動」をする。
(2) 短所を気にしない。
(3) アナロジーの本を調べる。
(4) 軸を話し合う。
10 問 い
叡智とは?
11 答 え
見える人にしか見えないが誰でも見れるよう
になる。(トレ次第)
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具体化すること、抽象化することが、良い悪いではない。両者を把握して行き来する事で本質的問題やコミュニケーションギャップを解決できると理解した。ただし抽象化は難しいので鍛える必要あり。そのトレーニングが本書にはある。
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【星:2.0】
本の内容はタイトルどおり。
取り上げているテーマは個人的に興味がありいいもにだと思うのだが、中身が今1歩。
「具体と抽象」というテーマを意識したことがなければ目からウロコでいい本と感じたかもしれないが、このテーマを意識下に置いている自分にとっては中身にまとまりがなく、深さも感じない。
このテーマは受験の現代文をやれば基礎中の基礎中として出てくるもので、もっと分かりやすくかつ深堀りした受験参考書がいくらでもある。
「具体と抽象」というテーマの重要性に目をつけたという著者の感性はすごいと思うが、目をつけた事で満足してしまっているように感じてしまう。
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具体が正義と思い込んでた時期に読んだ本。具体すぎるが故に伝わりずらく相手を混乱させてしまう場合だってある。抽象化のほうが難しいと思う。個人的には。
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今までは成長のために具体的な実践方法などを大量に身につけようと考えていたが、その考え方を見直すきっかけとなった。
成長には具体論を学ぶだけではなく、1つのことから物事を抽象化し、そのほかに応用することも重要だと学ぶことができた。
過去の経験に頼って問題解決するのは思考停止に陥っているという内容には納得させられた。
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今まで自分が物事を具体的に捉えていたことを実感しました。
日常において「抽象化」を意識し、それを具体化して実行することから始めてみます。